愛丸のサッカー観戦記

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ボタフォゴ-コリンチャンス(コパ・スダメリカーナ)

2007-10-13 22:15:55 | その他
観戦日 10/13(土)       
 
愛丸’s チェック        
8月にマラカナンで行われた試合。
ボタフォゴは今季好調らしい。
それに引きかえコリンチェンスはあの頃の勢いが全くない。
カンピオナット・ブラジレイロでは降格圏をさまよう体たらくぶり。
テベス、マスケラーノ、ニウマール、輝いてた頃のC・アウベルト、いいメンバーが揃ってリベルタでも大暴れしていたチームにはとうてい及ばない。
ブラジルではフラメンゴに次ぐ2番目に人気のあるチームがこんなんでいいのか。
好対照なチームがどんな試合をするのか楽しみ。
試合はこの予想通り、ホームのボタフォゴの一方的なペース。
コリンチャンスは凌ぐので精一杯。
っていいても前半の1分に右から崩され、あっという間にレイナウドに押し込まれた。
気が入ってないというか、なんというか。
コリンチャンスはカンピナットにそうとう力を入れてるみたいで、この大会のこの試合はかなりメンバーを落としてたらしい。
それなら立ち上がりが不安なのもわかる。
この開始早々の失点で目が覚めるわけでもなく、こっからもボタフォゴが好き放題攻めた。
ボールを持つとなかなか取られないジョルジェ・エンリケ。
右サイドで爆発的なスピードを披露したジョリウソン。
それになんといっても、トップのアンドレ・リマ。
カンピオナットで現在得点王の選手。
こお試合の次の日にヘルタ・ベルリンへ向けって出発するみたい。
ボタフォゴのエースはこの日がラストマッチ。
点が欲しいって気持ちが十分伝わってくる魂バリバリのプレーが目立った。
これだけ気合が入ると空回りしそうなもんだが、やる選手はしっかりやれる。
C・アウベルトの不用意なバックパスをしっかり狙っていて、見事にゴールしてみせた。
サポーターの前まで一目散に走っていって、プラトーンポーズをしたシーンは感動的だった。
この点が3点目だったんだが、2点目となったFKも見事だった。
決めたのはL・フラビオ。
短い助走で強いキックではなかったが、かなり曲がって落ちるFKを披露。
さすがブラジル人って感じの技ありFKだった。
ボタフォゴは3バックプラスダブルボランチで鉄壁の守備。
1失点は喫したが、このシーン以外は危ない場面はなかった。
ただ、GKはかなり不安定。
よくもまあ、あんなGKでカンピナットで上位にいれるもんだと感心する。
ここの補強がしっかりできてれば、まだ首位争いができてたかも。
なんだかすごくもったいない。
コリンチャンスはほんと見るべきシーンが少なかった。
G・ネリとかいたが、セレソンに呼ばれていたときの輝きは微塵も感じられなかった。
よかったのはデンチーニョぐらいか。
U-18のブラジル代表の選手なんだが、後半の途中から出てきて、リズムを変えた。
テクニックはなかなかのもん。
唯一の得点もこの男。
左からのグラウンダーのクロスをうまく左足で合わせ、ニアサイドの上に突き刺した。
今後の活躍が楽しみだが、これぐらいの選手はブラジルにはわんさかいそう。
この試合、これが1legだったんだが、おそらくボタフォゴが次へ勝ち上がるはず。
そうすると、相手はリーベル。
放送されるのであれば、ちょっと見てみたい。

スコア 3-1

<得点者> 
ボタフォゴ   レイナウド、L・フラビオ、アンドレ・リマ
コリンチャンス デンチーニョ
~愛丸's MVP~
ジョリウソン(ちょっと線は細いが、スピードはかなりのもんがある。当たりにも負けず突破してたし、楽しみな選手。若いならいいんだが・・・)