八ツ乳−2 2020-02-25 | その他 (c)yuri saionji これは細田栄之(宝暦6~文政12・1756~1829年)の絵で、 制作年は不詳、茶屋の女のあそびを描いたもののようです。 これにも2/23の記事と同じ八ツ乳の三味線が見えます。 当時でも結構貴重だったのではないかと思いますが、 そうでもなかったのでしょうか。
八ツ乳 2020-02-23 | その他 (c)yuri saionji 三味線といえば四ツ乳(ヨツジ)が今では普通ですが、 細田栄之(宝暦6~文政12・1756~1829年)のこの絵には乳首跡が八つもあります。 制作年代は不詳です。 猫にはおっぱいが八つあり、それを半分に切って張りますので四ツ乳というのですが、 この絵の皮は子猫のを丸々使っています。 古い時代の古近江(三味線の銘品)などはこの手の皮が張られていたようです。 子猫ですから皮も薄く(コピー用紙ほどだとか)、絵にありますように胴も薄く、撥も薄くて小さい。 従いましてそっと弾かざるを得ず、音色も当然小さい。 ですからあちこちの座敷で弾いていても、さほど気にならなかったのでしょう。 当然ですがこの手の三味線はお座敷用で、大きい音が必要な芝居などでは四ツ(省略した称)が使われていたと思います。
マスク 2020-02-22 | その他 (c)yuri saionji ちょっと珍しい写真を手に入れました。 毎月浅草観光センターで行われている、外国人のための三味線ワークショップでの デモンストレーション演奏です。 2月16日に行われたものですが、こういう時ですので皆さんマスク着用です。 しかも右手には薄いゴム手袋。 私はこの日は体調不良で欠席しましたが、 家元・里夕さん・小三友さんたちが身体を張って頑張ってくれました。 頭が下がります。
儀式 2019-11-22 | その他 (c)yuri saionji きょうは冷たい雨の中、天皇即位の一連の儀式、 皇祖神伊勢神宮への親謁の儀が行なわれましたね。 厳かな儀式をまた見る事ができ、ありがたいことですが、 感無量の極みで、思わずこうべを垂れてしまいます。
大嘗祭 2019-11-14 | その他 (c)yuri saionji きょうは天皇即位の止めともいえる儀式「大嘗祭」が行われましたね。 テレビのおかげで我々下々までが映像で見る事が出来るのですから、 恐れ多いことです。 新設された大嘗宮で行なわれる、天皇と神との饗応。 天皇が現人神と崇められた古の気配を感じることのできる、荘厳な儀式ですね。