今日も今日とて
「一昨日は1時間目で早退して、昨日は3時間目で
早退しちゃったね~、今日は何時間目で早退しようかな~」
とニコニコ笑顔で登校していった息子。
でも今日は、K先生と私は、遊びながらでもだらだらでも
いいから、終業時刻まで学校で頑張ってもらう作戦でいました。
というのは、この1週間、息子を観察していて、
やはり体というよりは精神的な息切れのような状態で
学校にいられなくなっているように思えたからです。
2年生になって交流級のメンバーが変わったり、交流担が変わったり、
障級にも1年生や介助の先生が増えたことや、
それに加えてトライやるウィークがあったりして、
「もう頑張れない」と体が悲鳴をあげたのでしょう。
ちょうど1年生の1学期、頑張りすぎから体を壊し
登校できなくなったのと同じように。
あの時はじっくり時間をかけて、ゆっくりゆっくり
息子の緊張と不安をほぐしてもらったのですが
今は息子は中学という環境には慣れているし、K先生との
信頼関係もしっかりできています。
なので、無理はさせないほうがいいけれども、
あまり大事をとりすぎて今のペースをずるずると引きずると
却って通常の学校生活に戻っていくきっかけを失って
しまうのではないか、それがK先生と私の一致した意見でした。
それで、今日もゆったりとした内容にはするけれども、
終業までは学校にいる体験をさせてから週末にゆっくり
休養させ、来週からできるだけ普通の安定した学校生活に
戻しておこう、ということになりました。
どうかな~、と思いながら、家で待っていると、K先生から電話。
「今日は本人から逃げ回っています。ぼくの顔を見ると
ニコニコして『早退します』って言いかけるんですよ。
今日はそれで、朝から聞こえんかったふりをしたり、
話をそらしたり、今4時間目が始まるところなんですが
このタイミングで顔を合わせると絶対『帰ります』って
言われそうなんで、職員室へ逃げてきてます」
K先生の作戦は見事成功、4時間目のチャイムが鳴ると
息子はあきらめて交流級の美術の授業に出ました。
でも、給食は障級の教室でK先生と2人きりで食べるので
もう先生は逃げられません。そこで一計を案じた先生、
4時間目の終わりに息子のエプロンセットを教室まで持って行き、
「○○先生が待ってるで、はよ給食取っておいで」
と命じました。
言いつけどおりに給食を取りに行った息子、
さすがに観念したのか、給食を食べながら
「今日は最後まで頑張ろうと思います」と
宣言したそうです。
そしてその言葉どおり、6時間終了まで学校にいて
先生に「よくがんばったなあ」と褒めてもらって帰ってきました。
もちろん、家でも「すごいねえ、最後までよく頑張ったねえ。
今日はご褒美に晩御飯はちびくまくんの好きな麻婆豆腐にしようねえ」と
褒めちぎったので、息子はニコニコ。
よほど疲れたのか、夕方には昼寝もしていましたが、
「僕はしんどかったけど、がんばった。
ちゃんと最後まで学校にいられた」と満足そう。
朝から終業まで学校にいることにさえ、計画的に成功体験が
必要というのは、なんとも手間のかかる話ですが、
その大切さを理解し、その手間を喜んでかけてくれる先生に
担任してもらっている息子は、幸せものと言っていいでしょう。
「一昨日は1時間目で早退して、昨日は3時間目で
早退しちゃったね~、今日は何時間目で早退しようかな~」
とニコニコ笑顔で登校していった息子。
でも今日は、K先生と私は、遊びながらでもだらだらでも
いいから、終業時刻まで学校で頑張ってもらう作戦でいました。
というのは、この1週間、息子を観察していて、
やはり体というよりは精神的な息切れのような状態で
学校にいられなくなっているように思えたからです。
2年生になって交流級のメンバーが変わったり、交流担が変わったり、
障級にも1年生や介助の先生が増えたことや、
それに加えてトライやるウィークがあったりして、
「もう頑張れない」と体が悲鳴をあげたのでしょう。
ちょうど1年生の1学期、頑張りすぎから体を壊し
登校できなくなったのと同じように。
あの時はじっくり時間をかけて、ゆっくりゆっくり
息子の緊張と不安をほぐしてもらったのですが
今は息子は中学という環境には慣れているし、K先生との
信頼関係もしっかりできています。
なので、無理はさせないほうがいいけれども、
あまり大事をとりすぎて今のペースをずるずると引きずると
却って通常の学校生活に戻っていくきっかけを失って
しまうのではないか、それがK先生と私の一致した意見でした。
それで、今日もゆったりとした内容にはするけれども、
終業までは学校にいる体験をさせてから週末にゆっくり
休養させ、来週からできるだけ普通の安定した学校生活に
戻しておこう、ということになりました。
どうかな~、と思いながら、家で待っていると、K先生から電話。
「今日は本人から逃げ回っています。ぼくの顔を見ると
ニコニコして『早退します』って言いかけるんですよ。
今日はそれで、朝から聞こえんかったふりをしたり、
話をそらしたり、今4時間目が始まるところなんですが
このタイミングで顔を合わせると絶対『帰ります』って
言われそうなんで、職員室へ逃げてきてます」
K先生の作戦は見事成功、4時間目のチャイムが鳴ると
息子はあきらめて交流級の美術の授業に出ました。
でも、給食は障級の教室でK先生と2人きりで食べるので
もう先生は逃げられません。そこで一計を案じた先生、
4時間目の終わりに息子のエプロンセットを教室まで持って行き、
「○○先生が待ってるで、はよ給食取っておいで」
と命じました。
言いつけどおりに給食を取りに行った息子、
さすがに観念したのか、給食を食べながら
「今日は最後まで頑張ろうと思います」と
宣言したそうです。
そしてその言葉どおり、6時間終了まで学校にいて
先生に「よくがんばったなあ」と褒めてもらって帰ってきました。
もちろん、家でも「すごいねえ、最後までよく頑張ったねえ。
今日はご褒美に晩御飯はちびくまくんの好きな麻婆豆腐にしようねえ」と
褒めちぎったので、息子はニコニコ。
よほど疲れたのか、夕方には昼寝もしていましたが、
「僕はしんどかったけど、がんばった。
ちゃんと最後まで学校にいられた」と満足そう。
朝から終業まで学校にいることにさえ、計画的に成功体験が
必要というのは、なんとも手間のかかる話ですが、
その大切さを理解し、その手間を喜んでかけてくれる先生に
担任してもらっている息子は、幸せものと言っていいでしょう。