活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

おシャカ様の慈しみ

2015年03月26日 | おシャカ様
人類が作り出した素晴らしい文明や文化の発達した現代においても、人間 (じんかん) は、不安、心配、恐怖からの解決の為に様々な思考を廻らしながら、生き続けています。

有史以来、人類で一番最初に真実の自己に目醒められた方がおシャカ様です。

そのおシャカ様が問題解決の為に示されたのが「道」なのです。


おシャカ様の教えは、自らが「覚者 (ブッダ)」と成り、因縁や縁起を【方便】として用い「道」を示されました。

すなわち、一切の有形、無形の世界は全て、因縁に因って生じ、また因縁に因って滅するものであると示されました。

更に因縁に因って形成されているものなので中心がなく、実体も無いと示されました。

そして、始終変化 (無常) していて、無始無終 (無我) であり、無相 (「相 (すがた)」の認めようがない) であると示されたのです。


しかし、我々「“自己の正体”を見極めていない凡人」は、【実体があるもの】と誤認し、執着を起こし、追い回す為に様々な苦悩が生じてしまうのです。


物事には全て法則があります。

この法則に随って、自分の考えを交えないで素直に法則そのものに任せていけば、人間 (じんかん) が、人間 (じんかん) らしく存在するのです。




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