たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

またも、振り込め詐欺

2012年07月30日 | 日記

前にも記事にしたかな?わが愛する岐阜県の中高年女性にお願いしたい。
遠くで働く息子から、「女性に妊娠させたのでお金を振り込んで」と電話がかかって来たら、「そうか、そうか、でかした、でかした、お前にそんな甲斐性があったか、よくやった」と、むしろ誉めてやって下さい。
これが男に妊娠させたと言われれば、コリャおかしいと気づくでしょうけど。
またも28日に可児市の主婦が振り込め詐欺にあい、426万円の被害にあった。25日には同じ可児市では別の女性が198万円とカモにされています。二つとも妊娠詐欺です。

よくこうも簡単にひっかかるなぁと呆れてしまいます。銀行のATMへ行くと、「お金を振り込んでくださいというのは詐欺です」と、機械の目の前に貼ってあるし、新聞・テレビはしょっちゅう注意を促しているのにです。

数年前、新聞に投書したら当然ボツになりましたが、わが岐阜県の50~70歳代の主婦は、都市部の女性に比べ振り込め詐欺にひっかかる割合が多いのではありませんか。
新聞の県内版に報道されることが多いせいか、隣の愛知県などより多いように感じます。

なぜでしょうか原因は ・人間性が素直スレていない ・世間ずれしていない ・人を疑うことをしない、
悪く云うと ・少し社会性に欠ける ・盲目的自己愛が過ぎる ・要するに私もそうですがお人よしで、少し間抜けである。・欲深いのかも知れない.簡単に騙される儲け話や得する話にに引っかかるタイプは一般的に欲が深いともいわれる。

先日の高齢者運転講習でも教習の始まる前、振り込め詐欺に注意せよと、ドラマ仕立てのビデオを流していました。
田舎に帰省した折、姉の若嫁は小金を持っていて自由になるからでしょうと、お金が無ければ振りこむこともできないと、都市化で痩せ地や沼田が金になる中間都市部と、企業も少なく働く場所も少なく貧しい雪国の経済論に及びました。

大きなことを言いましたが私も似たようなもので、平成6年、40数年働いた退職金の数百万円を、危険を半分承知しながらゴルフ会員権に手を出し紙屑にしました。
また、リーマンショック前には近くの私立大学が有料の野村證券の公開講座を案内し、これがもとで投資信託に手を出して、わずかな老後資金、数百万円があっという間に二束三文になってしまいました。長く維持して配当金で元本に戻るのは死んでからになろう。

数日前、野村證券の最高経営責任者CEOがインサイダー取引で責任を取って辞任しました。テレビで観る野村證券のこの責任者は、銀行の頭取のような人品をうかがわせる上品な顔とは程遠い品のないいわゆる株屋という顔相でした。

振り込め詐欺の被害に遭うご婦人も、私もたいそう違いはないのです。
医療費を還付するのでカード番号を教えて、女に妊娠させた、会社の金を使い込んだ、風邪をひいて声が変わっている、ケイタイを亡くした・・などなどパターンは決まっています。得する話とか、息子の不始末とかは先ず疑ってかかることが大事ですね。

もし、私に電話があったら、ひっかかったふりをして犯人を逮捕する手段をとりますね。私は何十年も104の電話番号案内は非公開です。NTTはとうに悪さにしか利用されない個人電話帳は廃止してるのですから・・。
付録)暇な人はこの警視庁の振り込め詐欺の再現音声をスピーカーで聞いてください。
警視庁 こんな電話は振り込め詐欺