ちびくまは、まだ歯医者への通院を続けています。
右上下、左上、と順調に臼歯へのシーラントが済んだのですが、
ここで問題が持ち上がりました。
左下の奥歯2本だけ、まだ乳歯が残っているのです。
しかも、下からは永久歯が顔を出している。
その状態だからなのかどうか、歯磨きもほとんど
できていなくて、歯垢がひどく、
このまま自然に乳歯が抜けるまで
待っていては、永久歯のほうも生えてくるまでに
虫歯になってしまうかも、ということでした。
ドクターのお勧めは、ここで2本とも乳歯を抜歯して
永久歯にシーラントをすること。
「でも、無理に押さえつけてやるわけにはいかないからね。
できないならできないで、他の方法を考えないと。
そんなに無茶苦茶急がなくていいので、お子さんと相談してみてください」
…というのが先週の話。
そこで、息子に話をしてみることにしました。
「ちびくまくんのお口の中は、もうほとんど大人の歯に
なっていて、その大人の歯が虫歯にならないように
お薬を塗ってもらったんだけど、左の下だけ
赤ちゃんの歯が残っていて、それをとらないと
いけないんだって。」
案の定、息子の顔色がさっと変わります。
「しない!ちびくまくん、はをとらない!」
「でもね、それは病気の歯なんだよ。だから
とらないでおいとくと、歯磨きもちゃんとできなくて
歯が痛くなっちゃうの。」
すると息子が
「…とげがささった、みたい?」
実は息子の大好きなアメリカの"Dragontales"というアニメのビデオに
足にとげがささった子が、お医者さんに行くのが怖いのを我慢して
頑張って、無事にとげを抜いてもらえる、というストーリーがあるのです。
息子はそれを連想したのでしょう。
「そう。赤ちゃんの歯がとげになってるの。
とげをとってもらったら、元気な大人の歯になるんだって。
どうかな、ちびくまくんもザックみたいに頑張れるかな?」
大好きなキャラクターの名前を聞いて、息子はにっこり。
「ちびくまくん、がんばれる。ザックみたいに、とげのはを
とってもらう」
やったっ
抜かなければいけない歯は2本あるのだけど、「1回1本だったら
頑張れる」という話になりました。
そして、今日。
歯医者に着くとすぐ、受付の奥さんが
「寒いといけないからトイレに暖房を入れました。」
「診察までトイレに避難」は息子のスタイルとして、
すっかり認知してもらえたみたい。(うれしー)
診察室に呼ばれ、固い表情で椅子に座った息子、
ドクターの顔を見るなり、
「きょうは、はをとってもらいます!」
ドクターはびっくり。
「ほんとに取っていいの?」
「はい!」
「本人と話し合って、1回1本なら頑張るということです」
と説明すると
「へえ~、すごいな。じゃ、ちょっとお口の中見せて。
今日はどっちを取るか決めよう」
結局、奥のほうの歯を取ることになりました。
注射をすることは説明していなかったので、表面麻酔だけで
取れそうなほうを、ということで。
「じゃあね、果物の味のお薬を塗るよ」
「じゃあ、歯をとるからね」
と丁寧に説明してもらったおかげもあって、
息子は全く暴れることも泣くこともなく、
抜歯をしてもらうことができました。
抜いた歯を本人が見たいかどうかはわからなかったので
その場では本人に見せないで欲しいことを伝えておくと
ちゃんと小さなケースに入れてから渡してくれました。
息子はドクターが「はい、今日はこれでおしまい」と
言った途端に、「がんばりました!」と叫んで
待合室のトイレに一目散。
でも、ほんとに頑張ったと思います。
帰りにスーパーでご褒美に彼にジュースを選ばせて買い、
夕食は彼のリクエストにしたがってカレーライスにすることになりました。
家に帰ってから見てみると、抜歯した歯はもう根がすっかり
吸収されてなくなっていましたが、虫歯で大きな穴が
空いて(進行止めのみ処置)いました。すごく汚れてるし。
ちゃんと抜歯できてよかった~。
それにしても、普通の歯医者で抜歯できる日がくるなんて。
さすがの母も、ちょっとびっくりです。
右上下、左上、と順調に臼歯へのシーラントが済んだのですが、
ここで問題が持ち上がりました。
左下の奥歯2本だけ、まだ乳歯が残っているのです。
しかも、下からは永久歯が顔を出している。
その状態だからなのかどうか、歯磨きもほとんど
できていなくて、歯垢がひどく、
このまま自然に乳歯が抜けるまで
待っていては、永久歯のほうも生えてくるまでに
虫歯になってしまうかも、ということでした。
ドクターのお勧めは、ここで2本とも乳歯を抜歯して
永久歯にシーラントをすること。
「でも、無理に押さえつけてやるわけにはいかないからね。
できないならできないで、他の方法を考えないと。
そんなに無茶苦茶急がなくていいので、お子さんと相談してみてください」
…というのが先週の話。
そこで、息子に話をしてみることにしました。
「ちびくまくんのお口の中は、もうほとんど大人の歯に
なっていて、その大人の歯が虫歯にならないように
お薬を塗ってもらったんだけど、左の下だけ
赤ちゃんの歯が残っていて、それをとらないと
いけないんだって。」
案の定、息子の顔色がさっと変わります。
「しない!ちびくまくん、はをとらない!」
「でもね、それは病気の歯なんだよ。だから
とらないでおいとくと、歯磨きもちゃんとできなくて
歯が痛くなっちゃうの。」
すると息子が
「…とげがささった、みたい?」
実は息子の大好きなアメリカの"Dragontales"というアニメのビデオに
足にとげがささった子が、お医者さんに行くのが怖いのを我慢して
頑張って、無事にとげを抜いてもらえる、というストーリーがあるのです。
息子はそれを連想したのでしょう。
「そう。赤ちゃんの歯がとげになってるの。
とげをとってもらったら、元気な大人の歯になるんだって。
どうかな、ちびくまくんもザックみたいに頑張れるかな?」
大好きなキャラクターの名前を聞いて、息子はにっこり。
「ちびくまくん、がんばれる。ザックみたいに、とげのはを
とってもらう」
やったっ
抜かなければいけない歯は2本あるのだけど、「1回1本だったら
頑張れる」という話になりました。
そして、今日。
歯医者に着くとすぐ、受付の奥さんが
「寒いといけないからトイレに暖房を入れました。」
「診察までトイレに避難」は息子のスタイルとして、
すっかり認知してもらえたみたい。(うれしー)
診察室に呼ばれ、固い表情で椅子に座った息子、
ドクターの顔を見るなり、
「きょうは、はをとってもらいます!」
ドクターはびっくり。
「ほんとに取っていいの?」
「はい!」
「本人と話し合って、1回1本なら頑張るということです」
と説明すると
「へえ~、すごいな。じゃ、ちょっとお口の中見せて。
今日はどっちを取るか決めよう」
結局、奥のほうの歯を取ることになりました。
注射をすることは説明していなかったので、表面麻酔だけで
取れそうなほうを、ということで。
「じゃあね、果物の味のお薬を塗るよ」
「じゃあ、歯をとるからね」
と丁寧に説明してもらったおかげもあって、
息子は全く暴れることも泣くこともなく、
抜歯をしてもらうことができました。
抜いた歯を本人が見たいかどうかはわからなかったので
その場では本人に見せないで欲しいことを伝えておくと
ちゃんと小さなケースに入れてから渡してくれました。
息子はドクターが「はい、今日はこれでおしまい」と
言った途端に、「がんばりました!」と叫んで
待合室のトイレに一目散。
でも、ほんとに頑張ったと思います。
帰りにスーパーでご褒美に彼にジュースを選ばせて買い、
夕食は彼のリクエストにしたがってカレーライスにすることになりました。
家に帰ってから見てみると、抜歯した歯はもう根がすっかり
吸収されてなくなっていましたが、虫歯で大きな穴が
空いて(進行止めのみ処置)いました。すごく汚れてるし。
ちゃんと抜歯できてよかった~。
それにしても、普通の歯医者で抜歯できる日がくるなんて。
さすがの母も、ちょっとびっくりです。