凡味そばきり

先日お仕事で群馬を訪ねました。




朝ご飯はおにぎりと常備菜

まさに雲隠れしちゃった富士山を望みながら。
駅弁や売店のサンドイッチより
豊かな朝食と自負しております＾＾




上越新幹線MAXときに乗りますよ



残念ながら1階席

3年前もこのアングルから撮った気が（笑）
北陸新幹線開通間近なので
売店では北陸のお土産などを売り
大いに盛り上がっていましたね。


無事高崎に到着。
群馬は何度か訪れてますが
軽井沢だったり伊香保や渋川だったりで
中心部に来るのは初めてです。
高崎は上越・北陸新幹線の中継地点とあって
最近駅ビルがリニューアルしたみたいですね…
って、ググったら3/10だったそうな。
私が通過したすぐ後セレモニーだったんだ＾＾；
世界遺産の富岡製糸場もすぐ近くなので
目と鼻の先にある県庁所在地の前橋より
今後こっちの方が発展するかもしれません。



さて、アポは午後なので腹ごしらえ。




凡味そばきり

群馬県内でも有名なお蕎麦屋さん。
11:30のオープン直後にお邪魔しましたが
すぐに満席になってしまいました。



お品書き

せいろにしようと思ったけれど
三色そばが気になり内容を訪ねると
魅力的だったのでオーダー。




三色そば


白雪そば

御膳粉で打った
いわゆる更科蕎麦です。
胚乳のみなので蕎麦の荒々しさはまったくありません。
そして食感はまるで腰の強い讃岐うどんのよう。
噛むとほのかに甘みが感じられました。




田舎そば

挽きぐるみの二八でしょうか？
平打ち気味の麺は
先ほどの白雪そばに通づる弾力。
香りはなかなか良かったです。
後でも述べますが
蕎麦汁との相性はこれが一番良かったです。



芥子切り

この日の変わり蕎麦は芥子切りでした。
香ばしく炒った芥子の主張が強い。
蕎麦汁・薬味も寄せ付けないほど。
これは塩で食べるのが一番かも。
蕎麦の生地は白雪蕎麦と一緒なので
こちらももの凄いコシでした。

群馬県は水沢うどんやおっきりこみ、
ひもかわうどんなどで知られる
全国でも有数のうどん県。
小麦粉文化が発展しているのでしょう。
だからか、蕎麦にもうどんのテイストというか
求めるものがうどん寄りというか…
近隣に長野や江戸が控えているのに
独自路線を歩む蕎麦ですね。
一軒しか訪れてないので
何とも言えませんが＾＾；




蕎麦汁

こちらは江戸前のキレある味わい。
血合い入りの厚削りがしっかり効き
強めの酸味を感じます。
甘さの要素は殆どなく男前。
白雪と芥子切りには合いません。
田舎そばにのみ合いました。




薬味

どれも鮮度がよく美味。




蕎麦湯

無色透明のすっきりタイプ。
時間が早かったから濁りがないのかな？
蕎麦汁に注いだところ
そのまま掛け汁にしても良さそうな上品さ。



足りない…

ということで



かけそば



ずんぐり太い麺。

ここの麺は全体的に太打ちみたい。
汁を煮えたぎらせてしまったのか
せっかくの節の香りが消えていました。
ただ、返しが秀逸なので
印象はさほど悪くなりません。
蕎麦も最後までコシ健在で
美味しく頂くことができました。
今度はスタンダードなせいろをいただきたいわ。

心地よい接客も素敵でした。
ご馳走様です！


凡味そばきり
群馬県高崎市問屋町西1-8-6
TEL.027-361-4928
営業時間 11:30～14:30 17:30～19:30
定休日 火曜日



さて、取材先へ急ぎます。