愛丸のサッカー観戦記

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R・マドリー-バレンシア

2007-04-23 12:20:59 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/23(月)       
 
愛丸’s チェック        
バレンシア、優勝争いからアディオス。
完全に撤退。
あとは4位以内を確実に取ること。
これは意外と大変なことになるかも。
下から狙うチームの方がモチベーションが高い。
ここをいかにうまく戦えるか。
強豪と呼べるチームとの対戦はこのマドリーで終わったわけだが、下のチームとの対戦の方が難しい。
来シーズンもCLで暴れてもらいたい。
ビジャやらモリエンテスやらをチームに残すためにも、必ず4位以内を。
君たちならできるはず。
信じてます。
この試合、選手交代がポイントに。
1-1の状況で、カーサのマドリーが先に動いた。
ガゴをグティに、イグアインをベッカムに。
グティはスルーを狙い続けた。
いつものようにアルビトロに悪態をつくシーンは見られたが、ラウルに押さえられ、退場は免れた。
ベッカムはこれが復帰初戦。
コンディションは良く、右サイドで輝きを放った。
あのクロスはさび付くことがない。
何本バレンシアゴール前にいいクロスを放り込んだことか。
前に出るプレーを得意としてないカニサレスには効果的な攻めになった。
決勝点はそのベカッムのFKをS・ラモスがドンピシャのカベッサ。
あれはどうもできない。
先制点のニステルのスーペルゴラッソなボレーといい、この日の2得点は完璧だった。
この選手以外ではやっぱりラウル。
2トップの一角として本来のラウルが戻って来た。
自分で行って良し、人を使って良し、人を活かすプレーもいい。
あの献身的な動きには頭が下がる。
守備も手を抜くことなくこなし、マドリーに魂を注入。
この男なしにマドリーの優勝はありえない。
けが人も復帰し、バレンシアを下し、バルサの迎撃体勢は整った。
カペッロが変な采配さえしなければ、優勝も。
バレンシアは選手層の薄さがまざまざと出た。
この大事な時期に、切り札がJ・ロペスとH・ヴィアーナじゃ弱すぎる。
スタメンでずっと行ってれば、まだなんとかなったかもしれんのに。
M・トーレスをてんてこ舞いさせてたホアキンをJ・ロペスに代えたのは間違いだった。
キケは何を思ったのか。
あの交代は完全に裏目。
何がなんでも勝つって気が削がれたように思う。
ほんと、気を取り直して、次節からも戦ってもらいたい。
この試合、マドリーキラーのデル・オルノに期待したが、見せ場は1回しかなかった。
ビルバオの時のように果敢なオーバーラップは皆無。
復帰したのが遅かった。

スコア 2-1
<得点者> 
R・マドリー   V・ニステルローイ、S・ラモス
バレンシア    モリエンテス
~愛丸's MVP~
ベッカム(完全に嫌な流れを断った。あのクロスは見事なもん。この男がここで復帰できたのはマドリーとってかなりでかい)