雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

ミシン実習。

2006年02月22日 | 楽しい学校生活
2日連続で息子の学校へ行ってきました。

先月配布された「学年だより」に「家庭科のミシン実習を
手伝ってくださるお母様を募集しています」とあったので
「交流級での様子を見るチャンス」と応募したのです。

子どもたちは3人ほどで1台のミシンを使い、エプロンを
作るという課題なのですが、例年この単元の時には
マンツーマンで教えてくれる人が必要になり、とても
先生だけでは手が回らないのだそうです。

案の定、先生が前で説明しただけではほとんどわかってなくて
手取り足取り教えなければならない子も沢山おり、
待ち針のうちかたや、ものさしの使い方、三つ折のしかたを教えたり
ミシンの返し縫の仕方や手の添え方をアドバイスしたり、
糸が切れた、針が折れた、などのトラブルに対応したり、
間違ったところを縫った子が縫い目を解くのを手伝ったり、と

家庭科専科の先生に交流担、それに手伝いのお母さんが私を入れて
5人くらいついてフル回転して、やっと実習がなりたつといった具合でした。


そんな中でも
「あれ?おばちゃん、ひさしぶり~。1・2年のときはしょっちゅう
学校来てたのに、最近来てなかったね~」
とか
「あ、おばちゃん、ちびくまくんのおかあさん?なあ、
ちびくまくん、めちゃ英語うまいなあ。おれ、感心したわ」
とか声をかけてくれる子が何人もいて

もう低学年の頃とは違って、ちびくま本人にべたべたかまったり
一緒にままごとや電車ごっこをすることはなくなったけど
少し距離を置きながら、でも置いてきぼりにしないように
ちびくまをありのままに受け入れ、見守ってくれている
空気がとても居心地良く思いました。
本当に優しい子どもたちです。

また、学校へ行っても、我が子のことは介助の先生にお任せして
私は普通のお母さんとしてクラスの子達と関われるのも
この学校ならではのことで、とてもありがたいと思います。

あとわずか1年あまりで卒業しないといけない学校ですが、
この学校での6年間は、息子にとって大きな財産になりそうです。