勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

言葉の宝石

2005-09-16 23:43:55 | Weblog
 僕は、しばしば言葉の暴力を振るってしまうことがある。言葉は使いようによっては、凶器にもなるし、人の心を和ませる役割も果たす。
美しい言葉は時として宝石のような輝きを放ち、大きなダイヤモンドの指輪よりも光り輝き、その人を魅力的に見せてくれる。

 美しい立ち居振る舞いで、美しい日本語を話すことが出来たらそれはもう、どんな宝石を身にまとっても敵わない。

 日本語には七五調という美しい表現方法もある。美しい文章を読むとき、目で読むだけでなく、声を出して読むことによって、その美しさが倍増される。
昨日紹介した、「ジェットストリーム」の番組の中でのナレーションもその一つ。もう一度声を出して読んでみてください。
この番組を聞いたことのある方でしたら、あの日にタイムスリップできるかも知れませんよ。

◆こんな本もある 

        

「声に出して読みたい日本語」から
 ◆いま、暗誦文化は絶滅の危機に瀕している。歴史のなかで吟味され生き抜いてきた名文、名文句を声を出して読み上げてみると、そのリズムやテンポのよさが身体に沁み込んでくる。そして身体に活力を与える。


 御存知とは思いますが、この本のなかでも取り上げられている宮沢賢治の「風の又三郎」の一節を紹介します。

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

            『風の又三郎』
 
     どっどど どどうど どどうど どどう
 
     青いくるみも吹きとばせ

     すっぱいかりんもふきとばせ

     どっどど どどうど どどうど どどう

     どっどど どどうど どどうど どどう


     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

 「風の又三郎」は一人の転校生をめぐるものがたりです。 よそから不意にやってきて、またどこへともなく去ってゆく。そのあとには・・・。

この物語、もっと知りたい方は風の又三郎 をご覧下さい。
2005.09.16