愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
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ウディネーゼ-ラツィオ

2007-04-02 15:57:54 | セリエA
観戦日 4/2(月)       
 
愛丸’s チェック        
好調ラツィオがアウエーでも本領発揮。
攻守にいい動きでウディを全く寄せ付けず。
ラツィオの試合をなかなか目にすることができないが、ここまでいいとは思わなかった。
そんなに図抜けた選手がいるわけではない。
いい感じでまとまってる印象。
特にセットプレーがかなり組織化されてる。
練習の賜物か。
1,2点目はセットプレーから。
1つ目は正面からのやや長めのFKをステンダルドがヘッドで合わせたもの。
角度があって、インスイングかアウトスイングのボールに合わせるシーンはよく目にするが、縦のボールにしっかり合わせてレテするとは。
あっぱれだった。
2つ目は角度があってファーでロッキがフリーで折り返し、マウリがつめてレテ。
これなんかほんと練習そのままなはず。
なによりレデスマのFKの精度が高いのがいい。
ロッキもいい動きだった。
ロッキは流れの中でもウディの3バックのサイドのスペースを見事についてチャンスを演出。
果敢にドリブル突破を試みてリゴーレもゲット。
今まさに充実してる。
ユーベが触手を伸ばすのもわかる。
ウディはヤクインタを投入してからかろうじて見れるようになった。
それまではほとんどいいとこなし。
ホームゲームなのに。
が、ウディもFKにだけは可能性が感じられた。
精度は高い。
あとはうまく合わせれるかどうか。
ペルッツィの出来がいまいちだっただけに、もっとミドルを狙うとかしてもらいたかった。
積極性に欠けてた。
ヤクインタがいい感じで復帰してきたから、ディ・ナターレの負担も軽くなり、いい攻撃ができるはず。
それよりもインテル戦で見せたような守備体系に早く戻ること。
あれだけのパフォーマンスができるチームなんだから。
ラツィオはこの勝利でセリエ7連勝。
そのうえ12戦負けなし。
現在3位。
この調子でいければCL圏も夢ではない。
勝ち点のマイナスがあったわけだから、0からのスタートだったら・・・。
今シーズンはローマ勢が熱い。

スコア 2-4
<得点者> 
ウディネーゼ   ディ・ナターレ、ヤクインタ
ラツィオ     ステンダルド、マウリ、ベーラミ、ロッキ
~愛丸's MVP~
ロッキ(ずば抜けたスピードがあるわけではないが、強さとうまさはある。それに魂が感じられる)

ローマ-ACミラン

2007-04-02 13:57:50 | セリエA
観戦日 4/2(月)       
 
愛丸’s チェック        
どちらもミッドウイークに大事なCLを控えたチーム同士の戦い。
ローマはホームなだけ立ち上がりは非常によかった。
ペロッタをベンチに温存してたが、右に入ったヴィルヘルムソン、トップ下のタッデイとハイレベルにこなしてた。
トッティをトップに置く0トップも健在。
守備もキブ、メクセスのCBがしっかりやれてホナウドになかなか楔のボールを入れさせず、カカにも危険なエリアではプレーさせなかった。
先制は前半3分。
マンシーニのティロをカフーが必死に戻ってクリアしたCKから。
最初のCKでのデ・ロッシのヘッドはジダがなんとかセーブしたが、その後のCKからフリーのメクセスがきちっと合わせたインパクトのあるダイレクトレテ。
この時のミランは完全に足が止まってた。
ローマの早いCKになす術なし。
突っ立ったままだった。
ジダが声を出してたが、伝わってなかった。
このあとも流れるような攻撃を披露したが、追加点は取れず。
マンシーニがどうも噛み合ってないように感じた。
パスを選択した方がいい時に打って、打てばいい時にパスを選択。
どうもちぐはぐ。
トッティはやりずらかったはず。
ローマは言われてる通り、マンシーニが今後鍵になってきそう。
こうも噛み合わないと、違う選手で挑んだ方が・・・。
あの個人技はかなり魅力だが、ローマはチームとして戦ってる。
1つが狂うとチームとして成り立たなくなる。
ここはスパレッティがどうするか。
セリエの2位は確定だろうし、あとはCLにどこまで重きを置くか。
ここまでくるとユナイテッドを倒したいはず。
ミランはブラジルトリオがなかなか力を出せなかった。
後半はR・オリベイラに代えてジラを投入。
これが同点弾を。
ピルロのいいFKを中腰の状態でうまくそらした。
得点だけを考えると、ジラがいいが、ホナウド、カカのやりやすさを考えるとR・オリベイラ。
ミランは明らかにCL狙いだから、ジラを中心に考えた方がいいか。
うまく乗っていけばこの男はやれる。
今シーズンは沈黙したままだが、ここらであの輝きを取り戻してもらおう。
ミランの明るい材料はネスタの復帰か。
久々の試合だったが、そんな悪い動きではなかった。
これからの大事な試合をしっかりフルで活躍するはず。
もうけがでの離脱はないはず。
前半は見応え十分の試合だったが、後半はなんかだれた感が。
代表戦明けでCLも考えると仕方ないか。
もっと違うシチュエーションでのこの両チームの対戦が見たかった。

スコア 1-1
<得点者> 
ローマ   メクセス
ACミラン ジラルディーノ
~愛丸's MVP~
キブ(あのカバーリング能力の高さには驚いた。ミランにカウンターをやらせなかった。フェイスガードもなんのその)

リバプール-アーセナル

2007-04-02 11:43:44 | プレミアリーグ
観戦日 4/2(月)       
 
愛丸’s チェック        
モチベーションに差が出た試合。
CLのベスト8をミッドウイークに控えるリバプールとプレミア4位以内もほぼ確定し、来シーズンのことしか考えてないアーセナル。
結果はやる前から明らか。
アンフィールドだし、リバプールが押し捲った。
こうなることはアーセナルもわかってただろうが、クラウチにあそこまでやられるとまでは思わなかったはず。
この試合に限り、でくの坊ではなかった。
ニアに走りこんできてのスライディングシュート。
F・アウレリオからのアーリークロスを高い打点でのヘディング。
トラップでギャラス、トゥレをかわし回転してのシュート。
これでハットトリック。
あのクラウチが。
アーセナルもここまでやらせんでも。
DF陣に特にやる気のなさが伺えた。
リバプールは代表戦明けでCLも控えてるため攻撃陣は控え中心。
ジェラードは出てたが、それほどの切れは感じられなかった。
このクラウチの活躍によりジェラードは途中で休ませることができた。
チームの士気を高めるには最適の試合になった。
シーズン、アーセナルに4つの負けは許されなかった。
クラウチがこの危機を救った。
こんなリバプールでもマスケラーノが。
まだまだ馴染んでない。
持ってるもはでかいのに。
アルベロアはすんなり入り込めたんだから、この男もやれるはず。
同胞がいないってのも原因か。
早くリーベル時のマスケラーノを見てみたい。
アーセナルはこれからの戦い、モチベーションをどう保っていくかが鍵。
若い選手が多いだけに何か気持ちを保たせるものが必要。
そういう時にベンゲルが大物取りを宣言したらいかんだろう。
このチームでってチームを盛り上げていかんといかんのに。
こんないけてないアーセナルもロシツキ、フレディが入ってからちょっと流れが変わった。
頼れるのはやっぱりベテランになるのか。
そうするなら早くレーマンと契約した方がいい。
いまいちベンゲルの考えがわからない。
基本は若手の外国人だろうが。
これからシーズン最終戦までどれぐらいアーセナルがいい試合を見せてくれるか。
1つか2つはあってほしいものだ。
キーワードはモチベーション。

スコア 4-1
<得点者> 
リバプール   クラウチ×3、アッガー
アーセナル   ギャラス
~愛丸's MVP~
クラウチ(こんなクラウチを初めて見た。圧巻は2得点目のヘッド。いつもあの高さの無駄遣いだったのに。これで目覚めたか)