愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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R・マドリー-ディポルティボ

2007-10-29 23:28:58 | リーガエスパニョーラ
観戦日 10/29(月)       
 
愛丸’s チェック        
開幕当初の勢いが薄れつつあるマドリーだが、CLでの勝利でまた上昇モードに。
一方ディポルはそれなりのサッカーをしているが、結果がついてこない。
うまく若手中心にシフトチェンジができれば以前みたいにおもしろい存在になりそうだが。
マドリーを撃破できれば、勢いづくのは間違いないが・・・。
マドリーもサンチャゴ・ベルナベウで無様なサッカーはできない。
どんなサッカーを披露してくれるか。

マドリーはけが人が何人か出て、ここはターンオーバー。
ニステルのパートナーにはサビオラが。
期待して見てたんだが、なかなかうまく試合に入り込めてない。
ニステルが中心なのはわかってるが、もっとそれに絡んでいけるようになんないと、チームからの信頼が得られない。
裏をつく動きも大事だが、もっとボールに絡まないと。
後半途中にラウルと交代させられたが、このラウルがマドリディスモ全開で勝ち越し点を取ったもんだから、サビオラの株は下がっただろう。
ここで終わる選手じゃないから、もっと奮起してもらいたい。
休みなくグティはピボーテで輝きまくり。
ディポルは決してグティを甘くみてるわけではないはずだが、いとも簡単にフリーになり、いとも簡単にスルーを通してた。
あの危険な位置でグティをフリーにしたら、どのチームでもやられる。
ほんと今がピークかも。
信頼されて使われ続ければ、これぐらいやれる選手。
もっと昔からピボーテで固定して使ってれば、マドリーの停滞期はなかったかも。
ほんと、今のマドリーはラウルとグティが支えてる。
このふたりのコンディションがずっと好調ってわけはないので、その時をどう乗り切るか。
ここがうまくいったら、連覇は間違いない。
ディポルは開始1分に先制し、幸先いいスタートを切ったが、耐えることはできなかった。
前半は両サイドが攻撃的に振る舞いチャンスを多く作ったが、ここで点が取れなかったのが響いた。
M・パブロに元気が戻ってき、左のフェリペもなかなかの動き。
SBがうまく攻撃に参加できれば、いつかは点が取れる。
これにグアルタードがもっと輝けば申し分ないんだが・・・。
この日は今までほどの切れは感じられなかった。
それとトップ。
チスコは先制点を取ったわけで、不合格ってわけではないが、前節いい仕事をしてたボティポを先発させた方がよかったような。
昨シーズンをけがで棒にふったこの男のやる気が違うはず。
リーガで結果を残せてるから、使っても失敗しない。
この試合を見る限り、ディポルは今の順位にいるチームではない。
これを続けれれば、必ず結果はついてくる。
カーサでの強さは証明してるから、あとはフエラをどう乗り切るか。
1つ勢いがつけば、とんとんと上がっていける。
楽しみに見ていくとしよう。

スコア 3-1

<得点者> 
R・マドリー   V・ニステルローイ、ラウル、ホビーニョ
ディポルティボ  チスコ
~愛丸's MVP~
グティ(過密日程の中、あの切れは衰えてない。ただいま絶好調。リーガでナンバー1のピボーテに。あのスルーは芸術品)

リバプール-アーセナル

2007-10-29 21:07:07 | プレミアリーグ
観戦日 10/29(月)       
 
愛丸’s チェック        
CLでかなりの窮地に追い込まれたリバプール。
逆に、CLでもプレミアでも絶好調のアーセナル。
全く正反対のチームコンディションの両チーム。
アンフィールドの力を借りて、この試合を上昇のきっかけにしたいリバプールと勢いのまま叩きたいアーセナル。
魂とテクニックのぶつかり合いのなりそう。
リバプールはけが明けのふたりがどう働いてくれるかが鍵になりそう。

試合はホームのリバプールが早い時間に先制。
ボールを支配されてる時間が多かったが、ひとつのチャンスをしっかりものにした。
いい位置でのFKをジェラードが豪快に決めてみせた。
リーセが動かしてからのシュートだったが、アーセナルは壁を割ってはいかん。
ひとつ動かしてるから、チェックに行くのもわかるが、キッカーがジェラードってことを考えると、しっかり壁で防げたはず。
この手痛い壁のミスがなかったら・・・。
リバプールはこの試合、はなっからカウンターを狙うサッカーを。
そうだったら、右のサイドにはバベルが適任だったように思う。
ボロニンもしっかり守備をする選手だが、スピードがない。
トップで使うならまだ良かったが、サイドってプレーヤーではない。
ラファはけっこうお気に入りみたいだが、もっとF・トーレスの近くでプレーさせた方がいい。
そのF・トーレスだが、けが明けの影響か、しっかりポストプレーができてなかった。
どうも何かを気にしてた。
ジェラード、X・アロンソから出たパスへの反応が鈍い。
このFW、いいパートナーがいて活きてくる選手。
このままワントップで使うと、アトレチコ時代の燻ってたころに戻りそう。
リバプールは2トップでいった方が破壊力が増すはず。
アーセナルはアンフィールドでも自慢のパスサッカーを十分に披露してた。
チーム状態がほんとにいい。
選手全員が同じ方向に向かってしっかりプレーできてる。
パスの成功率は世界でナンバー1のチームかも。
ただ、自陣で回すってわけではなく、相手が嫌がる一発でチャンスになるエリアでおもしろいようにパスが回る。
それも少ないタッチ数で。
このパスサッカー、セスクの成長とアデバイヨールの気持ちが支えてる。
セスクはチームの中心としてのキャプテンシーみたいなものが芽生えた。
アデバイヨールはアンリがいなくなって、俺の出番とばかりに技術が向上した。
これはいい気分でプレーできてる証拠。
これにつられる様に周りも活き活きとプレー。
このパスサッカーに、最近よく見られるようになったミドルもあるもんだから、リバプールDF陣はかなりあっぷあっぷに。
魂だけでのDFになってた。
こんないいアーセナルだが、この試合ではなかなか点が取れず。
ポストに当たったのがふたつ、このこぼれを狙って枠に飛ばなかったのもふたつ。
これのどちらかが決まってれば、勝てた試合だった。
この辺は昨シーズンまでのお茶目なアーセナル。
それでもセスクがうまい2列目からの飛び出しで同点ゴールを上げ、負けないとこはあの無敗優勝したシーズンと同じ匂いがする。
今シーズンのアーセナルはひょっとすとひょっとするかも。
そういえば、プレミアだけ見ると、リバプールも無敗を継続中。

スコア 1-1

<得点者> 
リバプール   ジェラード
アーセナル   セスク
~愛丸's MVP~
セスク(とても20歳とは思えない落ち着きぶり。冷静なパス回しに、効果的な攻め上がり。それにいいミドルも打てる。もうトッププレーヤーの仲間入り)