西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

ハロウィン

2016-10-31 | プライベート
きょう巷はハロウィンで大盛り上がりのようじゃ。

若者たちはエネルギーがありあまっておるからな。
朝まで遊びなはれ。
年寄りは早く寝るから。

           

 
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島の芸者

2016-10-30 | 浮世絵
これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵
「当世五番島・東都佃島」、制作年は未詳だ。

深川のそばの岡場所佃島は、船でしか行けない不便な離島だった。
客を船で迎え、船で見送る、途中客が飽きないように芸者が乗り込み
三味線を弾いた。
その代表的なものがいわゆる「佃」だ。

この島の芸者もちょっと二番手、場末な感じがする。
    
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さわり

2016-10-29 | 浮世絵
これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵
「今様美人拾二景」・両国橋だ。
制作年は文政5(1822)年だ。

柳橋あたりの芸者だろうか、「気が軽そう」と書かれている。
面白いのは三味線のさわりがないことだ。
上駒が1の糸までかかっている。

三味線のさわりが一ポピュラーになったのは宝暦頃(1751〜)だから、
この絵の三味線は天神の蒔絵といい、棹の細さ黒さ、糸巻きの斜めの溝といい、
もしかしたら銘のある初期の名品なのかもしれない。


      
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舞踊リサイタル

2016-10-28 | 仕事関係
きょうは日本橋劇場で「坂東三千梅 リサイタル」がありました。
あいにくの雨でしたが、お客様がたくさん見えて盛会でした。

本番は6時開演ですが、2時半から舞台稽古がありましたので、
1時半に楽屋入りです。

雨ですので外に出るのもおっくうで、
待ち時間は六多之氏と2階のサロンで、コーヒーと差し入れのケーキを食べておしゃべりです。
六多之氏は大学の3年先輩ですが、学生時代から仲良くしていただいていたので、今もその延長気分です。

    楽屋のスナップ、繭の会のお姉様方です。
    左から杵屋静子・芳村伊十衛・杵屋佐臣氏。 
   

               左から杵屋六多之・日吉小暎氏。
               

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遊女

2016-10-27 | 浮世絵
これは渓斎英泉(寛政3〜嘉永元・1791〜1848年)の浮世絵
「契情道中双六」・尾張屋内喜長だ。
書き入れは「見立てよしわら 五十三つい・藤枝」とある。
制作年は文政4〜5(1821〜23)年だ。

窓絵を見ると雪景色だから季節は冬、
箏を前にしている遊女の打掛の裾がたいそうふくらんでいるのは、
綿入れを羽織っているからだろう。

    
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