やりやがったこんちくしょう

先日AMAZONで注文していた「つみきのいえ」が届いたので、早速観てみました。

…やられた。
確かに良い映画。
12分の短編作品なのに、終盤ではジーンとしてしまってもう落涙ですよ。

今年のアカデミー短編アニメ賞のノミネート作では他にピクサーの「マジシャン・プレスト」しか知らないけど、それと比べても「つみきのいえ」がだいぶ上回っているのは確か。
「マジシャン・プレスト」も古典的カートゥーンのような楽しさがあってアニメ作品としては正攻法で良いのだけど、「つみきのいえ」は世界観だけでなく、人生や心の機微といったものが観る者にひしひしと伝わってきて実に素晴らしい。
台詞無しのたった12分間の映像だけで人を泣かせるんだから、その表現の力は本物だってことだろう。

DVDにはナレーション無しのバージョンと、ナレーションが入っているバージョンの２種類が収録されているけど、個人的には断然ナレーション無しの方が良いです。
観るだけで伝わってくるのだから、余計な説明は要らないと思うしね。

いやあ、これはアカデミー授賞式の前に観ておくべきだったなあ…。