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映画好き、円柱野郎のブログです

「DRAGONBALL EVOLUTION」を観てきました

2009年03月11日 22時25分35秒 | 映画(感想)
先行上映を観に行ってきました。

…うーん。
予想通りというか、予想以上というか、キビシイ作品。
いつものように感想はホームページに書いたけど、満足度を“4”にしてしまいました。
(HPの感想はこちら
4をつけたのは初めてですわ…。


鑑賞前から原作と違うということは知っていたし、それを前提で観に行ったんやけど、中身がそれ以前の問題とまでは思わなかった。
俺もまだまだですわ。

感想にも書いたとおり、説明描写が極端に少ないので、特に中盤以降は場面展開が無茶なスピードで進んで感情移入しにくい。
アクション映画にはスピード感が大事なのは分かるけど、端折りすぎると緊迫感もへったくれもないんだよなあ。
悟空の正体をバラす云々なんて話は全く唐突で、そりゃあ原作知っていたら驚きはしないにしても、もうちょっと話の積み重ねってものがあるでしょう、と。


ここからは俺の勝手な推測になるんだけど、元々この映画はもっと長い話だったんじゃないかと思うんだよね。
公開バージョンで88分なんだけど、これは長編映画では最も短いクラスの上映時間なんですわ。

<以下妄想>--------------

もともと120分くらいで考えていた脚本があって、その通りに撮ったけど、リーク情報などで原作との違いに騒然となったファン達が出現。

20世紀FOXが内容の改善を図って公開延期(当初は2008年8月15日公開予定だった)にするも、根本的な解決には至らなかった。

このままではファンの反発は必至で、ヒットも見込めないのではないかと考え、制作費100億円の回収を優先することに。

ギリギリ編集で削れるだけ削って90分未満という長さにし、劇場での回転効率アップを画策。

しかし話を切りすぎて上っ面の展開だけがスピーディーな駄作に。

<妄想終わり>------------

まあ、ダメなもんは何をしてもダメって事なのでしょうか。


それにしても、俺、この映画を観て何回も失笑で吹き出してしまったw
失笑することは他の映画でもたまにあるけど、吹き出させられたのは初めてです。

大猿に変身した悟空はちっさいし…。
変身直後に対比物がないので、原作のイメージから巨大化したものとばかり思ってたんやけど、人物につかみかかったシーンで愕然。
身長2メートルほどやん!
ちっさ!!
(大猿のデザインは前にリークされていたのと違ってちゃんと猿になってました。
ポストプロダクションで修正したのかな?
でもストーリー的には、修正前と思われる宇宙人的デザインの方が整合性があるのが皮肉。)

あと、クライマックスで悟空がかめはめ波を撃つシーン。
気を溜めて渾身の力を込めて放ったかめはめ波。
放つや否や、悟空も撃ちながらジャンプでピッコロに突っ込んだ行く!
まいった、その発想はなかった。
思わず心の中で「と、飛んだーっ!!」と叫んでしまったよw

きっと原作で悟空がピッコロの腹を突き破るシーンのオマージュのつもりなんだろうけど、でも結局突き破ってもいないし、中途半端。
やっぱり派手にするだけではダメやねー。


上映後、俺の後ろにいた2人組の客が一言、「ひどい映画だったなー」。
ほんと、その通りだと思います。
コメント (2)
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