勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

恵方巻き

2011-02-02 22:22:41 | Weblog
 昔、節分は豆まきをする日だった。今、節分は恵方巻きを食べる日になったようだ。豆まきも恵方巻きもどちらも「まく」わけで、大した差はないかもしれないが。そもそも恵方巻きの風習は関西からだそうだが、年の数だけ豆を食べるよりは、具がたくさん入った太巻きを食べるほうが、美味いし腹の足しになる。


 ということで、一日早い恵方巻きを食べた。恵方とは、陰陽道でその年の干支に基づいてめでたいと定められた方角をいうらしい。今年の恵方は南南東だそうだが、我が部屋はほぼ南南東を向いている。縁起を担ぐことはあまりない僕だが、都合のいい時だけ信じることにしている、おめでたいご都合主義者である。

 恵方巻きには食べ方があるという。「その年の恵方を向いて、願い事を思い浮かべながら、終始無言で黙々と、途中でやめず、一気に食べ切る」というのが正式な食べ方らしい。欲張りな僕は願い事が多く、すべてを思い浮かべることができず、更におしゃべりなので、黙々と食べることも難しく(ひとりでしゃべりながら食べたら、阿呆巻きになってしまうが)、この大きめの太巻きを一気に食べることは困難。。。

 であるから、正式な食べ方が出来るはずもなく、今年も願い事は叶いそうもない。メディアや業者に踊らされていることはわかっていながら、美味いものが食べられる風習ならそれもいいか。