愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

ビジャレアル-バルセロナ

2007-10-22 23:58:36 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/22(月)       
 
愛丸’s チェック        
エル・マドリガルでいい試合がなかなかできないバルサ。
今季、絶好調のビジャレアルがカーサでどうバルサを迎え撃つか。
2位、3位の対決。
ビジャレアルはここまで引っ張ってきたG・ロッシが累積でサスペンシオン。
攻撃での戦力ダウンが気になるが・・・。

試合はそのG・ロッシの代役と言っては失礼だが、G・ブランコがワントップで、なかなかの動き。
自らの得点は無かったが、ボールを受ける動き、ポストプレー、高水準でこなしてた。
ここにボールが入ると、しっかり攻撃できた。
その下には左からS・カソルラ、ピレス、カニ。
両サイドは攻守に渡ってチームに貢献。
高い攻撃力もさることながら、SBとの連携での守備も光った。
先制点はS・カソルラとG・ブランコのワンツーから。
ふたりの能力の高さから生まれた得点。
G・ブランコのヒールでの落としには、あのプジョルもただただ見てるしかなかった。
この後からは攻撃ではピレスにつきる。
果敢なドリブル突破が2つのPKをゲット。
サイドでプレーするより、今はトップ下でのプレーが一番しっくりきてそう。
守備の負担を軽減し、攻撃に専念することができれば、まだまだ働ける選手。
フアルタのもらいかたもベテランの味を出してる。
今、第2の春を、ここスペインで謳歌している。
強さ勝負のディフェンス陣もなんとか、あのバルサのテクニック、スピードを活かした攻撃を押さえ込むことができた。
先にも述べたが、中盤とDF陣との連携された守備がばつぐん。
これだけ組織だった守備ができれば、ある程度の強豪チームの攻撃は押さえ込めるだろう。
今シーズンのビジャレアルはなんかやってくれそうな予感。
バルサはホナウジーニョが召集外。
代表戦があったからだろうが、どうも何か匂う。
巷で噂されてるようなライカールトととの確執はほんとのことのように思うが・・・。
トゥーレ・ヤヤがけがしてるため、イニエスタはアンカーで使わざるを得ない状況で、ホナウジーニョの位置にはボージャンがリーガ初先発。
スペインU-21に飛び級で召集され、点まで取った好調ぶりはこの試合でも伺われた。
うまくポジションチェンジもできており、末恐ろしい17歳。
ただ、初先発し、いい動きを見せただけでなく、点まで取ってみせた。
メッシからのスルーをうまく受けて、ビエラの位置をしっかり確認し、ニアサイドを抜く落ち着き払ったシュート。
このゴールはバルサでは最年少記録。
リーガで見ても第3位。
メッシ、ボージャン、ジオバニの3人が今後のバルサをしょって立つだろう。
と、明るい話題はこれだけ。
前半で3失点し、後半はあの3-4-3の布陣に。
点を取りたいがためのシステム変更だったんだろうが、これが全く点が取れる雰囲気がない。
ライカールトはまだ懲りずにこれを試すのか。
気持ちのこもったプジョルのオーバーラップも実ることはなかった。
けが人が多いから、こんな試合になったんだろうが、中盤の3人の元気がないのがちょっと気になる。
チーム、代表と休む暇もなく働き続けており、ここがターンオーバーできないのは後々響いてきそう。
魅力的なあのポセッシオンサッカーはいつ復活するか。
使い続けてる若手もいつかへばってくるはず・・・。

ここで、ちょっと話は変わりますが、Nさん、イングランド負けましたね。
イングランドがEUROに出れないって事態は避けてもらいたいですが・・・。
11月が勝負っすね。

スコア 3-1

<得点者> 
ビジャレアル   S・カソルラ、M・セナ×2
バルセロナ    ボージャン
~愛丸's MVP~
ピレス(ただいま絶好調。あのドリブルにはまだ切れがある。ベテランの味もいかんなく発揮。試合後のアンリとのユニフォーム交換はなんだか新鮮だった)