ひとりで、ただひたすら、自分の道を極めていく。
その道は、狭く、深く、マニアック・・・
体験するだけでは、いつか飽きてしまいますが、どっぷりはまって生活の一部となったら最後、とことん極めるまで墜ちていく。
熱中というのはそんなことではないかと思います。
好きなこと、やりたいことが文化や市場を形成して、誰でも容易に共有できる入口段階のものは「趣味」と呼ばれ、どっぷりはまって個々が独自の世界を形成し、容易に共有できない段階のものは「オタク」と呼ばれるんじゃないかなと思います。
テレビで放映されていた芸能人鉄道研究会がDVD化されるらしく、You Tubeにも番組の一部がアップされています。
マニアックと思えることでも、中川家を含めた出演者が本当に楽しそうです。
共感できる部分もあるのですが、何時間も飽きずに列車を見続けることができるかというと私は無理、飽きてしまいそう。
写真を撮るのは好きだけど、ベストショットを撮るために、ロケーション・ハンティングして、光の加減のいい時間を狙って、1日かけてやるかと言われると、そこまでの根性は私にはなさそう。
どっぷりいってしまったのは、ビートルズぐらいなんですかね。
お金や時間を使うことに抵抗感がなくなってます・・・
標準のステレオ・ボックス・セットを持っていながら、限定だからという理由でモノラル・ミックスのボックス・セットを購入してしまうのは普通じゃないと思います。
レコード、CD、リマスターのステレオ&モノボックス、DVD、写真集、解説本・・・
聴くだけで飽きたらず、収集も行い、完全スコアーを見ながら、弾いて遊んだりもします。
ビートルマニアは、一大市場を形成していますから、胸をはって「俺はマニアだ。」といえるのが強みではあります。
クラシックギターは嗜みでしょうか?
やっと、演奏家のCDを聴いて、いいなと思った楽譜を買い、真似事ができるところまできました。
いつでも弾けるレパートリーが準備できて、人前で「趣味」といえると思います。
だから、まだ「嗜み」
ギター奏者にとって、指揮者による合奏スタイルが中心のマンドリン音楽、それも脇役として「熱中」の対象とするのはやっぱ無理があります。
ギターは永遠に嗜みなんでしょうか・・・
坊主が大学を卒業したら、生活設計がたったら、さっさと仕事をやめて、熱中できることをしたいと思っています。
そのためにも、やりだすと時の立つのを忘れてしまうとか、他を犠牲にしてでもやりたいと思える熱中できるものを持たなきゃいけません。
それって自分にとって何なんだろうなぁ。