たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

高齢運転者講習2

2012年07月15日 | 日記

講習が終わって通路と教習コースを間違えるため見送りです

高齢者運転講習の受講者9人、教官は3人です。自動車校に行った時、他のお客はは2人、12時を過ぎたら1人もいなくなりました。
とにかく認知機能検査は隣人との間に紙の衝立で目隠しされ、30分くらいで終わり、問題集は回収されました。採点まで20分ほど休憩です。

再開後は1人ずつ個室に呼び込まれ、検査結果が印刷されて概要はほとんど説明されず、問題ありませんと封筒に入れて各自に渡されました。個人情報に配慮されているのです。
3人ずつに3組に分けられ、練習場での運転実習と、室内の運転台とモニターを組み合わせた適正検査の組に分けられました。

私は男性2人、女性1人の組に仕分けられ運転実習の組になりました。先ず女性が、残り二人は後部座席に乗り込み見学です。教師は助手席で車はオートマチック車しか与えられませんでした。70才のときは別の学校でマニュアル車をわざわざ選んで、ギアをカリカリ鳴らして何十年ぶりに楽しみました。
女性は坐って位置を確かめながら、「普通車は3年ほど乗っていません。通常は軽ばかりなので・・」と申されました。
今回は前2回と異なり教師が練習コースを先ず見本に一回りはしませんでした。
女性はその割にはスムーズに、指示されるままに、立て看板の番号を右折左折と回して、バック車庫などを無難にこなしていきました。
コンビニで突っ込む練習かと思われる、輪留めブロックを半分くらいの高さにした段差を、エンジンをブワーと吹かして乗り越え、一旦止まり後輪をまた吹かして乗り越える、初めての実習はスリリングでした。

知恵の輪のようにくるくる回る実習の最初の女性は終わって、次の男性に代わりました。
女性に「おばちゃんは私なんかより結構お上手ですね」と、ほめてやりました。「普通車は普段乗っていないので・・」と謙遜しながらホッとしていました。

私は前二人の実習にベラベラ喋って楽しんでいましたが、教師は見るところは見ていて、随時適切な注意が飛びます。ウンやはりプロです。
私に代わりました。キレのいい運転をしてやったら、バック車庫でもっと前まで行きその上バックに入ること、バックの際後ろを確認すること(ミラーでバックの癖)、講習が終わって初めてのチェックシートをもらい、そこには
・進路変更 安全確認 しっかりできていました
・カーブ走行 曲がりに応じた速度 早すぎの時あり とコメントがあり、
講評は
カーブ手前での減速を確実に行ってください と注意がありました。
他にチェックマークは・信号の確認・信号に従った運転・一時停止標識の確認・交差道路の安全確認・合図の有無・にコメントなしでチェックが入っていました。

つぎは運転模擬台に坐って、モニターを見ながら運転適正検査でした。盛り場や銭湯でのあのゲーム機のような按配です。前2回は検査項目が4項目でしたが、今回の結果は
・状況の変化に対する反応の速さと正確さ 反応の速さ4(3)、反応の正確さ3(2)、反応のむら5(5):()平均 操作は平均的とシートに打ち出されました。
・複数の作業を同時に行う能力 反応の正確さ4(4)、反応の速さ4(1)、反応のむら5(3)、ハンドル操作4(2)と出て 比較的確実な判断・操作ができる方です。と打ち出されました。適性検査は以上の2項目です。

その後 計測器を使って視野角の検査 次いで部屋を移動し 夜間視力計と動体視力計で視力検査です。結果は
通常視力 0.8(75歳以上の中で3:ふつう)
・視力回復時間61秒(75歳以上の中で3:ふつう)
・眩光下視力(まぶしい)0.2(75歳以上の中で2:やや劣っている)

最近3年おきに眼科医へ行き眼底検査と、視力検査を受け、めがねの処方箋を書いてもらいます。
レンズのみ取替え2万円余の高い特注遠近両用眼鏡で、昨年2月に調整済みなのに、ブログと、老化で視力が落ちてきています。
目にゴロゴロ感・ドライアイがあってしょっちゅう目薬をさしています。白内障は始まっているが手術には及ばないとの診断でした。

やれやれ半日かかりの長い高齢者運転講習は終わりました。この学校の講師は生意気で横着でない、親切で優しいとアンケートに答えておきました。