気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

ひとやすみ

2009年01月12日 | 生活
中日新聞を読んでいたら、くまのぷーさんの続編が出るという記事がありました。
ぬいぐるみがこれほどメジャーになっていても、原作は読んだことがありません。

アラビアンナイト(千一夜物語)も、書いてありましたが、これも子供版しか読んだことがありません。
そもそも大人の夜伽話で、そのうちの一部を抜き出して編集されたものが普及しているだけで、現物は岩波文庫で13巻の大作。
現在、品切れで全巻入手することは難しいそうな・・・

こういうのを見ると読みたくなってしまいます。

が買い物に行くというので、駅への送り迎えや演奏会の案内状発送ついでに本屋に行ってきました。

くまのプーさんは2巻目の「プー横丁にたった家」、千一夜物語はおいてないので、清水義範が抜粋して現代訳にした「新アラビアンナイト」を買ってきました。

くまのプーさんは、訳が古いのか、奥が深すぎるのか・・・
上っ面だけならいいけれど、リラックマ以上に難解じゃない、これ?
子供じゃ全部理解するのは無理という感じ・・・

「新アラビアンナイト」は、微妙に大人っぽい感覚も出てきます。
愛と冒険に満ちた王様への夜伽話ですし、この訳本のターゲットは大人なので・・・
エロティックに描写したものもあるそうですが、ちょっとイメージを壊してしまいそうなのでパス。

先読みであとがきを読むと、アリババやアラジンはフランスにこの物語を紹介する時に付け加えられたもので、原典のイスラム版にはないとのこと。

ほう・・・

じっくり読んでみるつもりです。

そのついでにジャズ喫茶のオーナーがしたためた本を立ち読み。

その中で、最近の若者は背伸びをしなくなっており、自分の感覚が正しいものとして、その中で音楽をとらえている。
聴き手のことを考えると、密度を低くするか、密度は高くともわかりやすくかみ砕いたものでないと理解してもらえない。
奏者側のアプローチが中心になる密度の高い音楽は、受け入れにくい。

そんなようなことが書いてありました。

身近なところで、パソコンもとてつもないプログラムが動いてるのに、ユーザーインターフェイスは分かりやすいですよね。

ということは、受け入れて欲しければ、シンプルな題材で濃厚さを演出するか、濃厚な中身ををさりげなく表現していくことが必要で、濃厚な題材で、濃厚さを演出することは理解を得られないということなのかな?

深いなぁ・・・
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シャッフル

2009年01月12日 | 音楽
シャッフルのリズムで合奏って、よーく考えれば難しいかもしれませんねぇ・・・

シャッフル(スイングともいう)は、中抜き3連符でリズムを刻むことなので、16ビートのシャッフルだと、8分音符は普通だけど、16分音符は、タカタカタカじゃなくて、ウン・パー・カ、ウン・パー・カてな感じになります。
ドラマーごとに叩き方が微妙に違うし、これにのっかって吹くサックス奏者なども、チャーリーパーカーのように前のめりでいく人もいれば、ハンク・モブレーやジャッキー・マクリーンのように引きずって、どこかでつじつまを合わせている人もいます。
ソニーロリンズのように、うまく使い分ける人もいるし・・・

ジャズでは、基本のリズムという感じがするけど、ずばりシャッフルのリズムで叩いている曲って・・・

ソニー・クラークの「Cool Struttin'」、「Sonny's Crib」やドラムのリズムがモロだったっと記憶しているけど、アートブレーキーの「Moanin'」は、メロディーからしてシャッフルだけど、リズムは8ビートで叩いているイメージが強い。
色々と聞いてみると、俗っぽい感じ(好きだけど)の人や、ビッグな人も若い時はモロだったりします。
ビッグバンドのカウントベイシーも、モロだけど、ドライブ・アローンとはイメージが違いすぎます。

これ、クラシック系の人(というか日本人)は駄目らしいんですよね。
アンドレ・プレヴィンのようにジャズでも有名な人でも、独特のノリは出てないもん・・・

フラメンコやジプシー音楽にベースをおいている、ジャンゴ・ラインハルトは、一音づつオルタネート・ピッキングでゴリゴリと弾きまくります。
一方、ウエス・モンゴメリーは、頭の音を抜いた駆け上がりの入りは軽く弾いているし、高音域は拍の頭の音はアクセント置き、短めにつく感じで、跳ねる感覚を出しています。
このあたりの処理が、奏者の個性になるわけだけど、シャッフルの場合は、ウエスのように少し力を抜く部分を作って、音楽がどこに向かっているかを意識させた方がいいいかもしれませんね。

洗練されすぎてもわかんないし、ソニー・クラークの「Cool Strutthin'」、ウエス・モンゴメリーの「The Incredible Jazz Guitar」あたりをとことん聴くと、少しは感覚が変わるのだろうか・・・

合奏では、リズム隊がないと明快にノリが出せるはずもないけど、流れを変えるだけの感覚は欲しいなぁ。
それで次の曲はラテン・・・
これはカホンがあるのでいいとしても、このリズムも手強いんだよなぁ・・・
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