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映画好き、円柱野郎のブログです

「ボルト」を観てきました

2009年08月08日 23時37分50秒 | 映画(感想)
今日はディズニーの新作、「ボルト」を観てきました。
米国では昨年公開済みの作品だったけど、日本では夏休みに合わせて今頃の公開になったみたい。
上映方式も今流行の3D上映で、毎度おなじみTOHOシネマズなんばでの鑑賞です。

ホームページに書いている感想はこちら

前にも書いたとおり、3D作品を見る時は俺は後方の席で観ることにしているので、案外疲れずに立体映像を楽しめております。
やっぱりこの手の映画は前方で観るとしんどそうだよね。

先月からこれまで、立て続けに「モンスターvsエイリアン」「アイス・エイジ3」「ボルト」と3Dアニメを観てきたわけだけど、ちょっと気がついたことが…。
大体どの作品も被写界深度が深い。
どんなに手前に見える物体も、背景に見える景色も、バチッとピントが合っている。
どの観客が画面のどの部分を観てもハッキリ見える様に、ワザとパンフォーカス(どうせCGなんだから自由自在か)で作っているんだろうけど、現実の見え方(ピントの合っていない部分はボケる)とは違うわけだ。
俺が3D映画を観て何となく違和感を感じていたのは、もしかしたらそれが原因だったのかなあ??

逆にそれまでの2D映画と同じく、ピントの合っていない部分がボケたままで3D化してしまうと、人によっては見たい距離の部分がボケたままに見えてそれはそれで気持ち悪いだろう。
ということは3Dを前提にして作れば、自然にパンフォーカス気味の映像になってしまうということになるわけだけど、それってどうなんだろうか。

今日、家で「レミーのおいしいレストラン」を再見していたんやけど、CGアニメながら、距離感のある場面では手前がボケたり背景がボケたり、実際のレンズ撮影を模した映像が実に良い感じだった。
実写と見紛うばかりの綺麗な背景と相まって効果抜群。
そもそもピントから外れる部分があると言うことは、監督は「ピントの合っているところを見ろ」と言っているわけだよね。

もし今後この「レミー~」が3D化されたら、そんなフォーカスの幅は全て無くなってしまうのだろうか?
うーん、それは味気ない気がする…。

ディズニーもドリームワークスも「今後作られるCGアニメは全て3Dにする」と言っている様だけど、それはレンズ撮影風の映像の絶滅を意味しているのだとしたら、個人的には3D化の流れは嬉しくないかな。
まあ、今後の表現技法がどうなっていくか見守っていきましょうか。
コメント
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