雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

追悼

2006年02月03日 | 時には泣きたいこともある。
ちびくまの学校の5人の障担のうちの1人、K先生の
ご主人が、昨日急死されました。

ご主人も現役の先生、少年野球の指導者も勤める
スポーツマンとうかがっていましたが、
突然の心臓発作で、わずか数時間のうちに
亡くなられたのだそうです。

昨日の夕方、連絡網の電話でそのことを知らされて、
言葉を失いました。

いつもニコニコ穏やかな笑顔のK先生は
「かっぽう着の似合う日本のお母さん」風の外見どおり
優しい人で、担任をしている子はもちろんのこと、
自分の担当でないちびくまたちのことも、
いつも細やかに温かく見守ってくれる人です。
私たち保護者にもいつもにこやかに、気さくに声を
かけてくれ、子どものこととなると、普段の
穏やかさが嘘のようにパワフルに動いてくれる先生。
その人に、なんでこんなむごい出来事が起きるのでしょう。

今日は、ちびくまをヘルパーさんに預かってもらって
お母さん仲間たちと御通夜に行ってきました。

大きな会館を借り切っているのに、参列者が多すぎて
建物の外まであふれ、お焼香の列が何時間も途絶えることが
ありませんでした。管理職なのに、高校生や中学生といった
生徒さんが沢山かけつけてきていたのは、きっと
いい先生だったからなのでしょう。

喪服に身をつつんだK先生は、その沢山の参列者に
1人1人声をかけて答礼されていました。
これまで笑顔しか見たことのないK先生の涙は
見ている側もとても辛くて
いったいどう声をかけていいのかもわかりませんでした。

自分が生きている。
家族が生きている。
そのことの重さとありがたさを改めて思いました。

亡くなられた先生のご冥福をお祈りし、
K先生の深い悲しみが少しでも癒され慰められる日が
くることを祈るばかりです。