活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

修行の目標2

2020年08月10日 | 法理

「信じる」ということは、「信」が残っていてはいけないのです。

 

「信じる」ということは、自分が有(在)って信じる訳です。

 

本当に何かが信じられたのであれば「信」というものが無くならないといけないのです。

 

「信」というものが離れないといけないのです。

 

その事をよく知っておいてもらいたいのです。

 

「信じる、疑い」というのは、あくまで「人の考えの中のもの」です。

 

そういう「信じる、疑い」の無くなった状態を「法」とか、「道」とか、「今」とか、「今の事実」とか、「今の自己の様子」とか、いっている訳です。