勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

大銀杏も紅葉?

2005-09-25 23:45:47 | Weblog
 大相撲の千秋楽は外国勢の優勝決定戦で、今場所も朝青龍の優勝で幕が閉じた。
国技の大相撲も国際色豊かになり、今場所を盛り上げたのも外国勢。そのことに何の異論もない。
大リーグで日本の選手が活躍するのを見るのは楽しい。同じ様に日本の国技に外国人が活躍するのも時代なのだろう。
日本人力士に活躍して欲しいとは思うが・・・。

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

《朝日新聞・朝刊の「天声人語」から抜粋》 

 今日が千秋楽の大相撲では、関取の髪を黒く染めさせるかどうかが話題になった。バルト海に面した東欧の小国エストニア出身の把瑠都(ばると)である。生まれつきの金髪だが、入門からわずか8場所で関取に昇進し、その鮮やかな髪に改めて角界の目が集まった。

 関取になれば大銀杏を結うのが決まりだが、これまで金髪の大銀杏など見たことがない。今場所をわかせた琴欧州はブルガリアの生まれだが、髪は黒に近い。朝青龍らモンゴル勢や、曙らハワイ出身者にも金髪の関取はいなかった。

 「大銀杏は目立つからやはり黒く染めたほうが」という声が一部で伝えられた。だが日本相撲協会では「自然な色のままでよい」という意見が優勢のようだ。「生まれつきの髪がいい」と本人にも染める考えはないらしい。

 そういえば、秋を彩るイチョウの葉はもともと輝くような黄金色である。

     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆


 この記事を読んで思うのだが、髪の色をとやかく言うのなら、最初から入門させなければいい。その点では相撲協会の意見は妥当だと思う。
国際色豊かな関取がいるのだから、大銀杏の色も豊かになればそれはそれで面白いと思う。

 髪の色をとやかく言うのは、肌の色で差別をするのと同じではないのか。
ある運送会社の若手社員が髪を黄色く染めたことで解雇され、裁判で会社側が敗れたそうだ。

 髪の色や形でその人を判断するのはおかしい。茶色の髪も、縮れた髪も、生まれつきの人もいるだろうし、その人の好みの問題でもある。

 とかく外見だけで判断しがちですが、それも個性のうち、個性のない人間は面白くもない。問題は中身だと思うのですが、皆さんはどう思いますか?
若い人の茶髪やピアスを羨ましくさえ思う僕です。

間もなく銀杏が黄金色にいろづく季節がやって来る。
2005.09.25

     ◆     ◆     ◆     ◆     ◆

《訂正があります》
 先日の『ジェットストリーム』の記事で、「この番組今はない」とお伝えしましたが、調べてみたらTOKYO-FMで今もやっていました。ナレーションの城 達也氏は数年前に亡くなって今は違う人がやっているようです。
大変失礼しました。