おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

東奔西走・仏蘭西紀行2019/パリ事件

2019年04月04日 | 旅(海外)
ランチの舞台に向かおうとメトロのホームへ。
私たちの横に地図を手にした女の子集団がいました。
年の頃は10代半ばといったところでしょうか。
地方から来た観光客なのかな?と思っていたところ
メトロが到着して扉が開くや否や
塊になって私たちの間に分け入ってきます。
そして先ほど地図を持っていた娘が
私の胸あたりに地図を突きつけて何やら質問している様子。
どこから見ても海外からの観光客である私に
パリの何を聞こうというのか?と
不自然な行為に疑問を抱いていたところ
女の子たちが障壁になって離れていた主人が
ようやく私に近づいてきました。
一連の流れを不審に思って主人の肩掛けポーチを見ると
二つのファスナーが全開!

「ちょっと、中身確認して!」

主人を促し確認させましたらお財布が見当たらない様子。
これは娘たちの仕業だと確信した私は
地図を胸に突きつけてくる娘を押しのけ
その向こうで背を向けている娘の腕に掴みかかり

「ちょっと!ウォレット返しなさいよ!オイっ!ゴォラァ!」

とまくし立てたところ(日本語でw)、
女の子の輪の中から財布が床にポトリ…
急いで拾って中身を確認したら
主人曰く被害はない様子。
しらばっくれる娘たちをキッと睨むだけで
ポリスに突きつけることができず
歯がゆい思いをしましたが
何はともあれ、無事だったのは不幸中の幸い。
主人にはあれほど「注意してよ」と伝えてあったのに…涙
恫喝した時の私の表情たるや
般若の面以上の凄みがあったことでしょう。
でも相手が大人の男性だったら絶対泣き寝入りだわ。
この手のスリ、ヨーロッパ全域で流行っているようなので
渡航する際は十分注意してください。
年齢や性別などで判断し、
気を許してはいけません。
日本の常識があちらでは通用しないことを
よく理解して行動しましょう。
特に肩掛けポーチは両手が無防備になるので
お気をつけくださいませ。


はぁ、ドッと疲れが…


L'Avant Comptoir Marche

お店に到着



ところはサン=ジェルマン市場の敷地内。
シャルキュトリーが営んでいる立ち飲み屋です。
立ち飲み屋ですが外に置いてある椅子を
勝手に持ち込んでも怒られません(笑)
立ち飲みする気分ではなかったので
エッホエッホと室内へ運び込み


白ワイン

命の水をいただきました。沁みる…
ワインは自然派がメインで
壁面のセラーが壮観です。
ボトルでもオーダーできますし
グラスも結構豊富にありましたよ。
お昼だし、この先何が起きるかわからないので
グラスで3杯で我慢。



ローストビーフとキャベツのサラダ



牛肉のカルパッチョ

適当にオーダーしたところ
似たようなものが二つ来た^^;
しっかり火を通したものが食べたいので



ラヴィオリ

香草が効いていてスープも美味。
一日一回汁物をとらないと辛い私には嬉しい一杯です。



タピオカのクリームコロッケ

日本人からは生まれないレシピですね。
イタリアのアランチーニ的な発想かしら。


少量多品目食べられるので
日本人旅行者にはありがたいシステム。
スペインのバルや日本の居酒屋的なお店
結構増えているみたいですね。









サン=ジェルマン市場を物色

お野菜がいい表情しています。
色々買いたい衝動に駆られますが
旅は始まったばかりなので我慢。



ブレ・シュクレ

友人のY子ちゃんから教えてもらったパティスリー。
オススメの「ガトー・バスク」を買おうと思ったら売り切れ(涙)
同じく素朴な焼き菓子「ガトー・ナンテ」を2枚購入。
ずっしり重厚で一気に荷物の重量が増えました^^;
ちなみに、かなり美味しかったです!
10日間、旅を共にした甲斐がありました。


この後、「ベルばら」フリークの主人が
フランス革命の舞台を見たいというので
断頭台が置かれたコンコルド広場や
フランス革命の誓いを立てたジュ・ド・ポーム
かつて監獄があったバスティーユ広場などなど
足が棒っていうか、丸太ん棒になるほど歩きました…



ホテル近くのフロマージュリー

モンパルナスから南に延びる通りには
八百屋やフロマージュリーやパン屋が軒を連ねます。
いちいち立ち止まって前になかなか進めません。


夜は一昨年ひとりで行ったLe Petit Sommelierへ。
次の旅程へのアクセスを考えて
宿をモンパルナス近くにとっていたので
駅前の同店は歩いていける距離です。


ウフマヨ

この一皿は、うーん・・・



スモーク・サーモンのサラダ

切り方が粗い^^;



シャルキュトリーの盛り合わせ

尋常じゃないボリュームです。
まさかアレが私たちのテーブルにくるはずないよね?
とドキドキしてたら、
見事に期待を裏切りやって来ました(笑)
様々な障害物を押しのけ
テーブルに鎮座した瞬間
周囲の視線を一身に浴びていることを実感。
「あんたたちだけで食べ切れるわけ?」という。
この写真だとわかりにくいですが
大きな画用紙に写生ができる
画板サイズのプレートです(汗)
ビジュアルと塩分によりノックアウト…


お昼に一人で訪れた時は
なかなかの満足度だったので
今回はオーダー内容に問題があったのでしょう。
私が悪うございました。


心も体も胃袋も疲れたので
この日も失神するように眠れましたとさ。


まだまだつづく…

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