活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

本来の修行1

2020年09月12日 | 法理

「本来の修行」とは自分というものが「空(から)」に成ってからです。

 

「信解行證入(しんげぎょうしょうにゅう)」でも論及しましたが、それでない限りはみんな「私の考えの中での修行」になってしまいます。

 

「自分の考え」というものを用いながらの修行ですから、それでは「私だけのもの」に成ってしまいます。

 

ですから如何しても「空(から)に成る、自己を忘じてみる」という必要があるのです。

 

それからが本当にしっかり大地に足の着いた、「私のもの」としての「修行が始まる」わけです。