勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

渋柿の長持ち

2009-08-05 23:13:41 | Weblog
 恋の花のアンコ椿は、三日遅れの便りをのせた片便りと歌われた。広大な庭の椿で名高い目白の館で、二日遅れの誕生祝の招待を受けた。誕生日は少しでも遅いほうがいい。
 夏は食欲も旺盛になる僕は、赤ワインでほろ酔い気分ではあったが、コース最後の肉料理もすべて胃の中に納まった。
 食後のデザートが目の前に置かれて思わず叫んだ。「すこしサバを読んでくれればいいのに~♪」。薄命なタイプだとばかり思っていた僕だが、実は「渋柿の長持ち」だったのか。。。

 しかし、どなたかが言っている。「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」と。

 66という数字が逆さになるまで生きようとは思わないが、もう少し頑張ってみるとしようか♪

ある場所

2009-08-03 03:25:53 | Weblog
 土曜日の小田原の眼科の帰り道、花火までの時間がタップリとある。出かけるときは泣き出しそうだった曇り空も、診察が終る頃には晴れ間も見えてきた。そこである方のお薦めの地『ある場所』へ足を伸ばそうと決めた。
 サザンビーチちがさきのシンボルは、二人で円のそばの台に立つと切れ目のある「円」が結ばれるという「縁結びの輪」。残念ながらひとりの僕には縁がなさそうだが。
 そのモニュメントの向こうには青い海が広がり、円の真ん中、水平線に微かに見える点のような影は、サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」にも歌われた烏帽子岩。
 晴れ間が広がった土曜の午後のビーチには、色とりどりのパラソルと、静かな夏の海を楽しむ人のざわめきが心地よい。


エボシ岩が遠くにみえる
涙あふれてかすんでる
 遠く烏帽子岩を眺めながら、寄せる波音にしばし耳を傾けると、サザンの歌声も聞こえてきそう。
 目を転じると、涙があふれているわけではないが、江ノ島がかすんで見える。潮騒と潮の香りに癒されて向かったのは、タクシーに案内された、海の幸が美味しいという「えぼし」という漁師小屋のようなお店。
 美味しいと聞いて注文した生シラスの、生臭さもなく喉ごしのいい新鮮な味に舌鼓を打つ。そして獲れたての海の幸で腹ごしらえをして、再び小田原に向かって花火を楽しんだ一日だった。

小田原の花火

2009-08-02 02:01:41 | Weblog
 隅田の花火から一週間、小田原の花火を見た。いつもより早く終った眼科の診察。迷った末、滅多にないチャンス。花火までの時間をどう過ごそうかと考えた。
 ある場所で時間を潰して早めに現地に行く。花火の開始までは4時間もある。花火が打ち上げられる酒匂川(さかわがわ)の河川敷は、場所取りの人が集まり始めている。河川敷から一段高い草の上に寝転んで、雲を見ながら夢想に耽る。こんな時間もいいものだ。
 辺りが暗くなり始める頃には、次々と押し寄せる人の波。浴衣美人が絶え間なく目の前を通る。目が冴えてきた。

 隅田の花火は遠く屋上からの観覧だったが、ここの花火は間近に見ることができる。今までとは違う迫力を楽しめた。皆さんもご一緒にいかがですか?
フィナーレのナイヤガラは、あちらこちらで歓声があがるほどの圧巻だった。

2週連続の花火の画像、しつこくてごめんなさい。