goo blog サービス終了のお知らせ 

Column's BLOG !!

映画好き、円柱野郎のブログです

「U-571」の感想を改訂しました

2016年03月23日 23時55分44秒 | 映画(感想)
今回は「U-571」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
U-571 [Blu-ray]

「U-571」【改訂前】

潜水艦映画は本当にハズレが少ないよなぁ。
でも、アクション映画っていうよりは、主人公の成長を描いた映画って感じがする。
一人前の艦長になっていく様がいい。
所々、ペーターゼン監督の「Uボート」を思い出させるシーンがあって、ニヤリとさせられるけど。
クライマックスの駆逐艦の爆発が、いかにも合成に見えてしまったのはちょっと残念な気がする。

----------------------------------------------
「U-571」【改訂後】


1942年の大西洋。
故障により浮上停止を余儀なくされたドイツ潜水艦“U-571”に積み込まれた暗号機エニグマを奪取すべく、Uボートに擬装した米国潜水艦S-33が現場へと向かう。

傑作の「U・ボート」に比べれば足元にも及ばないが、戦争アクション映画としては上手くまとめた佳作かなとは思う。
まあ作戦行動の内容や駆逐艦との戦闘について現実的な話をしたらムチャもあるが、ピンチと解決がテンポよく展開するエンターテイメントとしては良いんじゃないかな。

副長から艦長への昇進を目指すも、「まだ早い」と艦長の推薦をもらえない主人公のタイラー大尉。
彼を演じるマシュー・マコノヒーがその部分の未熟さと、図らずも指揮を執ることになって次第に覚悟を決めていく過程、そこを端的に表現している。
古参の曹長(ハーヴェイ・カイテル)が見せるタイラーへのサポート良い感じ。
一方でピンチの際に死ぬべくして死ぬキャラの描き方は浅いというか、キャラ自体が“死ぬための役”でしかないように見えてしまうのは残念だけど、そこもテンポで乗り切っている感はある。
テンポが良すぎてボン・ジョヴィの退場(死亡)が一瞬分かりにくいのはご愛嬌。

自分としては一番盛り上がるシーンは、拿捕したU-571に乗り込んだ主人公たちがS-33を沈めた敵Uボートに反撃するところ。
ここは燃えるよね。
ドイツ語が読めないクルーたちが初見の艦内設備に戸惑うところは可笑しい。
まあ最初の反撃でいきなり敵潜を撃沈するなんて出来過ぎにもほどがあるが…娯楽映画なのでw
逆に一番盛り上げないといけないクライマックスの駆逐艦の爆発が、いかにもCGの合成に見えてしまったのにはちょっと興醒めしてしまった。
そこは残念。

=============================================

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブルース・ブラザース」の感想を改訂しました

2016年03月21日 23時48分03秒 | 映画(感想)
今回は「ブルース・ブラザース」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
ブルース・ブラザース [Blu-ray]

「ブルース・ブラザース」【改訂前】

ノリノリです!
「サタデー・ナイト・ライブ」という米国のお笑い番組から飛び出したジェイクとエルウッドのドタバタコメディミュージカル。
コメディとはいえ、とにかく破壊しまくる。
カーチェイスでも不必要に壊してるとしか思えない場面もあるけど、まあご愛敬か。
終盤はさらに破天荒になって、まるでクレイジータクシーw
でもこの映画は音楽が最高。
ホント、ノリノリで観られる。
そしてゲストの豪華なこと。
ジェームズ・ブラウンやアレサ・フランクリン、そしてレイ・チャールズ。
レイ・チャールズがポスターを逆さに貼るのはブラックだけど笑ったw
ネオ・ナチの追跡劇でワーグナーが流れるのもいいw
ソウル、R&Bが好きな人なら必見。
楽しい映画でした。
ところで、スピルバーグもちらっと出演してましたな。

----------------------------------------------
「ブルース・ブラザース」【改訂後】

人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」から飛び出した“ブルース・ブラザース”が巻き起こす騒動を描いたコメディ。

ジェイクとエルウッドのドタバタミュージカルコメディ。
あふれ出るブルース、R&B、ソウルへのオマージュと共にノリノリです!
ジェームズ・ブラウン、レイ・チャールズ(盲目をネタにしてるところが凄いなあ)、アレサ・フランクリン、ジョン・リー・フッカーのゲスト出演が豪華過ぎ!
この映画の頃には少し人気が下火になっていた人物もいるけど、そんな彼らへのオマージュでもあるだろう。
特にキャブ・キャロウェイに唄わせる趣向は素敵だ。
映画のクライマックスとも言える後半の舞台で、前座とはいえ黒ずくめの衣装から一転、舞台装置まで往年の感じに切り替えての"Minnie the Moocher"である。
この衣装転換こそ映画の嘘…いや魔法ってやつだろう。

音楽、ミュージカル映画としても十分に楽しいが、本筋のコメディのハチャメチャぶりも素晴らしい。
冒頭、養護院の金銭問題を聞きに行くあたりは特にテンションが高いわけでもないが、なぜか自動ドアな養護院の扉(神の力ってやつかw)にクスリとする。
ジェイクを付け狙うキャリー・フィッシャーがメチャクチャで、ロケットランチャーはともかくビル爆破はやりすぎや!
でもやられた二人がそれでもケロッとしているのが、コメディ映画のコメディ映画たるところですな。
映画の嘘と言えばそう、終盤に追いかけてくるナチの車が落ちるシーン、状況がメチャクチャすぎて爆笑したw

色んなものに追いかけられてエスカレーションしていく状況の中で、やはりパトカーの大群に追いかけられるカーチェイスはこの映画の白眉でもある。
「やりすぎ」という言葉を知らないのかと思えるほどひっくり返す映像は実に爽快w
これだけの騒動を起こしたのだから、最後にジェイクとエルウッドは落ち着くところに落ち着く訳だが、最後も演奏にて納得のエンディング。
爽快なミュージカルコメディですね!

そうそう、終盤に出てくる納税課職員の役者は…知らずに観ると面食らう。
スピルバーグ監督、こんなところで何やってんすかw

=============================================

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週観た映画 (Facebookからの転載)

2016年03月21日 23時35分37秒 | 映画(感想)
先週からこの週末はたっぷり映画館通い。
邦画は「ちはやふる -上の句-」「家族はつらいよ」、洋画は「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」「アーロと少年」「リリーのすべて」を観てきました。
邦画の方が満足度の高い週だったな。



特に「ちはやふる -上の句-」は、期待してなかった分、余計に出来の良さに感動してしまった。
原作の良さをちゃんと拾い上げて実写にしてる。
漫画原作の実写化は大概残念な出来になることが多いけど、本作はとてもよくできていて大変満足です。
後編の「-下の句-」も楽しみ!

「家族はつらいよ」は、タイトルからして「男はつらいよ」を山田洋次監督も意識してるんだろうけど、名前負けしない面白い映画でした。
最近はこんな喜劇を撮れる人はほとんどいなくなっちゃったんじゃないかなあ。
ギャグやコメディじゃないんだよね、松竹喜劇というジャンル。



洋画3作はハズレではないけど当たりでもない感じ。
この中なら「Mr.ホームズ」が一番好みだけど、地味な映画なので人には薦めにくい。
でも観賞後感はとても良かった!

「アーロと少年」は「ピクサーにしては」イマイチ。
でも一般的には良くできてるんだろうけどね。
ストーリーは教科書みたいな流れだし、恐竜であることに意味がないし、やはり「ピクサーにしては」微妙な感じ。

「リリーのすべて」は感想が書きにくいけれど、演技は素晴らしいし、いろいろ考えさせられるし、悪い映画じゃない。
でも俺は感情移入できなかったな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ピンク・パンサー4」の感想を改訂しました

2016年03月19日 23時41分30秒 | 映画(感想)
今回は「ピンク・パンサー4」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
ピンク・パンサー4 [DVD]

「ピンク・パンサー4」【改訂前】

クルーゾーはボケているんだけど、いまいち面白くない。
「ピンクの豹」を彷彿としたネタもあったけど、セルフパロディのつもりなのかどうかもちょっと分からない。
確かに笑えるシーンもあるんだけど、「ピンク・パンサー2」に比べたら笑った回数は減ったな…。
ギャグが空回りしてるんだよなあ、なんか残念。
ケイトーが今までになく活躍(?)してるのはいいかも。
ドレフィスは生きてたんやね、3は何だったのかw

----------------------------------------------
「ピンク・パンサー4」【改訂後】

勢力が衰えたフレンチ・コネクションのボスは、組織の力を見せつけるために不死身の警官・クルーゾー主任警部の命を狙う。

比較的まとも(?)な動機に基づく敵側の動きを引っ掻き回すクルーゾーという図式は、原点回帰のコメディに落ち着いた感じ。
「2」ほどではないにせよ、荒唐無稽だった「3」に比べると好みかな。
いわくありげな殺し屋や、女装強盗のネタは相変わらずコントだけど、キャラとしては使い捨てなので何とも割り切っていてある意味清々しい。
そしてお約束になったクルーゾーとドレフュスとの絡みだが…って、あんた「3」で消滅してたがな!
何事もなく復活するだなんてギャグマンガかよw
でもやっぱりドレフュスのキャラは好きなので復活は嬉しいが。

フレンチ・コネクションの取引に接近するため変装を駆使するクルーゾーは今作の目玉。
ゴッド・ファーザーの変装は良いなあ。
やっぱり頬に綿を詰めるんやねw
「マンマ・ミーア!スパゲティ!アル・パチーノ!」って思わず「何やねん!」とツッコみたくなる似非イタリアン・マフィアっぷりが楽しい。
ケイトーもこれまでになく活躍していて、総じてレギュラーメンバー全体で登場のバランスがいい感じかもしれない。

ちなみにシリーズはまだ続くものの、本作は結果的にピーター・セラーズが生前クルーゾーを演じた最後の作品になってしまった。
この映画のエンディングはこれまでのドタバタ調ではなく静かにフェードアウトしていくのだけれど、そういう意味で今観るとセラーズに対して「お疲れ様でした」という感情のわく良い幕引きのようにも思える。

=============================================

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ピンク・パンサー3」の感想を改訂しました

2016年03月17日 23時34分26秒 | 映画(感想)
今回は「ピンク・パンサー3」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
ピンク・パンサー3 [DVD]

「ピンク・パンサー3」【改訂前】

シリーズを追う毎に荒唐無稽になっていってます。
なんかやったもん勝ちみたいな脚本がちょっと気になるかもしれない。
OPの掛け合いやOPアニメなんかは秀逸だと思うんですが、後半は今ひとつかなあ。
ベタなギャグというのではシリーズ通して安定はしてますがね。
「ピンク・パンサー」って宝石どころか名前すら出ないってのも、なんか人気に乗っかって作ってるだけみたいでちょっと好きじゃないですねえ。

----------------------------------------------
「ピンク・パンサー3」【改訂後】

ドレフュス元主任警部はついに悪の組織を結成!
そして世界に対してクルーゾーを殺すよう脅迫を仕掛けてきた。

何と言うか、良くも悪くも出来そこないの「007」みたい。
超兵器と悪の組織、敵の拠点に潜入したり美女と(誤解から)イチャイチャしたりと、かなり意識して作ってるよね。
でも個人的にはそういったパロディ然とした部分はあまり面白いとは思わなかった。
何というか、まともな人々の中の奇人・クルーゾーのとぼけっぷりが好きだったのに、物語自体が荒唐無稽すぎてキャラが埋もれつつある感じ?
やったもん勝ちみたいな脚本が気になるなあ。

まあ面白い部分もあるけどね、冒頭の精神病院でのドレフュスとの絡みとか。
OPアニメは有名作品の曲までそのまま使ってパロディ全開だけど、“ピンクパンサー”がそれをやる分には楽しいかも。
「サウンド・オブ・ミュージック」は楽屋ネタ(監督の奥さんがジュリー・アンドリュース)ですなw
ドタバタクルーゾーの内では平行棒からの落下はマジで吹いたし、「お宅の犬は噛むか…」のくだりも好き。
あと、オマー・シャリフ!
でもそれ以外は…どうかな。

後半の城への潜入のくだりはくどいし、歯医者と笑気ガスもなんかもう完全にコント。
もう1~2作目の頃の“ミステリー映画の中に迷い込んだ異物”という感じは無くなってしまったよね。
完全にドタバタコメディになってしまって、観客が“クルーゾー”というキャラに求めた応えがこれなんだとはいえ…個人的にはちょっと残念。

=============================================

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ピンク・パンサー2」の感想を改訂しました

2016年03月15日 23時28分04秒 | 映画(感想)
今回は「ピンク・パンサー2」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
ピンクパンサー2 [DVD]

「ピンク・パンサー2」【改訂前】

よりギャグが洗練され…、いや完全にコメディと化してますw
クルーゾー警部のダメぶりが面白い!そして意味不明な日本人ケイトーも可笑しい(少々失笑気味だがw)!
やたら指を折られる情報屋や、どんどん精神崩壊していく署長、そしてプールに突っ込む車の様ないわゆる“反復ギャグ”もよく分かって使われてるし、観るだけで笑えるというのは、言葉遊びのギャグでない分理解しやすくていいです。
ドタバタ劇は万国共通なのねw

----------------------------------------------
「ピンク・パンサー2」【改訂後】

中東の博物館から巨大なダイヤ“ピンク・パンサー”が盗まれた。
かつて怪盗からピンク・パンサーを取り戻したクルーゾーに指名がかかる。

タイトルは「2」だが、シリーズとしては3作目。
しかし前作の「暗闇でドッキリ」から11年が経ち、製作国も変わって何となく雰囲気は違う。
ブレイク・エドワーズ監督とピーター・セラーズのコンビは同じなんだけど、でもなんかロマンスやミステリーとのバランスがあった前二作とは異なり、もっとドタバタコメディ寄りな感じ。
後半のリットン夫人の部屋への侵入はクルーゾーの一人ドタバタネタは次から次に出てくるけど、やはり一人ドタバタよりはクルーゾーとドレフュスと絡ませたやり取りが好きだけどね。
ケイトーとの格闘ではスローモーションまで使ってダイナミック!
…まあやっぱり暴れてるだけだが、この場合はその脈略のなさがいいのか。
お約束ってやつか。
トラックでプールに飛び込む反復ギャグは面白い、笑ったw

クルーゾーのとんちんかん捜査の一方で、ファントムことリットン卿も盗難事件の真相を暴くために中東へ。
リットン卿役がクリストファー・プラマーに変わっているので、何かキャラも全然違うんだけど…若返っているし。
そこは目をつむるしかないか。
どちらかというとプラマー演じるリットン卿の立ち回りは007の様な雰囲気もあるが、クルーゾーとはほとんど絡まないのでどうなんだろう。
だが物語のラストでようやく対面したと思ったら、場面をかっさらったのはドレフュス!
こういうオチは好きですw

=============================================

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「暗闇でドッキリ」の感想を改訂しました

2016年03月13日 23時30分07秒 | 映画(感想)
今回は「暗闇でドッキリ」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
暗闇でドッキリ [DVD]

「暗闇でドッキリ」【改訂前】

「ピンクの豹」のクルーゾー警部が活躍するコメディ・スリラー。

事実上の「ピンク・パンサー」シリーズの2作目に当たる今作は、前作での脇役から主役となったクルーゾー警部の“主役っぷり”に、実に笑わせてもらえる。
クルーゾーのせいで壊れていくドレフィスや、召使いのケイトーとの格闘など、シリーズで定番となるギャグもここで完成されているので見逃せないね。

それにしてもピーター・セラーズの演じるクルーゾーのトボケっぷりは面白い。
変装の度に、警官に捕まって護送車で運ばれるという反復ギャグも最高w
コメディ映画はこうでなくっちゃね。
ラストのドタバタっぷりも良い感じです。

----------------------------------------------
「暗闇でドッキリ」【改訂後】

「ピンクの豹」で好評となったクルーゾー警部のスピンオフ作品。
パリの大富豪宅で発生した殺人事件の捜査に赴くクルーゾーだったが、容疑者のマリアに一目ぼれしてしまう。

「裏窓」を想起させるようなオープニングの見せ方。
ミステリーの気配で始まり、その後の筋立ても「事件→捜査→容疑者を集めての推理ショー」とミステリーのセオリーに従っているはずなのに、クルーゾーが絡むだけでヒドい(ほめてます)ドタバタ劇にw
「事実を積み上げるのだ!」と熱弁したそばから事実を無視した推理(願望)を展開して部下のエルキュールにツッコまれるのが可笑しいが、結果的に案外的を外していないのがクルーゾーの良いところ。
マリアを尾行するために変装するも、毎度警官に捕まって護送される反復ギャグはもう最高w
これぞコメディ!って感じですな。

本作からは以降の「ピンク・パンサー」シリーズでレギュラーとなるドレフュスとケイトーも登場。
クルーゾーが一人でドタバタ(何かを引っかけて倒すとか、壊すとか)するのは若干クドいと感じていて、定番となるケイトーとの絡みも同じく暴れているだけ…ってイメージなので個人的にはいまいちかな。
でもドレフュス本部長…彼は面白いわ。
登場からして妻との会話と思わせて…のミスディレクションでニヤリとさせるが、後半のクルーゾーを狙う男の仕掛けも上手い。
次第に神経がまいっていく積み重ねがあってこそ納得のできるオチだけど、演じているハーバート・ロムがいいよね。
強運のクルーゾーと空回りのドレフュス。
いいコメディ映画です。

=============================================

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ピンクの豹」の感想を改訂しました

2016年03月11日 23時02分42秒 | 映画(感想)
今回は「ピンクの豹」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
ピンクの豹 [Blu-ray]

「ピンクの豹」【改訂前】

40年前の映画だけども、笑わせてもらいましたw
前半は分かりやすいベタベタのギャグにニヤニヤ。真ん中はちょっと間延びしたけど、クライマックスの坂での追跡シーンは大爆笑!w 
観ていると吉本新喜劇や「Mr.ビーン」や「ルパン三世」と色々思い出すけど、もしかしたらこれが原点なのかもねえw
有名なテーマ曲も良いし、上質なコメディ映画です。

----------------------------------------------
「ピンクの豹」【改訂後】

中東の王女が持つ巨大なダイヤ“ピンクパンサー”。それを狙う怪盗ファントムと、ファントム逮捕に執念を燃やすクルーゾー警部の姿を描いたコメディ映画。

とにかくコメディリリーフのクルーゾー警部(ピーター・セラーズ)が面白い。
シリーズ1作目のこの映画に限っては、主役はデヴィッド・ニーヴンが演じるファントムなのだが、完全に脇のクルーゾーが主役を食ってますよw
ニーヴンの他の主要キャラ3人も美男美女をそろえているし、どちらかというとイタリアのスキー・リゾートで繰り広げられるオシャレな往年のロマンティック・コメディ…という雰囲気でもあるが、そこにクルーゾーという異物を一人入れるだけでこんな愛すべきコントになるとは。
セラーズが演じる絶妙なおっちょこちょい感が実に素晴らしいね。

正直言うと、中盤は若干間延びしたような感じもあるんだけど、終盤はそんなことも忘れさせてくれるドタバタ劇っぷり。
ゴリラ(の着ぐるみ)の鏡ネタはベタなのにニヤついてしまう。
クライマックスにある坂と広場でのカーチェイスは、「Mr.ビーン」か「ルパン三世」かはたまた吉本新喜劇か。
これぞ王道のドタバタ喜劇ってやつですな!そしてシマウマ!あれは卑怯w

有名なテーマ曲は“ピンクパンサー”ではなく“ファントム”のテーマなんだけど、もはやそんなことはどうでもいいか、とにかくベタで楽しい映画ですね。

=============================================

「ピンク・パンサー」シリーズは大学生の時に観た時の感想なので、改訂前のはずいぶんあっさりした感じ。
今回改めて再鑑賞したので、少々書き足しました。
「暗闇でドッキリ」から「2」~「4」の書き直しもそんな感じの改訂です。

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「U・ボート」の感想を改訂しました

2016年03月09日 21時19分59秒 | 映画(感想)
今回は「U・ボート」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
Uボート パーフェクト・コレクション (初回限定生産) [DVD]

「U・ボート」【改訂前】

潜水艦映画といえば、この「Uボート」でしょう!
見ていて息苦しくなるくらい、潜水艦という密室を上手く描いている。
敵役として描かれがちなドイツ軍Uボートを、自分の視点として見て、戦争の悲惨さもまた学んだ気がする。
最後に艦が沈み、艦長が力つきるシーンはものすごく悲しい。

----------------------------------------------
「U・ボート」【改訂後】

1941年。大西洋に出向した1隻のUボートの運命を描いた戦争ドラマ。

潜水艦映画の傑作として名高い本作だが、戦争アクションではなく完全に密室での心理劇とも言える戦争映画となっている。
その描写が素晴らしく、観ているうちに自分も艦の中で息苦しさを覚えるほどの圧倒的没入感を味わえる。
元々はTVドラマ用に製作が開始された作品で、300分を超えるドラマ版からすると半分以下に纏められた総集編という趣もある。
だが公開はTVドラマよりもこの劇場版の方が先なので、そういう意味では“オリジナル”とも言えるし、編集も上手いのでそうブツ切り感はない。
カメラワークも素晴らしい、狭い艦内を縦横に移動して乗組員を追っていく…このスピード感はなんだろうかw

大西洋の通商破壊で恐るべき威力を発揮したドイツのU・ボートだが、冒頭でその生還率は4分の1であると示される。
そんな彼らの命懸けの出撃と戦闘が描かれるわけだが、敵を撃破して喜ぶだけの映画ではないところがこの映画最大の魅力。
もちろん通商破壊のシーンも描かれるし、駆逐艦に追われるシーンもある。
しかし最大の敵は水圧だろう。
観客は報道班として艦に乗り込んだヴェルナー少尉の視点を通してその戦いに参加する。
冒頭で潜航性能を試すシーンで水圧と圧潰の関係性を知り、中盤の駆逐艦戦で水圧の恐怖を知る。
そして終盤に止まらぬ沈降と浮上不可の危機に直面していく。
圧潰の恐怖、劣悪な艦内環境、髭が伸び放題になり次第に汚れていく彼らの姿。
その極限状態での乗組員たちの闘いは、ただ生き延びるための闘いだ。

観客の代理はヴェルナー少尉だが、本作の主人公はユルゲン・プロホノフが演じる艦長で、冷静に指揮をふるい、指揮官として頼れる人物として描かれる。
一方で、中盤では水圧の恐怖で錯乱した部下の処理もいとわぬ姿勢を見せたり、浮上の危機を脱するための修理が完了したとの報を聞いた後の横顔と呼吸の乱れに、彼が背負ってきた責任の重圧が垣間見えるね。
ユルゲン・プロホノフは威厳のあるとても良い演技を見せている。

しかしこの映画は何と言ってもラストだろう。
極限状態を乗り越え母港に帰ってきた彼らを待ち受けていた運命の皮肉。
ここまでのドラマによって、観客であるこちらも意識はもはや乗組員たちと共に極限を闘ってきたような感覚になっているのに、その彼らが海ではなく陸で散っていく姿は…ショックすぎる。
そこまで共に闘った艦の死を見届けて力尽きた艦長と、その横にへたり込んだヴェルナー少尉の姿には…もう言葉が出ない。
この虚しさだけが残るエンディングは、敗戦国だからこそ描けるものでもあろう。
だからこそ、そこにこの映画の最大の存在意義があるのだと思う。

=============================================

元が短い感想だったのはホームページ最初期に書いた感想という事もあるけど、今回は力の限りの大改訂になってしまいましたw

この「U・ボート」は自分のオールタイム・ベストに必ず入ってくる作品でもあるし、思い入れは強いですね。
いまだにこの劇場公開版はBDが出てないんだよなあ。
ディレクターズ・カットはBDになっているんだけども。

是非ともリマスターしてもらって、BDで出してほしいですよ。
絶対に買うと思う!

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「エクソシスト」の感想を改訂しました

2016年03月07日 21時08分35秒 | 映画(感想)
今回は「エクソシスト」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
エクソシスト ディレクターズカット版 & オリジナル劇場版(2枚組) [Blu-ray]

「エクソシスト」【改訂前】

12歳の少女に取り憑いた悪魔と、悪魔祓いを行う神父との戦いを描いたホラー。

観るまではただのショッカー映画の類かと思ってたけど、見事に裏切られた。
すごい。
ドラマとして見応えがある。
映画の大半を母親クリスと娘リーガンの関係、そしてカラス神父の苦悩といった描写に費やしていて、それが実にストーリーに深みを与えてるね。
むしろこの映画は悪魔に取り憑かれた娘の話ではなく、カラス神父の苦悩との戦いのようにも見える。
終盤、ベッドの上にたたずむ彼の母親の姿は寒気がしたわw

悪霊憑きをあくまで病理学的に捉えようとする前半がかなりリアルだった。
いや、終盤の悪魔祓いも生々しかった。
後半は完全に雰囲気に飲まれてたなあ…。

しかし意外な結末だった…。
キリスト教vs悪魔という構図からすれば、これはキリスト教の勝ちではない。
悪魔を自らに憑依させて自殺するなんて、調伏でもなんでもない。
結果リーガンは助かったけど、カラス神父は一人の人間として逆上して悪魔を追いだしたように見える。
とすればキリスト教としての悪魔祓いはかなわなかったわけで、悪魔の勝ちのようにも思える。
そう考えれば、それはまた恐ろしい話だわ。

----------------------------------------------
「エクソシスト」【改訂後】

12歳の少女に取り憑いた悪魔と、悪魔祓いを行う神父との戦いを描いたホラー。

オカルトホラーの代表作だけど、ただのショッカー映画とは違う。
映画の大半を母親クリスと娘リーガンの関係、そしてカラス神父の苦悩といった描写に費やしていて、それが実にドラマへ深みを与えてるね。
今日では悪魔憑きは脳炎の症状によるものという見解もあるが、本作でも異変が表面化したリーガンに対して、まずは病理学的見地での治療が試みられる。
それでも説明のつかない事象が次々と起きるわけだが、ついに母親が悪魔祓いにすがるしかなくなった時点で映画の4分の3が経過。
そう、映画のほとんどを悪魔祓いに至る経緯に費やしている作品なのだ。
でもその積み重ねこそが、オカルト話なのにリアリズムを感じさせるこの映画の最大の魅力。

憑りつかれたリーガンの変貌の一方で、カラス神父の苦悩との戦いを描いてもいる。
母親の死に対しての後悔。
そこに付け入る悪魔の言葉…恐ろしい相手だ。
まあ悪魔だからなあ。
終盤にベッドの上でたたずむ彼の母親の姿にも寒気がしたが、序盤のカラス神父の夢においてサブリミナル的に映る悪魔の顔には背筋が凍るかと思った。
このショッカー映画とは違う恐ろしさは、やはり描写の積み重ねによるリアルさの賜物なんだろうな。

しかし意外な結末だった…。
メリン神父の死に激高したカラス神父が、悪魔を自らに憑依させて自殺するとは。
彼はリーガンを救ったかもしれないが、自殺による道連れなんて調伏でもなんでもないだろう…とくにキリスト教にとって自殺は罪だ。
とすれば儀式としての悪魔祓いはかなわなかったわけで、キリスト教vs悪魔という構図からしてこれは勝ちではあるまい。
そういう点でも悪魔に対しての恐怖が完全にぬぐえない、怖さを感じる作品だと思う。

=============================================

改訂前から感想としては割と書き込んでいるけど、それにちょっと付け加える感じで書き直し。

個人的にはカラス神父の自殺という行為から「悪魔の勝利」という解釈をしているのだけど、コメンタリーを聴くと監督はそう思って撮っていないのが分かるんだよね。
むしろそういう解釈に否定的な発言をしているんだけど…。

まあここでは作品を観て受け取った俺自身の素直な感想を書いております。

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ゴーストバスターズ2」の感想を改訂しました

2016年03月05日 20時54分09秒 | 映画(感想)
今回は「ゴーストバスターズ2」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
ゴーストバスターズ2 [Blu-ray]

「ゴーストバスターズ2」【改訂前】

前作から5年、再び彼らのユーレイ退治を巡る騒動のお話。
でも前作ほどの終末感もなく、ドタバタぶりが面白いというわけでもない。
続編のサガというか、なんかノリ切れないまま観終わってしまいましたわ…。
最後の方のあの巨大なものが歩いているあたりは、ハチャメチャぶりがようやく面白くなってきたと思ったけど、ラスボスのキャラが弱いせいか盛り上がりはもう一つ。
まあ、前作の出演者が再集結したことを考えると、ある意味豪華な映画なのかも。
普通の女性を演じるシガニー・ウィーバーも、「エイリアン」ばかり観ていると新鮮だし、そういう意味では楽しめたかな。

----------------------------------------------
「ゴーストバスターズ2」【改訂後】

前作から5年、再び彼らのユーレイ退治を巡る騒動を描く。

前作ほどの終末感もなく、ドタバタぶりが特に面白いというわけでもない。
コメディの続編なのに5年というブランクも影響があるのかな。
とくに序盤の説明台詞を多用した状況説明がわざとらしく、中盤も愛嬌のあるゴーストがあまり出ない代わりに、ピーターとディナのロマンスがクローズアップ。
ラスボスのビーゴも前作の破壊神に比べるとなんだかキャラが弱い。
正直言って微妙かな。

スライムまみれはアメリカのお子さんが見れば楽しいのかもしれないが、個人的には今一つ乗れなかった。
地下道を流れるスライムにウィンストンが落ちた時にレイとイゴンがとっさに後追いで飛び込むシーンは「こいつらの友情スゲー!」と思ったけど、後先考えてないだけか?w
それはさておき、終盤のニューヨークを闊歩する自由の女神までくるとハチャメチャぶりにようやく面白く感じられてきたものの…うーん、そこくらいかなあ?
まあ、前作の出演者が5年ぶりに再集結したっていう点では豪華な映画なのかも。

=============================================

1作目ほど楽しめなかった…という続編。
やはりコメディは鮮度が重要なのかなあ?

感想の書き換えは最低限にとどめているけど、1作目の感想を直していないのでそっちの書きっぷりに合わせている感じです。
そのうち1作目の方も書き直すかも…?

「ゴーストバスターズ」としてはこの夏にリブート版が控えているけれど、果たしてどうなりますかね。

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ニック・オブ・タイム」の感想を改訂しました

2016年03月03日 23時42分37秒 | 映画(感想)
今回は「ニック・オブ・タイム」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
ニック・オブ・タイム [DVD]


「ニック・オブ・タイム」【改訂前】

上映時間は89分。劇中の経過時間は90分。
というわけでほとんど映画と現実の時間がリアルタイムに流れる映画。
突然娘を人質にされ、知事を暗殺しろと脅される主人公。
時間経過と相まって緊張感が続く脚本は上手い。
まあ、突っこみ所がないわけではないけどもw
主人公ジョニー・デップと悪役クリストファー・ウォーケンのくせ者役者コンビが実に良い感じです。
特にウォーケンの「こいつからは逃げられない」的な、いかにもって感じの悪役ぶりとかね。
小粋(?)なサスペンスとして気楽に観られる一本ですな。

----------------------------------------------
「ニック・オブ・タイム」【改訂後】

娘を人質に取られ、いきなり知事を暗殺するよう命じられた主人公の姿を描いたサスペンス。

TVドラマ「24」の様に(この映画の方が先だが)劇中の時間がリアルタイム進行なんだけど、訳も分からず巻き込まれ、否応なしに“行動”を強要される主人公の状況に緊張感があって面白い。
…面白いんだけどそれはサスペンスの見せ方としてで、行きがかりの人間にすべての罪を着せるつもりにしても、決行直前に素人をピックアップってのは正直言ってちょっと話が強引かなあ。
(黒幕が繋がりのない人物を使いたかったということなんだろうが。)
まあそれを受け入れた上で見れば、話は小気味良くまとまっているし、当事者たちが事情を信じる理由にしても分かりやすい伏線で良い感じだと思う。

主人公はジョニー・デップ。デップにしては子供の命のために行動する父親キャラなんて、何の奇人ぶりも発揮しないのが逆に珍しいが…たまにはいいね。
その彼を見張るのはクリストファー・ウォーケン。特に映画の前半は、あの手この手で裏をかこうとする主人公の目の前に神出鬼没に現れて「無駄なことをするな」と追いつめる。
「そこまで身軽なら自分で暗殺せーよ」と思わず言いたくもなるが、黒幕とつながりのない人物に決行してもらう必要があるのだろう。
(あれだけ行動を一緒にしてたら意味がない気もするものの、そこは気にしない事にする。)
少なくとも「こいつからは逃げられない」的な、いかにもって感じの悪役ぶりは良いよ。
ただちょっと詰めが甘いがw

=============================================

脚本家が策に溺れるがごとく設定に踊らされている感があるものの、個人的には軽く楽しめるので嫌いではないサスペンス映画。
でもジョニー・デップが出ている割には、世間的に今一つ知名度が低そうだけれども。

深夜にTVで放送したら合いそうな中身なんだけどなあ。
ツッコミどころも多いしw

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ロケッティア」の感想を改訂しました

2016年02月28日 23時30分13秒 | 映画(感想)
今回は「ロケッティア」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
ロケッティア ブルーレイ [Blu-ray]

「ロケッティア」【改訂前】

ヒーローものをストレートに娯楽として描いた見本のような作品。
分かりやすい性格の主人公に、いかにもな風貌の悪役たち。時代背景(30年代?)も相まったレトロ感が何とも言えませんw
ディズニー映画らしく、銃撃戦なんかの暴力シーンでも血が出ませんが、そういう演出が逆にこの手の映画には合ってます。
しかし背中にロケット背負って大空を自由に飛ぶ。これってやっぱり男の夢なのか、観ているとたまらなくワクワクするねえ。
今やアカデミー女優のジェニファー・コネリーもこの時は21歳。初々しい演技が…と思ったら、すでに映画出演10作品目でした。
さすがショーンの娘、侮れん…。

※:初出(2002年ごろ?)に書いた時にジェニファー・コネリーをショーン・コネリーの娘と勘違いしていた様ですが、実際には2人は全く無関係(親子ではない)です。

----------------------------------------------
「ロケッティア」【改訂後】

若き飛行機パイロットが、成り行きで手に入れたロケットをめぐる争奪戦を描いたアメコミ原作のヒーロー活劇。

30年代のアメリカを舞台に、FBI・ギャング・ナチスを向こうに回しながら恋人を守るために奮戦する主人公。
まあストーリーは子供向けというか…マンガだよねw
でもそのベタベタなヒーロー活劇な感じ、時代背景とその雰囲気がとても良い。
伏線のガムの使い方は結構好きだな。
そしてロケッティアのアールデコ調なデザイン(特にヘルメット)が決まってるよね!

主人公クリフは恋人ジェニーを愛しているが、若干のドジッ子成分で序盤がドタバタ。
でも根が真っ直ぐなので好感のもてるキャラだと思う。
年上のメカニック・ピーヴィーとの親友関係も良いが、BTTFのマーティとドクの様な感じだとも思った。
そのピーヴィーを演じるのは今や名脇役として名高いアラン・アーキン。ジェニーはジェニファー・コネリーだし、敵役のネヴィル・シンクレアを演じるのはティモシー・ダルトン。
今考えると錚々たる出演者陣ですな。

FBIとギャングが出ればもちろん銃撃戦はお約束。
でも一応ディズニー映画だし、流血は映さないよ!というポリシーがあるのかどうかわからないけど、そのおかげである意味“30年代”という時代劇にマッチした演出になった気もするね。
アクションというよりは活劇といった表現の合う作品ですが、小ネタもいろいろ仕込まれているので、分かるとニヤリとできて面白い。
シンクレアのモデルがエロール・フリンなのはともかく、最後の墜落先がハリウッドサインで、しかもそれが原因で"HOLLYWOODLAND"の"LAND"が壊れるという小ネタ。
大爆発するヒンデンブルク号…じゃなくてルクセンブルク号。ハワード・ヒューズの飛行場から飛行機の模型にぶら下がって逃げるクリフだが、その模型が“H-4 ハーキュリーズ”。
それを見たヒューズが「あいつは飛ぶぞ」って言ってるけど、“あいつ”ってクリフじゃなくて“はーキュリーズ”のことだよな…この飛行機バカめw

=============================================

昔の自分の勘違いには穴があったら入りたいくらいだけど、もしWikipediaがなければ今でもずっと勘違いしたままだったんだろうな…。
お恥ずかしい限りでございます。

「ロケッティア」は時代設定やデザイン、劇判も含めて好きな作品なのでたまに観返したくなります。

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「逃亡者」の感想を改訂しました

2016年02月25日 23時50分08秒 | 映画(感想)
今回は「逃亡者」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
逃亡者 製作20周年記念リマスター版 [Blu-ray]

「逃亡者」【改訂前】

無実の罪を晴らそうとする主人公と、追う連邦保安官。
この二人のニアミスがスリリングで面白かった。
執拗に追うジェラードは何とも怖いが、キンブルが無実と分かり「皆には内緒だ」と手錠をはずした所が格好良かった。
キャスティングがよかったな。
トミー・リー・ジョーンズは渋いわ。

----------------------------------------------
「逃亡者」【改訂後】

妻殺しという無実の罪により死刑を宣告された主人公は、逃亡者となりながらも事件の真相に迫っていく。

ハリソン・フォードvsトミー・リー・ジョーンズ!
逃亡者のキンブルはタフすぎる気もするが…ハリソン・フォード補正が効いて、不思議と気にならないw
やはりこの映画はトミー・リー・ジョーンズが演じるジェラード連邦保安官がとても良いよね。
逃亡者が無実を主張しても「知ったことか」と言ってのけるそのスタンスは、「自分は裁定する者ではない、捕まえる者だ」と職務に対する確固たる信念の表れでもあるが、それを銃を向けられても平然と言ってのけるのだからねえ。
部下に猛スピードで指示を出しながら、自身も最前線で追う姿は主人公にとって強敵そのもの。
目的がブレない主人公とは違い、キンブルを追う内に真相に気づき変化していくジェラードの姿が見どころでもある。
(執拗さは変わらないが。)

冒頭から事件のあらましをテンポよく見せていく構成が上手く、いざ逃亡が始まっても警察とのニアミスによる緊張感と緩和の繰り返しで飽きさせない展開だよね。
シリアスの中に微妙にユーモアが混じっているあたりも面白い。
しかし毎度毎度ニアミスというのは、上手く出来過ぎと思う一方で、ジェラード側が優秀だからこそ起こる状況なんだろうな。
そこに説得力を持たせたトミー・リー・ジョーンズの映画ですわ、この映画は。

=============================================

全力でトミー・リー・ジョーンズ推しw

初めて観たのは高校ぐらいの時だったと思うけど、T・L・ジョーンズが渋すぎて当時すごくショックを受けた気がする。
「ハリソン・フォードよりカッコイイ!」ってねw

改訂前はそんな気分を反映してか、ジェラードの事しか書いてない。
さすがに改訂後はもう少し全体を俯瞰した話を書こう…としたけどダメでしたw
トミー・リー・ジョーンズ、最高です!w

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「グレムリン2/新・種・誕・生」の感想を改訂しました

2016年02月24日 23時34分19秒 | 映画(感想)
今回は「グレムリン2/新・種・誕・生」の感想の書き換え記録。

改訂前と改訂後です。

=============================================
グレムリン2-新・種・誕・生- [Blu-ray]

「グレムリン2/新・種・誕・生」【改訂前】

前作から6年。
今度はニューヨークで大暴れするグレムリン。

SFXは驚異的に進化し、ギズモもグレムリンも、その表情の豊かさに甚だ驚かされる。
特にブレイン・グレムリンの口は見事だねえ。

今作は前作以上にパロディ映画になってる。
というか、もう筋は置いておいて勢いが単純に面白い。
ネタ自体はセルフパロディも多いから、前作を観ているのは必須だけどね。
でもネタが分かると、オープニングのバックス・バニーからラストのダフィー・ダックまで、ホントに全編ふざけ通しの面白い映画。
映画そのものが“グレムリン”だわw
個人的にはハルク・ホーガンまで出したのはやりすぎと思わないでもないが。

余談ですが、個人的に頭がフサフサのロバート・ピカード(「スター・トレック/ヴォイジャー」のドクター)を観られたのがなんか嬉しかったねw

----------------------------------------------
「グレムリン2/新・種・誕・生」【改訂後】

前作から6年。今度はニューヨークで大暴れするグレムリン。

SFXは驚異的に進化し、ギズモもグレムリンも、その表情の豊かさに甚だ驚かされる。
アニマトロにクスだと思うけど、ギズモのアップはもうキュートすぎるでしょ!
ブレイン・グレムリンの口の動きも見事。
それでいて操り人形然とした動作は割り切っている感じがするが、この映画、リアルさを志向しているんじゃなくて、グレムリンをダシに実写でルーニー・テューンズのノリをやりたかっただけだよね?w

今作は前作以上にパロディ映画になってる。
というか、もう筋は置いておいてパロディ&メタネタのオンパレードで勢い勝負のネタ映画。
(個人的には映画評論家のレナード・マーティンがグレムリンに襲撃されるネタが好きだが、こんなのもう楽屋落ちのレベルじゃないか。)
 ネタは拾えばキリがないが、強引に筋を作っているものの、基本的にはグレムリンの“新種”を良いことに小ネタを繋いで遊んでいるだけで、もうこの映画そのものが“グレムリン”だわい。
脈略もなく始まるミュージカル、オペラ座の怪人、マリリン・モンローのパロディ。
バットグレムリンが壁を破ると…!?
でもそれが良いw
ハルク・ホーガンは…ちょっとどうなんだろ。

余談ですが、ロバート・ピカードが頭フサフサで、「スター・トレック/ヴォイジャー」を観ていた身としてはなんか嬉しい。
そういえば序盤でチラッとヘンリー・ギブソンが出てたね。
ディック・ミラーもいてもいなくても良い役なのに、ちゃんと出番があるのがジョー・ダンテ一家という感じで良い。

=============================================

「グレムリン2」は子供のころから大好きな映画だったので、改訂前の感想も比較的多めの内容。
「映画そのものが“グレムリン”だ」というこの映画に対する感想は今観ても変わらないなw
こういう勢いのある映画は大好きですよ!

昔気づかなかったのは、チョイ役のヘンリー・ギブソンとかかな。
小ネタではあるけど、ジョー・ダンテの「メイフィールドの怪人たち」を観ているとニヤリとする部分ですね。

感想を書いているホームページはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする