連獅子―5
親獅子の愛の試練に耐え、無事駆け登った子獅子。
ほっと安堵の親獅子。
二頭の獅子は、しばし無心に蝶と戯れる。
牡丹に胡蝶は「相生獅子」からの定番セット。
従来は作り物で、添え物にしかすぎなかった胡蝶を、
胡蝶の精としてメインに登場させたのが、
「鏡獅子」下の巻き「胡蝶」だ。
歌詞こそ違えてはいるが、イメージは「連獅子」のこのくだりそっくりだ。
『猛き心の荒獅子も
牡丹の花に舞い遊ぶ
胡蝶に心和らぎて
花に顕われ葉に隠れ
追いつ追われつ余念なく
風に散りゆく花びらの
ひらりひらひら翼を慕い
共に狂うぞ面白き
折から笙笛琴箜篌の
妙なる調べ舞いの袖』
前半は意訳の必要はないだろう。
「…ちょうどその時
天空から、笙 笛 琴 箜篌の
妙なる音楽が流れて来た
さあ、菩薩がお出ましになる時だ、 舞おう」
〓 〓 〓
tea breaku・海中百景
photo by 和尚
親獅子の愛の試練に耐え、無事駆け登った子獅子。
ほっと安堵の親獅子。
二頭の獅子は、しばし無心に蝶と戯れる。
牡丹に胡蝶は「相生獅子」からの定番セット。
従来は作り物で、添え物にしかすぎなかった胡蝶を、
胡蝶の精としてメインに登場させたのが、
「鏡獅子」下の巻き「胡蝶」だ。
歌詞こそ違えてはいるが、イメージは「連獅子」のこのくだりそっくりだ。
『猛き心の荒獅子も
牡丹の花に舞い遊ぶ
胡蝶に心和らぎて
花に顕われ葉に隠れ
追いつ追われつ余念なく
風に散りゆく花びらの
ひらりひらひら翼を慕い
共に狂うぞ面白き
折から笙笛琴箜篌の
妙なる調べ舞いの袖』
前半は意訳の必要はないだろう。
「…ちょうどその時
天空から、笙 笛 琴 箜篌の
妙なる音楽が流れて来た
さあ、菩薩がお出ましになる時だ、 舞おう」
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tea breaku・海中百景
photo by 和尚