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門田隆将著「甲子園の奇跡」を読んで

2011年06月13日 | 日記・エッセイ・コラム
 今日のニュースによると、脇腹を痛めていた日ハムの斎藤佑樹投手が2軍で登板したらしい。高校時代は早稲田実業を夏の大会で優勝に導き、その後早稲田大学に進学し、最後はキャプテンとして「持ってる」何かをフルに使って優勝をしている。鳴り物入りでプロ野球界入りしたものの、ちょっとどうなのかな?と不安なイメージは否めなかった。
 と、普段はサッカーばっかりなのだが、今日はこんな野球の話から入ってみた。というのも、早実が2006年第88回選手権大会で優勝した後、ブログで「ハンカチ王子と老エース」という記事を書いたのだが、それから4年、題名を「甲子園の奇跡」と変えて出版されたのだ。前もそうだったけど、父親がウチのポストにこの本を入れておいてくれた。調度読み返そうかな、と思ってた矢先だったので、これ幸いとばかりに通勤途中の読書のつもりで持ち歩るき、時間つぶしのつもりだったのだが一気に読み耽ってしまった。そして涙が止まらなかった…

甲子園の奇跡 斎藤佑樹と早実百年物語 (講談社文庫) 甲子園の奇跡 斎藤佑樹と早実百年物語 (講談社文庫)
価格:¥ 680(税込)
発売日:2011-04-15
 ボクの父親の弟、叔父貴は早実野球部の監督を長いことやっていた。そしてあっけなく54歳の生涯を閉じてしまった。もう19年も経つんだけど、ここのところ妙に叔父貴の事が気になっていた。何度と無く墓地にも通ってみたけど、この気持ちは何なのか?この本を読み直してみて、やっとボクは叔父貴をリスペクトしていたのかもしれない、というのに気がついた。正直言うと、もっと生前に甘えておけばよかった、もっと悩みを相談しておけば良かった、って思うんだよね。本では早実の監督をやる上での苦悩が紹介されていたけど、ボクらの前では酔っ払いの叔父貴、娘にはチョー甘い叔父貴だった。口は悪いけど優しい叔父貴だった。尊敬の対象ではなく、偉大な野球人でもなく身近な「叔父ちゃん」だったのだ。そんな叔父ちゃんの愛した早実が優勝した。早実創設以来の悲願の優勝だったってことが克明に記されている。良かったら是非この本を読んでみて欲しいなぁ。駒大苫小牧のマー君こと田中投手との投手戦なんか読んでるだけで当時を思い出して力んでしまった。オススメの一冊です。
追記:最後にサッカーネタに戻るけど、ボクの愛するFC東京、今年の2月に阿久根社長が就任された。その阿久根社長、早実野球部のOBである。ご自身も東京ガス野球部の監督経験がお有りだ。現早実野球部監督の和泉さんと同期で、今でも親交あり、そしていつも叔父貴の話題になるそうだ。野球とサッカーの違いはあるものの、共に責任のある立場で叔父貴を思い出してくれるのは大変誇りに思う。きっとこれも何かの縁、これからもFC東京を応援し続けます!

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