暑い最中を僅かな荷物を持ち、不安な面持ちで瓦礫の中を逃げ惑うレバノンの人々。老人も幼い子供達も沢山いる。爆撃で死んだ子を抱きかかえて泣き叫ぶ男性。彼らの服装からして、モスレムと直ぐ分る。7月12日にイスラエルの空爆が始まって既に1ヵ月を経過、レバノン側1100人、イスラエル側158人の死者を出している。レバノン側の9割は一般市民である。
ニューヨーク・タイムス(8/12)に時系列的な犠牲者数 . . . 本文を読む
8月9日のエントリーで記憶に任せて「菊花の契り」を述べたが、曖昧だなと些か気になって上田秋成の<雨月物語>を読み直した。どうやら、大凡の流れは合っているが、話の内容は相当に違う。読んでから半世紀近くも経過すると、実に記憶もいい加減になるものだ。「契り」も「約(ちぎり)」が正しい。恥ずかしい限りである。それで、訂正の意味を込めてもう一度この話の内容をやや詳しく紹介したい。
なお、この物語は小泉八 . . . 本文を読む