しっかり眠ってようやく時差ボケから脱出。
この日は少し足を伸ばして
ヴェルサイユ宮殿へと向かいました。
観光らしい観光をしたことがない私め
ヴェルサイユ宮殿は初訪問でございます。
一日乗車券・モビリスの範囲をパリ近郊まで広げ
多階層構造になったモンパルナス駅
「イル・ド・フランス(パリ近郊)」行きの
専用改札口から入って該当の列車に乗ります。
ヨーロッパは改札があったりなかったりだから
非常にわかりにくい…
ヴェルサイユ宮殿正門前
ヴェルサイユ・シャンティエ駅で下車し
駅から20分弱ほど歩きます。
ヴェルサイユ宮殿最寄りに
3つある駅の中でも最も遠いので
宮殿に向かう人はまばらでした。
空いているのかも…ラッキー
という淡い期待はゲートをくぐるや否や
あっという間に崩されたのです。
広い敷地内には長蛇の列。
これは急がないと!とそそくさと並びました。
どうでしょう…20分ぐらい経った頃かしら。
後ろに並んでいる日本人の旅行者が
「俺、ちょっと前の方見てくるわ」
と彼女を残して小走りに前方へと向かいました。
そして戻ってきて彼女に
「チケット買ってない人がここに並んでて
改札前で説明を受けたりして混んでるみたい」
ん?
チケットってこの列の先で買えるんじゃないの???
頭の中がハテナだらけです。
後ろを振り向いて
「チケット売り場は別なんですか?」
と質問したところ
「チケット売り場はあちらみたいですよ。
僕たちはミュージアムパスを持っているので
チケットを買わずにここへ並んでいます」
とな…
指さされたのは列とだいぶ離れた館。
貴重な情報を頂いたお礼を丁重に述べ
急いでチケット売り場のブースへと向かいました。
こちらも結構混んでおりましたが
何とか手に入れて列に戻り直します。
入り口のゲートで荷物のセキュリティチェックがあり
いよいよ次は私たちの番だ、と待っていると
前にいたフランス人家族が
列から外され、トボトボと例の館へ歩き出します。
そう、彼らはチケットを買っていなかったのです。
何十分も待たされて門前払いを受け
チケットを買い並び直すとは、不憫極まりない。
ヴェルサイユを訪れる日本人観光客は
そんなに多くなかったにも関わらず
たまたま後ろに並んだのが
ミュージアムパスを持っている日本人でよかった。
私たちも改札で門前払いされるところだったわ^^;
こうした過ちや煩わしさを回避したい方は
ウェブでチケットを取得してから向かいましょう。
ようやくゲート内へ
広大な敷地に絢爛豪華な宮殿
贅を尽くした鏡の間や
王や妃、子息の間などを見学。
池田理代子先生が描いた
ヴェルサイユのばらのシーンが
脳裏に次々と浮かびます。
逼迫した財政であるにも関わらず
貴族とその周りに群がる人々が
私利私欲を求めて
この宮殿を舞台に
複雑な人間関係を築いていたのだな…と思うと
煌びやかな装飾が無機質に思えます。
しかし芸術に罪はありません。
依頼者の求めに対し
全身全霊で表現した絵画や調度品は
紛れもない美として目に映りました。
パリへ帰還
王朝の興亡で紡ぐフランスの歴史を
見守り続けるセーヌ川は
この日も穏やかな表情です。
パリ本店のショップ巡りなどし
一旦ホテルに戻って夕食へ。
Le relais de L'Entrecote
ル・ルレ・ド・ラントルコート。
モンパルナスにある
老舗のステーキハウスでして
週末の金曜日というのもあって満席でした。
少し待たされてお席に着くと
メニューはくるみのサラダと
リブロースステーキのセットのみと告げられます。
好みの焼き加減を伝えると
熟練のマダムがテーブルクロス上にメモ。
あとは料理が登場するのを待つだけです。
くるみのサラダ
シンプルで美味しくてありがたい。
こういうのを求めていたの。
リブロースステーキとポム・フリッツ
ソースはバジルなどが効いた
ハーブ入りの秘伝ソース。
食べ終えるとおかわりするか尋ねられます。
なんて事のないお肉ですが
潔い赤身で肉の味わいもしっかりしており
調子に乗って2回もお代わりしていまいました。
ローストビーフやらシャルキュトリーばかり食べていたので
きちんと火を通したお肉に飢えていたのかも。
しかしフランスのカジュアルなレストランって
何であんなにテーブルが小さいのかしら?
しかも店を埋め尽くすように設置されているから
テーブルの間を立派なヒップのマダムが通ると
机の上のグラスが押し倒されそうになります。
身振り手振りつきのおしゃべりも危険^^;
たくさん歩いてたらふく食べて
この日もバタリと倒れるように就寝。
いよいよ翌日はあの地へと旅立ちます。
つづく…
この日は少し足を伸ばして
ヴェルサイユ宮殿へと向かいました。
観光らしい観光をしたことがない私め
ヴェルサイユ宮殿は初訪問でございます。
一日乗車券・モビリスの範囲をパリ近郊まで広げ
多階層構造になったモンパルナス駅
「イル・ド・フランス(パリ近郊)」行きの
専用改札口から入って該当の列車に乗ります。
ヨーロッパは改札があったりなかったりだから
非常にわかりにくい…
ヴェルサイユ宮殿正門前
ヴェルサイユ・シャンティエ駅で下車し
駅から20分弱ほど歩きます。
ヴェルサイユ宮殿最寄りに
3つある駅の中でも最も遠いので
宮殿に向かう人はまばらでした。
空いているのかも…ラッキー
という淡い期待はゲートをくぐるや否や
あっという間に崩されたのです。
広い敷地内には長蛇の列。
これは急がないと!とそそくさと並びました。
どうでしょう…20分ぐらい経った頃かしら。
後ろに並んでいる日本人の旅行者が
「俺、ちょっと前の方見てくるわ」
と彼女を残して小走りに前方へと向かいました。
そして戻ってきて彼女に
「チケット買ってない人がここに並んでて
改札前で説明を受けたりして混んでるみたい」
ん?
チケットってこの列の先で買えるんじゃないの???
頭の中がハテナだらけです。
後ろを振り向いて
「チケット売り場は別なんですか?」
と質問したところ
「チケット売り場はあちらみたいですよ。
僕たちはミュージアムパスを持っているので
チケットを買わずにここへ並んでいます」
とな…
指さされたのは列とだいぶ離れた館。
貴重な情報を頂いたお礼を丁重に述べ
急いでチケット売り場のブースへと向かいました。
こちらも結構混んでおりましたが
何とか手に入れて列に戻り直します。
入り口のゲートで荷物のセキュリティチェックがあり
いよいよ次は私たちの番だ、と待っていると
前にいたフランス人家族が
列から外され、トボトボと例の館へ歩き出します。
そう、彼らはチケットを買っていなかったのです。
何十分も待たされて門前払いを受け
チケットを買い並び直すとは、不憫極まりない。
ヴェルサイユを訪れる日本人観光客は
そんなに多くなかったにも関わらず
たまたま後ろに並んだのが
ミュージアムパスを持っている日本人でよかった。
私たちも改札で門前払いされるところだったわ^^;
こうした過ちや煩わしさを回避したい方は
ウェブでチケットを取得してから向かいましょう。
ようやくゲート内へ
広大な敷地に絢爛豪華な宮殿
贅を尽くした鏡の間や
王や妃、子息の間などを見学。
池田理代子先生が描いた
ヴェルサイユのばらのシーンが
脳裏に次々と浮かびます。
逼迫した財政であるにも関わらず
貴族とその周りに群がる人々が
私利私欲を求めて
この宮殿を舞台に
複雑な人間関係を築いていたのだな…と思うと
煌びやかな装飾が無機質に思えます。
しかし芸術に罪はありません。
依頼者の求めに対し
全身全霊で表現した絵画や調度品は
紛れもない美として目に映りました。
パリへ帰還
王朝の興亡で紡ぐフランスの歴史を
見守り続けるセーヌ川は
この日も穏やかな表情です。
パリ本店のショップ巡りなどし
一旦ホテルに戻って夕食へ。
Le relais de L'Entrecote
ル・ルレ・ド・ラントルコート。
モンパルナスにある
老舗のステーキハウスでして
週末の金曜日というのもあって満席でした。
少し待たされてお席に着くと
メニューはくるみのサラダと
リブロースステーキのセットのみと告げられます。
好みの焼き加減を伝えると
熟練のマダムがテーブルクロス上にメモ。
あとは料理が登場するのを待つだけです。
くるみのサラダ
シンプルで美味しくてありがたい。
こういうのを求めていたの。
リブロースステーキとポム・フリッツ
ソースはバジルなどが効いた
ハーブ入りの秘伝ソース。
食べ終えるとおかわりするか尋ねられます。
なんて事のないお肉ですが
潔い赤身で肉の味わいもしっかりしており
調子に乗って2回もお代わりしていまいました。
ローストビーフやらシャルキュトリーばかり食べていたので
きちんと火を通したお肉に飢えていたのかも。
しかしフランスのカジュアルなレストランって
何であんなにテーブルが小さいのかしら?
しかも店を埋め尽くすように設置されているから
テーブルの間を立派なヒップのマダムが通ると
机の上のグラスが押し倒されそうになります。
身振り手振りつきのおしゃべりも危険^^;
たくさん歩いてたらふく食べて
この日もバタリと倒れるように就寝。
いよいよ翌日はあの地へと旅立ちます。
つづく…