勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

反省

2008-06-15 12:30:21 | Weblog
 熱も下がり、昨夜、一週間ぶりに入った風呂のなんと爽快なことか。寝汗を掻いて何度も取り替えた下着とパジャマ、それらが洗濯機に溢れている。

 暑い夏が好きな僕にとって、真夏のような天気の数日間、恨めしくさえあった。4回に分けて洗いあげた洗濯物が、夏の陽射しと風に揺れる心地よさは久しぶりに味わう快感。

 日頃の不節制と自分の身体への過信、それらを思い知らされた今回の発熱。回復力は年齢とともに衰え、ダメージも大きい。若いころは一日寝れば治った風邪も、一週間では治らなくなった。熱が下がったとはいえ、油断は禁物、無理が利かない身体であることを自覚し、節制に心がけよう。


雨にも負けず 風にも負けず
雪にも 夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に 玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに よく見聞きし 分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の小さな茅葺き小屋にいて
東に病気の子どもあれば 行って 看病してやり
西に疲れた母あれば 行って その稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行って 怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や 訴訟があれば つまらないからやめろと言い
日照りの時は 涙を流し
寒さの夏は おろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず 苦にもされず
そういうものに わたしはなりたい

-雨ニモ負ケズ-
◇宮沢賢治◇

 欲は限りない。病気になって始めて知る健康であることの有難さ。何度も経験しながら学習不足、反省である。欲はなく、決して怒らず、いつも静かに笑っている賢治に学ぼう。

 皆様のところへの訪問が、しばし遅れることをご容赦ください。