愛丸のサッカー観戦記

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チェルシー-マンチェスターC

2007-10-31 00:58:57 | プレミアリーグ
観戦日 10/30(火)       
 
愛丸’s チェック        
なかなか調子の上がらないチェルシー。
それでもモウリーニョ解任のショックからはだいぶ立ち直ってきてそう。
テンカーテがコーチでやってきて、この沈んだチームをどう立て直すかも見もの。
現在3位と絶好調のシティ。
若手がしっかり仕事をし、チームとしてのまとまりもいい。
この勢いでチェルシーをスタンフォード・ブリッジで叩きたいところ。

試合は思わぬ展開になった。
昨シーズンまでだったら思わぬなんて表現はしなかったはずだが、今シーズンだけを考えるとこうなった。
チェルシーはドログバをトップに右J・コール、左カルーの4-3-3。
やっぱりこれが一番しっくりきてる。
攻撃もスムーズ。
ランパードも元気にプレー。
この男がいなかった時期が一番どん底だったことを考えると、チェルシーを支えてたのはランパード。
故障もせず、連続出場を続けてたから強いチェルシーが持続できてた。
代えのきかない選手。
この試合でもシュートこそハートに止められたが、このこぼれから2得点。
枠を捉えるシュートの重要性がわかった。
これにエッシェン、ミケルの3センターは文句の付けようがなかった。
テリーがいなかったDF陣もこの試合は全員が最高のパフォーマンス。
右のベレッチ、左のP・フェレイラ、攻守にわたって活躍。
こんないいSBの攻撃参加は、今シーズンのチェルシーでは見られなかった。
ここからがチェルシーの本番か。
最後の最後にシェバもゴールでき、とりあえず役者はそろった。
この大勝がチームに与えた影響は非常に大きいと思う。
シティはちょっと不甲斐無かった。
シティオブマンチェスターではあれだけの強さを発揮できるのに、アウエーとなるとなかなかあのパフォーマンスができない。
何が原因なのか。
使う選手をそんなにいじることもなく、やるサッカーも同じなのに。
この試合ではトップは好調E・ムペンザではなく、サマラス。
悪くない選手なんだが、ビアンキをベンチにってなら、こっちを使った方がおもしろかったかも。
途中で出てきたが、魂が感じられた。
この試合でシティの問題点がちらほら。
1つはエラーノのポジショニング。
高い位置でプレーしてるときは、サマラスが孤立することもなく、2トップに近い型で相手にそれなりの脅威を与えることができてたが、下がってプレーするとサマラスは孤立。
エラーノには自由が与えられてるんだろうが、もっとトップに近い位置で自由に動いてもらいたい。
そうしないとチャンスが不意になる。
2つ目はDF陣の横の距離感。
特にM・リチャーズとガリードの間。
何本スルーを通されたことか。
通されただけならまだいいとしても、それが点につながったとなると大問題。
エッシェンは絶えずこの門を狙ってた。
M・リチャーズが早い時間からかなりイライラしてたのにも問題がある。
もっと冷静にプレーしないと、ビッグクラブが相手ならまんまとやられることになる。
若手中心のいいチームなんだが、この試合ではその若手がピリッとしなかった。
先に述べたM・リチャーズ、アイルランド、M・ジョンソンといつものプレーができてなかった。
これをいい経験に、もっと上を目指してもらいたい。
エリクソンならどうにかしてくれるはず。

スコア 6-0

<得点者> 
チェルシー  エッシェン、ドログバ×2、J・コール、カルー、シェフチェンコ
~愛丸's MVP~
エッシェン(先制点でチームに勢いをつけた。攻撃で光る部分、守備で光る部分、どちらも申し分なかった)