この美しくも妖しげな花、「彼岸花」「曼珠沙華」のほかにも、「シビトバナ」「トウロウバナ」「カミソリバナ」「ステゴバナ」「ハミズハナミズ」「ノタイマツ」「カエンソウ」などその名は1,000以上あるという。
子どもの頃、墓地に咲きその血の様な赤い色から、どこか怖ろしげな花と思っていた。
しかし地面から力強く伸びる茎の先に真っ赤に咲くその花の美しさ、形の良さは、怖ろしさよりも、妖しげな魅力に溢れていることに気がついた。
葉のない花と思っていたが、花が終わった冬の初め頃、線状の葉を出し光合成をして養分を球根に蓄え、葉は翌年の春枯れる。そして夏から秋にかけ再び芽を出して、この時期に美しい花を咲かせるのだそうだ。
友の命日の昨日訪れた墓地にも、あちらこちらにこの花が妖艶に咲いていて、先日訪れた向島百花園とはまた別の趣を醸しだしていました。(画像大きくなります)
2005.09.29