愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ビジャレアル-バルセロナ

2007-04-23 22:26:09 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
エル・マドリガルでビジャレアルがやってくれた。
バルサは決定機を物にすることができず、無得点で敗戦。
上位チームとの対戦を終え、あとはサラゴサ、ビジャレアル、アトレチコ戦をうまく乗り切ればって言われてたが、そのうち2つで敗戦。
今シーズンのバルサを象徴する戦いで敗戦。
トリデンテ・マヒコで望んだ試合では負けがなく、この試合もいける感が漂ってたが。
そんなに甘くなかった。
コパ・デルレイでマラドーナを思わせる5人抜きドリブルシュートを決めたメッシも鳴りを潜めた。
ひさびさ登場のホナウジーニョも輝きと笑顔はなかった。
この休養中に4キロ痩せたらしいが、見た感じはげっそりという感じはなく、やっぱりあの頃はウエイトオーバーだったのか。
エトーはあの決定力が披露できず。
止められすぎ。
何もできずにでの敗戦じゃなかっただけに悔やまれる。
プジョルからのみ熱いバルサ魂が伝わってきた。
この気持ちが全体から出てこんことには捲くられる。
このミッドウイークにエジプトに行ってる場合ではない。
どうするバルサ。
ビジャレアルはしっかり守って、見事なコントラを披露。
今シーズン、いまいちだったが、この試合では昨シーズンのいいビジャレアルがここにあった。
リケルメほどの切れとファンタジーはなかったが、決定的な仕事をしたピレスがいた。
ピレスがここで復活。
アーセナルで輝いてた時期よりかは年齢も重ね、多少は落ちるが、それでもピレスだった。
CBにはシガンもおり、アーセナルのお古でチームができてる。
次は誰がくるだろう。
あとよかったのはカニ。
サラゴサでアシスト王を取った昨シーズンの切れを出せないままでいたが、この終盤にきてやっと発揮できるように。
ピレスに通したダイレクトスルーはお見事だった。
マティが帰ってくると、また出番を失うかもしれんが、やれることを証明した。
いいバックアッパーになれる。
今、ビジャレアルは若返りの真っ只中。
左はマルコスがいて、S・カソルラの買戻しも検討中らしい。
G・ロドリゲスも復帰間近で来シーズン、また台風の目になるかも。
このバルサ撃退が大きな自信になるはず。
それにしてもバルサは痛い敗戦。
優勝はバルサ、セビージャ、マドリーのいずれか。
日程を考えるとマドリーが有利だが、セビージャとの直対が待ってる。
今、一番リーガが熱い。

スコア 2-0
<得点者> 
ビジャレアル   ピレス、マルコス
~愛丸's MVP~
カニ(見事な2アシスト。今まで眠っていた男が目をさました。これからどんな使われかたをするか楽しみ)

セビージャ-A・ビルバオ

2007-04-23 20:36:09 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
セビージャ、リーガでひさびさの快勝。
サンチャス・ピスファンでのフエスタ。
カヌーテを温存しての、快勝劇で非常に意味がある。
左サイドもアドリアーノではなく、プエルタ。
ここもうまくターンオーバーできた。
アドリアーノとプエルタにはちょっと差があるように感じてたが、この試合を見る限りプエルタはだいぶ調子を戻してきた。
GKの位置をしっかり確認し、角度のない位置からニアを豪快に抜くシュートを決めてみせた。
このシュートに至るまでの動きもよく、アドリアーノだけに頼る左サイドではなくなった。
右は相変らず好調キープ。
前半は押さえ気味だったが、後半、J・ナバスもD・アウベスもいつものプレーを。
いっちゃ悪いが、ビルバオのDF陣だと止められない。
それに、この試合、L・ファビアーノが大活躍。
1ゴール、2アシスト。
前半、ペナルティを外したときはやっぱりかと思ったが、そこからへこむことなくその失敗を取り返した。
乗ったブラジル人はやっぱりすごい。
ケルジャコフとのコンビもまずまず。
2つのカップ戦にリーガと全てのコンペティションで優勝が狙える位置におり、どう戦っていくか。
うまくターンオーバーできる陣容なだけに、全てを狙っていってもらいたい。
ビルバオは前半はうまく立ち回ったが、後半開始早々に失点したのが響いた。
好調、ウルサイスをどうして先発させなかったのが不思議。
歳も歳だし、連戦が無理なのかもしれんが、3点リードされた段階で使うのはどうかと。
最初からこのベテランがいる方が相手も嫌なはず。
それとジェステのポジション。
ピボーテって感じではない。
やれなくもないし、デ・ラ・ペーニャみたいな起用を考えてるんだろうが、もっと攻撃的に行かないと活きてこない。
フィニッシュにも絡めるし、もう1つ前のポジションがいいはず。
現に、前に行ってから、点も取れたわけだし。
降格圏を脱出したとはいえ、まだ安泰なわけではないので、気を引き締めて戦ってもらいたい。
絶対、セグンダには行ったらいかん!
そのためにはGKはアランスビアじゃないと。
けがで途中交代したが、ラフエンテがこれまたいけてなかった。
ポジショニングのミスが多い。
アランスビアのけがが深刻でないことを祈る。

スコア 4-1
<得点者> 
セビージャ   ケルジャコフ、プエルタ、チェバントン、L・ファビアーノ
A・ビルバオ  ジェステ
~愛丸's MVP~
L・ファビアーノ(PKを失敗したにもかかわらず、その後のプレーでそれを払拭。あれだけ切れてるのはサンパウロにいた時以来か)

ユナイテッド-ミドルスブラ

2007-04-23 17:04:46 | プレミアリーグ
観戦日 4/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
この大事な時期に、ホームで痛いドロー。
相手は格下のボロ。
このボロ、ビッグ4にはめっぽう強い。
このパフォーマンスを常時できれば、もっと上の順位にいるはずなのに。
ユナイテッドはここにきてけが人が増えてきた。
この試合でもリオが前半で退いた。
CL、リーグ戦を見据えて無理をさせなかったのだろう。
これが深刻なものだったら、今までユナイテッドを支えてきた両CBがいなくなることになる。
これだけはどうしても避けたい。
ミッドウイークのミラン戦には元気に登場してもらわんと。
で、後半はオシェイとブラウンのコンビ。
これで無失点だったからよかった。
それだけ、攻撃的にいってた証拠。
ルーニー、スールシャール、ギグス、C・ロナウドこれで攻撃的なならんわけがない。
それでもゴールを奪えず。
からだを張ったボロDF陣には恐れ入った。
シュウォーツァーがビッグセーブをってシーンがあまりなかったことかも、DFラインでストップしてたのがわかる。
ルーニーのシュートが枠を捉えなかったのもあるが。
こいう時に、ルーニーは点が取れない。
苦しい時こそ輝いてほしい選手なのに。
まだまだベテランがやらんことには。
C・ロナウドも時折あの個人技を披露してたが、効果的ではなかった。
ほんとに痛いドロー。
チェルシーの結果がどうなったかまだわからないが、たぶん勝ち点差はつまったであろう。
こうなると戦力的にチェルシーが有利なように思うが。
両チームのファンではないから、このドローでプレミアがさらに面白くなってボロには感謝。
そのボロ、DFラインだけではなく、センターハーフのボアテンクもよく動いてからだを張った。
ホッチェンバックはどうかと思うが、ダウニング、キャタモールの両サイドもしっかり守備をこなした。
それに2トップ。
ビドゥカ、ヤクブのキープ力はたいしたもん。
強いだけでなく、うまい。
ヤクブはスピードもある。
ビドゥカのあのダイビングヘッドは迫力満点だった。
ここでユナイテッドに一泡吹かせたのは、今シーズンの最大のサプライズ。
これでチェルシーの逆転優勝とかいうことになると、MVPはボロになるか。
モウリーニョの笑顔が想像できる。

スコア 1-1
<得点者> 
ユナイテッド   リチャードソン
ミドルスブラ   ビドゥカ
~愛丸's MVP~
ボアテンク(そうとう動いて、攻撃に守備に貢献。途中ひざを痛めた感があったが、魂で自分の仕事をやりぬいた)

スパーズ-アーセナル

2007-04-23 14:41:23 | プレミアリーグ
観戦日 4/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
熱いものが伝わってこなかったノースロンドンダービー。
不甲斐無いスパーズが悪い。
ホワイトハートレーンでの試合にもかかわらず、この出来。
結果と劇的な幕切れってだけは救いだった。
アーセナルもここ数試合ほどの出来にはなかった。
セスクが使える状態だったからよかったが、もし出場できないことになってたら、アーセナルも酷いことになってた。
前半は、そこそこスパーズも攻めに転じたが、頑張ってたのはベルバトフとゾコラぐらい。
レノンがサイドをスピードで切り裂くシーンはあんまり見れなかった。
あれだけサイドの守備がぬるいアーセナルだから、もっともっとついていけばよかったのに。
タイニオもあまり目立たなかった。
嫌いな選手じゃないだけに、もっと輝いてほしかった。
それとハドルストン。
後半途中の出場だったが、この男をセンターでジーナスをサイドで使う手はなかったのか。
中盤から決定的なパスを供給できる選手だけに、あの散らしが早い時間から出せてれば、もっと攻撃的にいけたはず。
ベルバトフはイライラが募る一方になってた。
ほんとそれでも終了直前にジーナスが奇跡のミドルを叩き込んでくれたからよかったが・・・。
アーセナルはセスクが出てくるまではどうにもならん状況。
中盤で組み立てられない。
アデバイヨールも相変らずシュート下手だし。
それでもあの高さだけは魅力。
逆転ゴールはその身体能力だけで奪ったもの。
たまたまあのいい位置にボールが飛んだだけなのでは?
アデバイヨール、J・バチスタのコンビでは点が取れない。
誰もいないんだから仕方ないが、ベンゲルも頭が痛いだろう。
アメリカ資本の参入でアーセナルの今後が楽しみ。
ガラッと変わることがあったらいいな~。
このノースロンドンダービーからロンドンダービー3連戦。
最後のビッグロンドンダービーでチェルシーに一泡吹かせてやりたいところだろうが、このままじゃチェルシーの相手にはなんない。
2年ぐらい前まではチェルシーをかもにしてたのに。
完全に立場は逆転した。
気持ちのこもったプレーをしてくれることを願う。

スコア 2-2
<得点者> 
スパーズ   R・キーン、ジーナス
アーセナル  トゥレ、アデバイヨール
~愛丸's MVP~
ジーナス(消えてる時間の方が多かったが、最後の最後に大仕事。あのミドルはスーパーだった。レマーンもあれは仕方ない)

R・マドリー-バレンシア

2007-04-23 12:20:59 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
バレンシア、優勝争いからアディオス。
完全に撤退。
あとは4位以内を確実に取ること。
これは意外と大変なことになるかも。
下から狙うチームの方がモチベーションが高い。
ここをいかにうまく戦えるか。
強豪と呼べるチームとの対戦はこのマドリーで終わったわけだが、下のチームとの対戦の方が難しい。
来シーズンもCLで暴れてもらいたい。
ビジャやらモリエンテスやらをチームに残すためにも、必ず4位以内を。
君たちならできるはず。
信じてます。
この試合、選手交代がポイントに。
1-1の状況で、カーサのマドリーが先に動いた。
ガゴをグティに、イグアインをベッカムに。
グティはスルーを狙い続けた。
いつものようにアルビトロに悪態をつくシーンは見られたが、ラウルに押さえられ、退場は免れた。
ベッカムはこれが復帰初戦。
コンディションは良く、右サイドで輝きを放った。
あのクロスはさび付くことがない。
何本バレンシアゴール前にいいクロスを放り込んだことか。
前に出るプレーを得意としてないカニサレスには効果的な攻めになった。
決勝点はそのベカッムのFKをS・ラモスがドンピシャのカベッサ。
あれはどうもできない。
先制点のニステルのスーペルゴラッソなボレーといい、この日の2得点は完璧だった。
この選手以外ではやっぱりラウル。
2トップの一角として本来のラウルが戻って来た。
自分で行って良し、人を使って良し、人を活かすプレーもいい。
あの献身的な動きには頭が下がる。
守備も手を抜くことなくこなし、マドリーに魂を注入。
この男なしにマドリーの優勝はありえない。
けが人も復帰し、バレンシアを下し、バルサの迎撃体勢は整った。
カペッロが変な采配さえしなければ、優勝も。
バレンシアは選手層の薄さがまざまざと出た。
この大事な時期に、切り札がJ・ロペスとH・ヴィアーナじゃ弱すぎる。
スタメンでずっと行ってれば、まだなんとかなったかもしれんのに。
M・トーレスをてんてこ舞いさせてたホアキンをJ・ロペスに代えたのは間違いだった。
キケは何を思ったのか。
あの交代は完全に裏目。
何がなんでも勝つって気が削がれたように思う。
ほんと、気を取り直して、次節からも戦ってもらいたい。
この試合、マドリーキラーのデル・オルノに期待したが、見せ場は1回しかなかった。
ビルバオの時のように果敢なオーバーラップは皆無。
復帰したのが遅かった。

スコア 2-1
<得点者> 
R・マドリー   V・ニステルローイ、S・ラモス
バレンシア    モリエンテス
~愛丸's MVP~
ベッカム(完全に嫌な流れを断った。あのクロスは見事なもん。この男がここで復帰できたのはマドリーとってかなりでかい)