西園寺由利の長唄って何だ!

長唄を知識として楽しんでもらいたい。
軽いエッセイを綴ります。

今藤新年会

2010-01-31 | その他 (c)yuri saionji
今日は三越劇場で「梅の栄」を演奏してきましたが、
その前に、恒例の今藤新年会が帝国ホテルでありました。
午餐で、ワインに合うおいしい料理がいっぱいあったのですが、
後に演奏が控えているので、ウーロン茶でがまんでした。

やはり飲み助といたしましては、面白くなかったです。
料理とワインってなんて素敵に合うのでしょうね。

家元と政太郎氏と、横顔ですが朝倉摂氏。



もう一枚。
左から尚之氏、昨年入門されたばかりの岩田壮平氏、日本画家でいらっしゃいます。
そしてイケメンの隣で満点星の私、その隣は、尚之氏のご子息、長龍郎クン。




2時過ぎにパーティを終え、出演者一同、三越に移動。
三越劇場は楽屋が少なくて、せまいものですから
30番近くありますので、出演者も多く、楽屋の使い回しが大変です。

楽屋の廊下で「梅の栄え」の出番待ちをしているところ。
右から、長十郎・政子・政音・長鏡・美知・郁子氏。



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今日はお呼びじゃないのう。 和尚
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つれづれ

2010-01-30 | よもやま話 (c)yuri saionji
昨年1月22に始めたブログが、1日も休むことなく、無事1年を過ぎました。
正確には、1年と8日です。
毎日更新を目標に、こつこつと続けて来たのですが、
成せば成り、塵も積もれば山となる、です。

一年分を本にしておこうと思い、製本のレイアウトをサンプリングしてみたところ、
何と、480ページの本で2冊分にもなってしまいました。

つまり、960ページということです。
びっくり仰天!

私の書いた「長唄を読む」全3巻の、2冊分にも相当するページ数です。
もっとも、写真などが入りますので、正味の文字数ではありませんが、
それにしても驚きです。

そんなに書いているのに、長唄に関していえばまだほんのとば口。
それにもびっくり!です。

先は長いですが、また今年も1年、こつこつと参ります。
継続は未来へと続き、時には思いがけない啓示を仰ぐこともあるのです。


tea breaku・海中百景
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長唄協会新年会

2010-01-29 | その他 (c)yuri saionji
今日は長唄協会の新年会に出かけました。
毎年、日比谷の東京会館で催されます。

ここはお料理がおいしいのです。
200名ほどが集まり、新年の初顔合わせをいたします。
立食歓談の後は恒例の抽選会となり、
各派から出された、景品や、協会が出す景品などが目玉となります。

立食といっても、数年前から、テーブル席が人数分用意されるようになりましたので、
とても楽ちん。

私はいつも「繭の会」のお姉様方とご一緒させていただいております。
今回、芳村伊十衛氏は、今藤長十郎氏の出した帯地が当たりました。
思いがけない偶然に、私たちのテーブルは大いに盛り上がったことでした。

そして、私はパーティ用のバッグが当たりました。
はずれの人もいますので、今年はよしよし、といったところ。

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高田中学

2010-01-28 | 仕事関係
今日は横浜の高田中学に行ってきました。

昨年の夏、吹奏楽部の生徒たちにワークショップで「越後獅子」を教えたのの
仕上げで、生徒、父兄を集めての発表会です。

25人の生徒が、プロも交えてダイジェスト版ですが「越後獅子」を演奏しました。
まあまあの出来で、文化省の意図には添えたのではないかと思います。

その後、杵屋直吉氏、今藤長十郎氏、他、囃子も入っての鑑賞会で、
「綱館」と「二人椀久」を演奏しました。

生徒たちはかなり静かに聴いてくれたようで、
うろうろ歩き回る子もなく(最近の子はそいうことを平気でするそうです。びっくり!)
校長先生も喜んでいらっしゃいました。

私達の時代とは大違いで、そんなことにも感心したりした一日でした。

同じ日本人に三味線を弾かせるということの、何と至難のわざか、
ああ、日暮れて道遠し、命短し恋せよ乙女、の心境です。

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繭の会

2010-01-27 | よもやま話 (c)yuri saionji
その7


そして時が過ぎ、
気がつけば、風船ははじけ、しかし、その反動の波を一番最後にかぶった
我々の業界にも遅ればせながら、変化の兆しが見えて来た。

長唄を支えてくれていた、シルバー層が次第にみまかり、
次なる支持者が現れない。
株価の低迷で父ちゃんの財布の紐も固くなり、
母ちゃんはそうそう無理も言えない。

長唄のように、生活に無くてもいい趣味のものはこういう時には弱いのです。
そもそも文化とか、芸術はパトロンの庇護のもとに存在していたもの、
自力での生活は、まだまだおぼつかないのですよ。

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tea breaku・海中百景
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