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映画好き、円柱野郎のブログです

「12人の優しい日本人」を観ました

2006年01月30日 00時46分58秒 | 日々雑記
三谷幸喜の舞台、「12人の優しい日本人」を観ました。

…と言ってもWOWOWでやっていた生中継。
しかも録画して観たという、はなはだ掟破りな舞台鑑賞でしたが。

でも家で観たとはいえ、80インチの大画面で観ると、それはそれで良い感じでしたぜ!w
(すいません、ちょっと自慢です)


それはそれ、基本的に三谷幸喜の作品は好きですね。
三谷って人は、やっぱり観客を楽しませる絶妙な本を書ける人やと思う。
それは劇でも映画でも。
素直に面白い。

「12人の優しい日本人」という舞台は元ネタがあって、三谷幸喜が1957年の米国映画「十二人の怒れる男」からインスパイアされた作品です。
だからこそ、この舞台を観る前に「十二人の怒れる男」を観ておく必要があるわけですな。
俺は先日「十二人の怒れる男」を観てたんで、今日は展開を比較しながら舞台を観てました。
まあ、もちろん舞台設定はよく似たものになってるけどねw


~以下、ネタバレあります~

簡単に紹介すると、まず出だしは違う。
「~怒れる男」では“有罪”ありきで議論が始まるのに対し、「~日本人」では“無罪”ありきで話が始まる。
なるほど“優しい”と言われる由縁ですか?w

あと終盤に向かっての展開も違う。
「~怒れる男」では11対1という無罪劣勢の状態から一直線に0対12で無罪になって終わりやけど、「~日本人」では1対11という有罪劣勢の状態から10対2まで行った後に0対12で無罪になって終わる。
元ネタを知っている人間にとって、この揺り戻しは面白い。
そのまんまの逆転劇では面白くないからね。
そういうところが三谷作品ぽい。
まあ無罪で終わるのは“優しい”とタイトルで名乗った時点で見えてはいるんやけども。



今後俺は生舞台を観に行くことはあるんやろうか?

基本的には映画の人やから舞台はほとんど観る機会がない。
今までも多分10回くらいしか観たことがないと思う。
観ないようにしているわけではないけど、舞台の情報を仕入れることもないし、そもそも時間が空けば映画を観てる人間やからなあ。
でもやっぱり映画にはない“生の空気”というやつが味わえる舞台も良いもんやと思うんやけどね。

まあ、またいずれ、機会があればという感じなんかなあ?
コメント (2)
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