勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

Fly Me to the Moon

2011-02-17 01:57:41 | Weblog

 ポピュラーソングのスタンダードナンバー「Fly Me to the Moon」では、私を月に連れてって、そして星の中で遊ばせて(Fly me to the moon and let me play among the stars)と歌う。
 

 フランク永井は「羽田発7時50分」で、♪星も見えない空 淋しく眺め 待っていたけど 逢えない人よ・・・♪ と、逢えなかった、愛しい人に別れを告げ、羽田発の最終便で去って行く男の寂しさを歌う。 


 武者小路実篤の「愛と死」が原作の、石原裕次郎主演の映画「世界を賭ける恋」では、外国に旅立つ主人公が、旅先で恋人の死を知り、悲しみに打ちひしがれて羽田空港に降り立つ。


 一昔前まで、飛行機での旅行には夢とロマンがあった。今、飛行機は当たり前の交通手段である。新装なった羽田の国際空港に行ってきた。海外旅行をするためではない。月に飛んでいくわけでもない。失恋をしてひとり旅、などという感傷的なものでもない。


 羽田空港国際線旅客ターミナルの見学と江戸情緒あふれるショップでの食事が目的である。メディアで紹介されていたので、野次馬根性で足を向けたのだ。


 ここは江戸の町?と思わせるような作りのお店が立ち並び、映画のオープンセットと見紛うような一角に、飲食17店舗、物販8店舗が新たにオープンしたという。


 思ったより規模は小さく、取り立ててもの珍しいというわけではないが、外国の人には面白いかもしれない。飛行機の離着陸を見ることもできるが、夜のほうがきれいだそうだ。Fly me to the moon and let me play among the stars♪と歌いながら、月にも行ってみたいが、その前に星になってしまうだろう。