活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

天上天下唯我独尊」3

2022年10月01日 | 法理

「悟り」が在ってはならないとか、得るべき処が在ってはならないとか、目的をもって修行(坐禅)をしてはならない」と、そういう間違ったことを話す人が在ります。

 

これらは、「悟った人、究極に達した人のお言葉」です。

 

ですからこれから法(道)を求めていかなければならない人、自分の問題を何とかしなければならない人は、そんな事に耳を貸していたら、駄目なのです。

 

法(道)の為に一生懸命に、頑張らなくてはならないのです。

法(道)の為に一生懸命頑張らないと、いけないのです。

 

目的に向って一歩一歩進んでいかなければなりません。

 

そうでありませんと、何にも成りません。

 

道元禅師の教えというのは、身心脱落です。

 

信心脱落とはその説明なのです。

 

ですから私達衆生は、「覚者」にならないと、いけないのです。

 

覚者というのは、「身心脱落した」です。