愛丸のサッカー観戦記

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ベシクタシュ-FCポルト

2007-10-06 21:56:53 | チャンピオンズリーグ
観戦日 10/6(土)       
 
愛丸’s チェック        
トルコホームでは非常にやりにくいはずのポルト。
ベシクタシュはこのホームでの大歓声に応えて、是が非でも勝ちたいところ。
どんな強豪チームでも、トルコで戦うのは嫌だろう。
この地の利を十分に活かして、アウエーをうまく乗り切れば、GL突破も見えてくる。
ポルトはビッグイヤーを獲得したときよりは小粒になったが、クアレスマ、ルチョが残留してくれた今シーズンはそれなりの順位を狙えそう。
ベシクタシュは流れの中での予感が感じられなかった。
右SBのS・クルトゥルシュが攻撃参加できればそれなりに形にはなったが、クアレスマ対策で、なかなかオーバーラップできず。
期待のFWボボが早々に交代を余儀なくされたのも響いたか。
代わったM・ノブレも悪いできではなかったが、目じりを切るアクシデントなんかもあった、十分なプレーはできなかったはず。
こうなるとチャンスを作ったのはテージョのセットプレー。
あの左足はかなりの高性能。
DFラインとGKの間にピンポイントに落としてくる。
CKの精度も抜群で、このセットプレーでポルトはひやひやしたはず。
デルガドもテクニシャンなんだが、効果的な攻めはできてなかった。
これはポルトにも言えることだが、決定力のあるトップの選手がほしい。
チームとしてのまとまりは感じられるが、このホームでの黒星はいずれ重く圧し掛かってきそう。
ポルトは先にも書いたが、トップに問題ありあり。
L・ロペスはワントップを張る選手ではない。
守備をよくするから使われてるんだろうが、高い位置でボールが奪えたとき、L・ロペスは低い位置にいる。
これだと、うまくカウンターに繋がらない。
やっぱり、3トップの右で使うのがベスト。
クアレスマはあの足技をふんだんに披露したが、これが、チャンスに直接繋がったのは数少なかった。
これに比べて、ルチョが攻撃に絡んだときはたいていがビッグチャンスに。
中盤でバランスを取りながら、機を見て攻撃へ。
このタイミングが絶妙。
決勝ゴールもルチョの落としを、クアレスマがつめて冷静にGKのニアサイドを抜いたシュート。
この後半のロスタイムは4-3-3から4-4-2にシステム変更してた。
ぱっとしないアドリアーノとクアレスマがツートップで、ルチョが攻撃的な位置。
これで最後の最後に点が奪えた。
アウエーで、勝ち点3を狙いに行った、このポルトサッカーは誉められたもん。
こういう気持ちで戦ってくれれば、決勝トーナメントにも悠々進めるはず。
とにかくルチョに元気にがんばってほしい。
点が期待できるトップは冬まで諦めよう。

スコア 0-1

<得点者> 
FCポルト   クアレスマ
~愛丸's MVP~
L・ゴンサレス(今、もっともあぶらが乗ってる。攻守に渡って大活躍。攻撃に出るときのタイミングは絶妙)