これは菱川師宣(1618~1694・元和4~元禄7)筆の
吉原格子先の図だ。
1680(延宝8)年に描かれているので、
4月24日の吉原格子先の図より40年ほど前になるだろうか。
およその体裁は同じだが、格子がぐるりと中の方にまで回っていて
入り口もずいぶんと広い。
当初はこのように見世の中で品定めをしたのだろう。
妓夫の座る場所もかなり奥だ。
入り口に控えているのはお供の奴で、
通りを歩く男も奴を連れている。
左端から2番目の遊女が、三味線を弾きながら何やら歌っているようだ。
まだ正座の習慣はないはずだが、どうして正座をしているのだろう。
吉原格子先の図だ。
1680(延宝8)年に描かれているので、
4月24日の吉原格子先の図より40年ほど前になるだろうか。
およその体裁は同じだが、格子がぐるりと中の方にまで回っていて
入り口もずいぶんと広い。
当初はこのように見世の中で品定めをしたのだろう。
妓夫の座る場所もかなり奥だ。
入り口に控えているのはお供の奴で、
通りを歩く男も奴を連れている。
左端から2番目の遊女が、三味線を弾きながら何やら歌っているようだ。
まだ正座の習慣はないはずだが、どうして正座をしているのだろう。