西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

原武太夫の教訓―10

2013-01-31 | 薄まる文化

武太夫の「奈良柴」からもう一首。

「芸の道 こまかにしらで つらの皮
 厚きを見れば 撥もあたらず」

いっぱしの顔をして三味線を弾いているが、
なんともおそまつな音を出していることよ。
芸を知らない奴にかぎって面の皮が厚いものだよ。
というような意味になるだろうか。

芸というものは知れば知るほど謙虚になるものだから、
無恥厚顔に皮を引っぱたいても三味線は鳴ってはくれない。

事実三味線になめられる、ということがある。
へたな奴は楽器が馬鹿にするのだ。
糸巻で手こずらせたり、
鳴ってくれなかったりする。

だから、不思議なことにどんなにいい三味線でも、
下手な人が弾くと全く鳴らない(われわれレベルでの尺度)し、
弾き手によっても音色は変わる。

楽器は自分と同レベルの奏者に共鳴するのだろう。

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tea break・海中百景
photo by 和尚
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長唄協会新年会

2013-01-30 | プライベート

きょうは日比谷の東京会館で長唄協会の新年会がありました。

午餐のパーティーです。
いつものように、私は繭の会のお姉さまたちと同じテーブル。
っしかし、下っ端の立場としては、せっせとお料理を運ぶという役もあるのです。

左が芳村伊十衛氏。右が杵屋佐臣氏。



         そして、日吉小暎氏と今藤長十郎氏。
                         



こちらのテーブルは「さみしいおばさん」御連中。
左から、岩田・大森・小山氏です。


このパーティーは福引きが名物で、
各流派から色々な景品が提供されます。

今日私は一番の目玉、今藤家元ご提供の、塩瀬の帯地が当たりました。
同じテーブルにいる“子分”に当たったとあって「出来レース」の野次も飛びましたが、感激!!
       
       素敵でしょ!

ちなみに伊十衛氏ははずれで、何も当たりませんでした。
大きな大人がやんちゃにすねていました。
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原武太夫の教訓―9

2013-01-29 | 薄まる文化

武太夫は三味線の名手だったが、
武太夫が現役の頃はまだ長唄というものが確立していないので、
それは河東や一中、半太夫節などの浄瑠璃の三味線だろう。

「奈良柴」が書かれた頃は豊後三派が創設されたばかりで、
歌舞伎界は相当混乱していたと思われる。

「今の世は へたも上手も わかりなし 
 ひいきな者は みな上手なり」

この狂歌などは、まさにそれを揶揄しているようで面白い。

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tea break・海中百景
photo by 和尚
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NHK録音

2013-01-28 | 仕事関係

きょうは2時からNHKの502スタジオで録音がありました。

ここはちょっと狭いのですが、火曜日の「邦楽のひと時」は
通常はこのスタジオです。
   


「英執着獅子」を、今藤郁子・杵屋秀子・今藤政子さんの唄で、
三味線を今藤長由利と岩田喜美子・今藤政音さんの3丁3枚で録りました。

この曲は中村富十郎が「京鹿の子娘道成寺」を踊った翌年の演し物で
(1754・宝暦4年中村座初演)、当然女形の獅子です。

約100年後(1861・文久元年)に杵屋勝三郎(2)が
能装束を付けた、立役の舞踊曲「連獅子」を作ってからは
獅子物の印象ががらりと変わってしまいましたが、
本来は上方色濃濃厚な、はんなりとした遊女の所作(舞踊)だったのです。

今回は、そこのところをあえて意識した演出でいきました。

放送は2月12日(火)AM11時00分~30・NHK-FM です。
ぜひお聴き下さい。





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今藤新年会

2013-01-27 | プライベート

きょうは帝国ホテルで今藤新年会がありました。

午餐のパーティです。
目玉はビンゴと、お年玉じゃんけん。

2、3年前までは結構当たっていたのですが、この所不発で
今回も3リーチでゲームオーバーです。
     

じゃんけんも珍しく残り3人まで勝ち抜けてきたのですが、
最後で負け!
勝者は92歳の朝倉摂先生。お元気ですよ。

郁子、美治郎ごきょうだい。よく似ていらっしゃる。
                   

九州朝日放送のアナウンサー、徳永玲子さんと2ショット。
    
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