愛丸のサッカー観戦記

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エバートン-リバプール

2007-10-23 20:11:54 | プレミアリーグ
観戦日 10/23(火)       
 
愛丸’s チェック        
グディソン・パークでのマージーサイドダービー。
プレミアでも1、2を争う激しいダービー。
昨シーズンは3-0でエバートンが圧勝したが・・・。
国際Aマッチウイークの影響でリバプールの選手は11人が各国の代表に召集。
この疲れがどう出るか。
ミッドウイークにはCLも控えており、状況的にはエバートンが有利だが。

試合はダービーらしく、中盤で潰し合う激しいものに。
どちらもなかなかFWにいいボールが入らない。
リバプールはカイト、ボロニンの2トップ。
最近、FWの核になりつつあったF・トーレスは代表の練習でけがした模様。
だいぶチーム、リーグにも馴染んできていたところで、この離脱はちょっと痛い。
中盤はひさびさジェラードを右に。
左にはベナユン、センターはマスケラーノとシソコ。
CLでのマルセイユとの試合で、みっともないプレーに終始していたシソコをラファは見捨ててなかった。
確かに身体能力は半端じゃないものがあるが、基礎的なものが欠如している。
この試合でもパスの成功率の低いこと。
ボールをカットしたり、激しいタックルにいったりといったシーンも少なかった。
こうなるとただの人数合わせ。
ジェラードをセンターに右にはバベルかペナントでいいように思うが・・・。
これがラファの言うところのターンオーバーなのか。
先制されたが、カウンターからPKを獲得し、なおかつここでファールを犯したヒバートが退場し、10対11の状況になったにも関わらず、五分の戦い。
攻撃面では今のリバプールは問題が山積み。
後は選手交代も謎が。
どう考えてもルーカスを投入するならシソコとの交代のはずが、ジェラードとの交代。
逆転している状況ならまだしも、1-1の状態で一番可能性のある選手を代えるか?
CLを見据えてのもんなんだろうが・・・。
結果、勝ったからよかったが、ラファはこのマージーサイドダービーを甘く見てる気がする。
プレミア制覇を目指してるって言葉と矛盾している。
エバートンはけが人が多いなかよくやってた。
特に光ってたのはレスコット。
イングランド代表にも呼ばれ、今一番脂が乗ってる。
見た感じはいかにもイングランドのディフェンダーって感じだが、なかなか足元の技術に長けてる。
強さも兼ね備え、特殊なタイプのSB。
よくフィニッシュのシーンにも絡んできてた。
あとはアルテタ。
一度ラ・レアルに戻ったときは、スペインじゃ全く通用しない選手だったが、プレミアではあのテクニックは十分通用する。
あの頃より上達したんだろうが、今はエバートンの中心選手。
ケイヒルが復帰すれば、わくわくするようなプレーが見られそう。
トップも同じ。
今はヤクブがひとりで引っ張っていってる。
A・Jがけがから復帰すれば、破壊力抜群の2トップになるはず。
エバートンはPK2発にやられて負けはしたが、魂はリバプールを上回ってた。
けが人が多いこの時期を我慢できれば、上位も狙えるはず。
この熱い魂を今後も期待。

スコア 1-2

<得点者> 
エバートン   OG
リバプール   カイト×2
~愛丸's MVP~
マスケラーノ(いけてないシソコの穴をしっかり埋めることができた。この男ひとりへの負担が多い気がするが・・・)