英執着獅子―4
次も同じく「夫妻獅子」からの引用。
(括弧内は、原文)
『短夜の(に)
夢はあやなし その移り香の(を)
憎て手折か 主なき花を
何のさらさら さらさらに
さらに恋は曲者
露東雲の 草葉に靡く青柳の
いとしおらしく
二つの獅子の身を撫でて
頭をうなだれ 耳を伏せ
花に宿かる 浮き世の嵐
あなたへさそい こなたへよりつ
園の胡蝶に戯れ遊ぶ
己が友よぶ 獅子の駒』
そしてオリジナルの歌詞を加えた。
『花に移ろう
恋の胡蝶の舞の袖
恋すちょう
比翼連理の可愛いらし』
(意訳)
「夏の夜は空しく明け、
あの人は帰る
まさか私を捨てたりはしないわよね
ああ、いやだ
何て恋は不思議なの
夜露を含んだ草葉になびく、青柳の可憐なこと
花の下で、二人はじっと身を寄せ合い、
恋の辛さに耐えている
ひらひらと飛ぶ胡蝶と戯れ、
互いを呼び合う つがいの獅子」
「花から花へ、蝶が舞う
恋という、比翼の鳥、連理の枝の愛らしさ」
〓 〓 〓
tea breaku・海中百景
photo by 和尚
次も同じく「夫妻獅子」からの引用。
(括弧内は、原文)
『短夜の(に)
夢はあやなし その移り香の(を)
憎て手折か 主なき花を
何のさらさら さらさらに
さらに恋は曲者
露東雲の 草葉に靡く青柳の
いとしおらしく
二つの獅子の身を撫でて
頭をうなだれ 耳を伏せ
花に宿かる 浮き世の嵐
あなたへさそい こなたへよりつ
園の胡蝶に戯れ遊ぶ
己が友よぶ 獅子の駒』
そしてオリジナルの歌詞を加えた。
『花に移ろう
恋の胡蝶の舞の袖
恋すちょう
比翼連理の可愛いらし』
(意訳)
「夏の夜は空しく明け、
あの人は帰る
まさか私を捨てたりはしないわよね
ああ、いやだ
何て恋は不思議なの
夜露を含んだ草葉になびく、青柳の可憐なこと
花の下で、二人はじっと身を寄せ合い、
恋の辛さに耐えている
ひらひらと飛ぶ胡蝶と戯れ、
互いを呼び合う つがいの獅子」
「花から花へ、蝶が舞う
恋という、比翼の鳥、連理の枝の愛らしさ」
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tea breaku・海中百景
photo by 和尚