愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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レバンテ-バルセロナ

2007-10-01 23:22:34 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/1(月)       
 
愛丸’s チェック        
バルサが2試合連続のフエスタ。
この日はフエラで。
ただ、大量点を取っただけではない。
まずは、アンリ。
前節、前々節と何度も決定機がありながら、ゴールを割れなかったが、この日は全く違った。
決まるときはいとも簡単に入るもの。
1つ決めたら、そこにはいつものアンリが。
まとめて3つ取って見せた。
バルセロニスタからの“今日は決めろ!アンリ”の横断幕が刺激になったか。
ここまで、あっさりいけたのは左にポジションをとってたからか。
今までは真ん中にいて、慣れないポストをやらされたりしながら、ペースがつかめなかったような気がする。
左から仕掛けたときのアンリはやっぱりアンリだった。
ここで、ホナウジーニョが復帰したらって問題が。
このクラックを控えに回すってのは考えられない。
エトーが復帰するまではホナウジーニョを真ん中で、左アンリってのが、ベスト。
エトーが復帰すると・・・。
それはそうなったときにライカールトが決めるだろう。
楽しみに待ってよう。
メッシも相変らず切れきれだし、バルサの攻撃陣はこれから充実する一方か。
ホナウジーニョがいなくなってから、チーム状態が上向きになったのは、何かあんのかな~。
バルサの明るいニュースはもうひとつ。
プジョルが後半から復帰。
今シーズン初お目見え。
DFの、チームのリーダーが帰ってきたことは、チームメイトに安心をもたらす。
アンリがハットトリックを決めたとき、真っ先に近寄って祝福する姿には、さすがプジョルって感じを覚えた。
いいことづくめのバルサだが、ヤヤ・トゥレのけがは気になる。
今シーズン、バルサを安定させてたのは間違いなくこの男のおかげ。
ここをできる選手がいないわけでもないが、チャビ、イニエスタをここで使うと、ちょっともったいない。
エジミウソンはけがだし、モッタはもういない。
そうなるとマルケスを使うのか。
レバンテはちょっと立ち直れそうにない。
降格が一番近いチームかも。
それなりの選手はいるのだが、まだチームになってない。
リーダーって呼べる選手がいない。
苦しいときに盛り上げる選手がいないと。
ベテランが多すぎるのも問題か。
サビオとリガなんか、テクニックとスピードで相手をかく乱させれそうだが・・・。
リガノに当てて、そのこぼれとか、エティアンがサイドから仕掛けるとか、なんとでもできそうだが。
守備も安定感がない。
チェックにいくのが遅い。
それなのに、ラインをあげるだけだと、バルサみたいなチームには簡単にやられる。
監督が変わるのも時間の問題か。

スコア 1-4

<得点者> 
レバンテ   ビケイラ
バルセロナ  アンリ×3、メッシ
~愛丸's MVP~
アンリ(やっと出ましたリーガ初ゴール。それに気をよくしたか一気にハットトリック。これからあのアンリがずっと見れるか)

トリノ-ユベントス

2007-10-01 21:19:44 | セリエA
観戦日 10/1(月)       
 
愛丸’s チェック        
4シーズンぶりのデルビー・トリノ。
あのトリノティフォージが大暴れしてからけっこう経った。
そんなことがないようなデルビーを期待。
今シーズンのトリノはしっかりした補強ができており、ノベッリーノ監督を迎えて、そんな無様なデルビーにはならないはず。
とにかく、輝くレコバがが見たい。
トリノは今シーズンの基本形、レコバとロジーナのダブル司令塔のシステムではなかった。
ロジーナがけがらしい。
このふたりのコンビがどんなものか、楽しみだったのに。
トップはベントラひとり。
確かに、ベントラは孤軍奮闘って感じでしっかり動いて、頑張ってた。
でもサポートが少なすぎた。
レコバがもっと近くにいればいいのだが、なんか、守備にもまわったりレコバらしからぬ動きでチームに貢献しようとしすぎ。
いつものレコバでいいのに。
ノッベリーノがレコバを乗せてる感じ。
中盤の他の選手も守備を意識しすぎてた。
局面を激しくって感じで戦ってた。
こういうのは、デルビーらしくていいんだが、点を取ることをもっと優先的に考えてほしかった。
いい動きだったのはコリーニ。
どこにいっても、何歳になっても、しっかりチームの中心として働ける。
いかにもレジスタってタイプは相変らずで、気の利いたロングパスをよく通してた。
ただ、パスを供給するだけでなく、守備もしかりこなしてた。
こういう選手がチームひとりいればすごく助かる。
途中出場の左SBルビンが流れを変えつつあったが、積極性があっただけで、点を取るまでにはいたらなかった。
中盤での激しさで、99~00シーズン以来のスコアレス・ドローかと思われたデルビー・トリノだったが、ロスタイムにデッラフィオーレのクリアミスからトレゼゲに決められ、敗戦。
この失点は痛かった。
あれだけ激しくしっても守りきれず。
これで、トリノは気を落とさないならいいが・・・。
ユーベはかなり勝負強い。
お世辞にもいいサッカーをやってたとは思えない。
トレゼゲは仕事をしたのはあの得点シーンのみ。
デル・ピエロは広範囲にわたってボールを触ってたが、なかなか決定的な仕事はできてなかった。
ネドベドも激しさはいつも通りだったが、フィニシュに絡むシーンはあまり見られなかった。
パッラディーノが中盤の右でそれなりにやれてたが、本職がFWなんで、クロスの精度なんかはいまいち。
ユーベは中盤のセンターでしっかりパスを配給できる選手がいない。
アルミロンあたりがこの仕事を担っていくんだろうが、この男も生粋のレジスタではない。
ここからしっかり攻撃が組み立てられれば、もっとユーベの得点は増えてきそうだが。
中盤での激しさではトリノに負けず、しっかり戦えてた。
この劇的な勝利で、インテルに離されることはなかった。
ローマが失速気味で、ミランの調子が上がらない今、インテルに張れるのはユーベだけ。
もうデルビー・イタリーとは呼べないが、この直接対決はおもしろい試合になりそう。
それまで、ユーベにはこの調子を持続してもらいたい。

スコア 0-1

<得点者> 
ユベントス   トレゼゲ
~愛丸's MVP~
キエッリーニ(本職はSBなのに、この試合ではしっかりCBをこなしてた。カバーリング能力はかなり高いものがありそう)

ローマ-インテル

2007-10-01 18:55:33 | セリエA
観戦日 10/1(月)       
 
愛丸’s チェック        
セリエの首位攻防。
無敗同士の戦い。
今シーズンのイタリアスーペルコパではローマが圧勝を収めてる。
さて、このオリンピコでの試合は・・・。
ローマはトッティ、ペロッタ、フアンが休養から戻ってきた。
その代わり、タッデイ、アクイラーニがけが。
それでも、ジュリ、ピサロと実力十分のバックアッパーが。
ローマはいつもの戦いに終始するだけ。
いかにトッティを追い越していく選手が多いか、そこが鍵になる。
インテルはズラタンのワントップで、中盤を5人にするシムテム。
マンチーニがワントップをってのはあんまり見たことがない。
この中盤を厚くするシステムが意外とローマにははまった。
ローマはなかなか中盤でボールが支配できない。
そうなるとトッティにもボールが入らず、そこを追い越していくなんてことは到底無理。
インテルのポゼッションが高いため、ローマの中盤は守備にまわる機会が多かった。
いつものローマサッカーが全くできてないわけではなかったが、迫力は感じられなかった。
それでも、ホームだし、なんとか行くにはいってたが・・・。
ここでインテルのカウンターがはまる。
セーザルが持ち込んで、シュート。
これはドニがうまく反応してセーブしたが、このこぼれを後ろから走ってきたズラタンがヘッド。
ジュリが戻ってきてカバーしたまではすばらしかったが、手でボールをストップ。
リゴーレは与えるは、退場になるはで、ローマはダブルのショック。
ローマはここで失点し、なおかつ10人に。
それでも、ローマはあのサッカーを続けた。
それが功を奏して、ペロッタが同点レテを。
マクスウェルの対応のまずさに助けられた感はあったが、それでも劣勢の中、しっかり追いつくあたり、さすがローマ。
ここでローマは踏ん張れなかった。
ズラタン、ダクールがけが交代したのがポイントに。
このふたりに代えてクレスポ、J・クルスを投入。
このマンチーニ采配がずばり的中。
ツートップになってから、ローマはどうすることもできなくなった。
ここからはインテルのショー。
カンビアッソ、クレスポのアルゼンチンコンビで点は取るは、J・クルスの見事なミドルはあるは、最後はコルドバのヘッド。
ここまでローマがやられるとは思わなかったが、点を取られだすと止まらないのは、昨シーズンのCLで見たような・・・。
あのユーベ戦のヤクインタの同点レテから、ローマはどこか歯車が狂いだした。
この嫌な流れの中、ミッドウイークはユナイテッド戦。
こういう大量失点は避けてもらいたい。
気持ちが切れてないことを願う。
インテルはこの勝利で更に加速していきそう。
バックアッパー的存在のFWにも点が生まれ、中盤の選手は切れがある。
このいい流れでCL初勝利を上げるだろう。
気になるのはズラタンとダクールのけが。
ズラタンは足の甲。
ダクールは鼠頚部。
ふたりともベンチに座ってたから、たいしたけがではないと思うが、ただでさえ厳しいCLのメンバー構成だから、もうこうれ以上出れない選手を出したくない。
インテルはほんとこの勝利で、他をかなり突き放した感が。
3連覇も夢ではない。

スコア 1-4

<得点者> 
ローマ   ペロッタ
インテル  イブラヒモビッチ、クレスポ、J・クルス、コルドバ
~愛丸's MVP~
カンビアッソ(中盤での守備だけでなく、フィニッシュにもたびたび顔を出してた。これがかなり効果的。フィーゴとともにただいま絶好調)