まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.658 登録有形文化財巡り・大阪市内編

2017-01-24 11:19:46 | 文化財
おはようございます。










登録有形文化財巡り大阪市内編はまだまだ続いています。高層ビルが乱立する都心部でもポコンとエアポケットに入ったかのようにレトロな建物や時代の流れを感じる建物に出会うことがあります、その建物がある場所は何か空気と言うか雰囲気が変わるんですよねえ、町中だから味わうことができる感覚もまた乙哉と言ったところです。
今回の前半はミナミで見つけた文化財、ミナミこそ文化財に無縁な印象がある町なのですが、そのミナミを代表する写真1枚目の大阪のお馴染みの塔が登録有形文化財。もう当たり前の様にある大阪のシンボルですが、これが文化財と言うには何か、何かなあ~ってな感じもします、まあ周辺の雰囲気が独特なだけにそう言ってしまいそうなのですが。この塔の根元はヨーロッパの町並を模した感じで放射状に道が伸びているのですが、その中の1本の道を入ってすぐの所にあるのが写真2枚目~4枚目にある建物、雑猥なイメージがある町中でポッと現れるレトロな建物、この雰囲気の落差がまたいいんだよな。









堺筋に入って一方通行の道を北へと進むと、日本橋付近に差し掛かって進行方向右側に写真1枚目、2枚目にあるモダン風な大きなビルが見えてくる。ここは高島屋東別館で実は登録有形文化財ではありません、ただ建物の様式がそれっぽいので取り上げました、何とかの事情を言うとすれば間を持たせるために取り上げたのですが、そんなことはどうでもいいか、本館が難波の中心地にあるのでその別館となるわけだが、商業施設ではなく展示場とかで使われているとか。さて、この近くにある登録有形文化財はここから少し北側にある写真3枚目~5枚目にある基督教会、いや、キリスト教会、なぜ場所によって名称のキリストが「基督」と「キリスト」と使い分けられるのだろう、何か意味があるんでしょうか?まあ、宗教のことにはあまり興味はもちたくないのでここは軽くスルーしておきましょう。最後の写真は高島屋の本館が入る南海ビル、南海難波駅、なんばシティーを併設した大型商業施設と交通機関、しかも屋上にはスイスホテルの高いビルが天に向けて突っ立っている。ここは以前は自分(一人称)にとっては庭であったと言ってもいい所だったが、その時はもちろんこのビルの外観には興味も何もなかったから、離れて初めてその良さが分かると言ったところでしょう。












堺筋を更に北へ、北浜方面へと向かう、その通りにはいくつもの東西を通る道が交差しているが、中央大通を過ぎて4つ目の備後町1丁目交差点を左へと曲がると写真1枚目~4枚目にあるビルへとたどり着く。入口にはのプレート、今までは多く見てきたが、重要文化財にもプレートがあったんだ、初めて見た。大概、神社仏閣にある重要文化財にはの看板が立っているがプレートがあったのは知らなかった、まあ、これがあることが分かったことで文化財巡りにまたひとつ楽しみが増えたとでも思っておきましょう、と言うことで本文がすき間だらけで読みにくくなってしまったことをご了承ください。
写真5枚目~7枚目、北浜の高層ビルが建ち並ぶ中に一瞬オアシスか、と言う感じで現れた格調高き建物は幼稚園だとのこと、こんな由緒ある所に通える子供となると結構・・・いや、これはあまりにも偏見に満ちた言い方になってしまう。こんな建物の幼稚園を卒園したからと言っても将来はどうなるか分からないもんね、なんて言ってもやっぱりええトコの子が行く幼稚園なんだろうな。これ以上書くと変な方向へ行ってしまいそうなので今回はこの辺りで終わりにしときましょ、登録有形文化財巡り大阪市内編はまだまだ残っている所もあるので、引き続きその物件を探して走り回って行くことになりそうです、と言うことで次回もお付き合いよろしくお願いします。        まちみち

No.657 大河に朝ドラ、新ドラマいろいろと・・・

2017-01-23 11:09:58 | 日記
おはようございます。


大相撲初場所、稀勢の里が初優勝しました。自分(一人称)はこの人あまり好きではないので、このまま優勝できないキャラを貫いてくれることを期待していたのですが、いつも勝負師らしく厳しい顔つきの男があんなに熱い涙を見せるなんて、ちょっと印象が変わってしまいました。まあこれまでも一生懸命やってきたわけだからいつかは優勝するやろう、とは思ってたもののここまで長く時間がかかったことを考えるとあの涙も分かる気がします、やっと報われたと言ったところでしょうか・・・と言いたいところですが、それにしてもライバルの横綱、大関陣があまりにも不甲斐ないことしきり。白鳳はまあ頑張ったものの他の2人の横綱は休場、大関に至っては休場、カド番、陥落ってもうこれじゃ稀勢の里に優勝してくださいと言わんばかりな感じ。昔の漫画で『がんばれタブチくん』でこんなネタがあった、絵がないので文章で説明すると↓↓↓

若手選手2人が「タブチさんって本塁打王獲ったことがあったっけ」「あったよ」との会話、それを横でニコニコしながら見ているタブチくん、若手選手「いつだったかな?」「あれは確か・・・」と考えて最後のオチは2人が口を揃えて「王さんがケガした年だ!!」でタブチくんドテッ・・・

と言う4コマ漫画があった。今回の稀勢の里の優勝がそんなことを言われないようにしなきゃね、来場所は横綱になることだし(ってこれ確定なの?)強い相手を倒して優勝しなければ、タブチくんみたいに言われかねないかも。まあ自分(一人称)としては一番復帰を願いたいのは今日解説席を休場していた勝昭の方ですけどね、今の大関の不甲斐なさを思うと来場所も期待はできそうにないでしょう。




『おんな城主直虎』、昨日(22日)で第3話まで終わりました、今はまだ子役時代の話で、柴咲コウの本格的登場は来週からとなるようです。とりあえずここまでの感想はと言うと・・・結構面白い方ではないでしょうか、前回の大河があまりにもステルスマーケットが過ぎたためか、その足かせがない今回は地味な分一生懸命に作っていると言う感じ。まあ人の寄ったら女主人公はどうたらこうたら言う人もいますが、そう言うのは記号とステマの中でしか物を言うことができない食わず嫌いの頭から否定派、そんな人たちの声は相手にしないで頑張って作っていってほしいですね。で、まずその一端となっているのがNHKで流れているこれ↓↓↓





大河ドラマは毎年いろいろな仕掛けの予告を流してますが、今回のは凝ってますねえ、『江』の時は『龍子の部屋』ってふざけた番組をやってましたがこれはこれでまあまあ面白かった。今回はこの時代の興行師がラップ調でドラマのあらすじを謳っているのを観衆にまぎれて次郎法師が見ているというもの、あくまでも脇役に徹している柴咲コウの表情がなかなかいいのですが、このシリーズ、今後も続いていくのでしょうか、回を重ねる毎に柴咲コウの格好も変わっていたりして。
さて、その柴咲さんの登場は次回からと言うことで、ここまでは子役のおとわちゃんが頑張っています。ひとつ心配になるのがこの子役の子と柴咲コウが直結しないこと、ちょっと奔放で突き抜けた感じの今のおとわのキャラがそのまま柴咲さんに直結するのかなと。おとわちゃんが柴咲コウの芝居に合わせて子供時代を演じるのは結構きついと思うので多分柴咲さんが子役のキャラを引き継ぐ形になると思うが、違和感なく引き継ぐことができるでしょうか、楽しみに来週を待ちたいと思います。

今回見ている1月からの民放新ドラマは今のところ2つ、ひとつめはこれ↓↓↓




堤真一どうしちゃたの?てな感じもします脚本、演出が福田雄一となるとなるほど納得です。堤真一×福田雄一と言うと思い出すのがこれ↓↓↓



映画館に見に行きましたわ、これ、まあアホらしい映画だったが結構面白かった、元々福田氏のドラマ、映画はよく見る方なので今回の堤真一の突き抜けっぷりもまあ想定内の範囲と言えばそうなのですが・・・それにしてもよく50近い男にスーパーマンの恰好をさせたなあ、案の定第1話からそのアホらしさに大笑いで見させてもらいました。堤真一と言うと一番最初にこの人を見たのが大河ドラマ『武田信玄』、その時の暗~いイメージがずっとあったが、その後の活躍っぷりはもう周知の通り、極端に緩急を使い分けることができる人なので、今回のドラマも楽しませてくれることでしょう。それにしても小泉今日子の奥さんはひどいな、「殺すぞ!!」はないでしょ、あれじゃ旦那が可哀想すぎるよ・・・。
もうひとつは火曜夜22時からの『カルテット』、こちらはまだ第1話が終わったばかりで手探りな感じ、主役となる4人の何ともぎこちない会話が妙にシュールで引き込まれました。中に苦手な人が一人いるのですが久しぶりの松たか子出演と言うことで視聴決定、まあ見てみたら苦手なのも何とかなるもんです、ってピョンキチとかトットちゃんとか結構見てるんですけどね。同じ家に同居することになった4人それぞれが何か訳ありそうな感じで、回を重ねる毎に謎が紐解かれて行くような展開になりそうです、こちらも楽しみに見ていこうと思います。


いまだにネットではいろいろと言われている朝ドラ『べっぴんさん』、年も改まっていきなり時代は10年も飛びました。見ている人によってはその10年が大事やろ~とか言う人もいるようですが、そのドラマにはその世界があるのです、いろいろと紆余曲折があったのだろうと想像しながら今があるのだと思って、堅苦しいことは言わずに見ていくようにしましょう。その10年の間にはキアリスは全国に名前が知られるほどの店になり、あの頃小さかった子供たちは皆高校生になりました、すみれの娘さくらも気持ちは分かるのですがちょっと困った子になってしまったみたいです。
母娘の確執は今までの朝ドラでもよく描かれていたので今回もまたか~と言う感じですが、去年のあさとは違って今回のさくらは最初からの決断がはっきりしないキャラのまま母親になった感じで、特に今の娘に家出された辺り自分がどうしたらいいのか迷いに迷っているところです。そんなすみれに優しくアドバイスをくれているのが菅野美穂のナレーション、今回のドラマではあらすじをあ~だこ~だと説明する有働さんのようなナレーションではなく、その時の娘たちの迷いを同じ目線になってアドバイスするようなナレーションが静かにこのドラマを支えてくれています。しかし当たり前のことながらすみれにはそんな母からのアドバイスは聞こえません、すみれ自信が娘にどのように接していくかを考えなければならない、その辺りがこのドラマをもどかしくも楽しみにさせてくれるでしょう。





ホントはこの話、正月に神戸を走ってその時の話と絡めてお送りしようと思っていたのですが、正月の走りは中止、神戸来訪は早くても2月の連休中になりそう、まあ予定は未定ですが。あのファミリアのレトロなビルはどうなってしまったのでしょう、ってもうどうなったかは知ってるけど、ここが今のドラマの支えとなった場所なんだと言うことを再確認しに行ってみようと思っています、まあ行けたらの話ですが。と言うことで今回は旅の話はお休みで相変わらずのドラマの話ばかりさせていただきました、次回もお付き合いよろしくお願いします。         まちみち


No.656 宇治田原町

2017-01-23 00:24:48 | まち
おはようございます。











去年の年末に宇治方面を走った時の話をしていきたいと思います。まあどこへ行こうかと迷いながらとりあえず京都方面へ向けて走っていたのですが、この日は北からの風がきつい日、漕いでも漕いでも相棒君は前へ進んでくれない。城陽市の国道163号線との交差点に着いた時に、風を避けたいと思い東へと向かうことに決めた、東とは言ってもほとんど北と同じ方向で風がきついのには変わりなかったが。しかも国道163号線はここから上り坂となって山の中へと入って行く、こりゃ~選択間違えたかな・・・とも思ったが、まあええ、このまま行ってしまおう。道は緩やかなカーブが続く上り坂を進んで行って峠越え、薄暗い樹々の中を過ぎて坂を上り着いた所で宇治田原町へと入る、景色が開けた所がもうニュータウンの一角となっていて、道は緩やかな下りとなって町の中心地へと差し掛かって行く。










国道163号線は途中で右へと折れてその辺りからが宇治田原町の中心地へと入って行く、町とは言っても周りを山や畑に囲まれた所で、どことなく平野にある町からは隔離されてしまった感じの所。国道から脇道へ入ると写真1枚目にあるお茶の工場があり、ほんのりとお茶の葉の香りが漂ってくる。写真2枚目は茶畑、この辺りはお茶の産地としてもお馴染みな所で、写真3枚目にあるマンホールにも「お茶の町宇治田原」と模られている。国道へと戻り今度はその北側にある町並へと出る、このまま東へ行ってしまうと宇治からは離れてしまうので、町役場付近で折り返して特にこれと言った見所のない町並の中を抜けて集落の一番西の端へとたどり着く。










写真1枚目~3枚目は町の西の端にある道標、各地からの距離が示されているが「宇治ライン」の文字があるところからすると左程古いものではなさそう、ここから山の方へと伸びている道が宇治へと向かう道と言うことで、相棒をそちらの方へと走らせることに。しかし上の写真を見てもお分かりのことだと思いますが、空模様がはっきりしないこともあって山の中へと入って行くとまあ寒いこと寒いこと、陽が完全に隠れてしまって山の合間から吹いてくる風が冷たくて仕方ない。山間と言ってもここからは基本下りなので自転車を漕がなくていい分風当たりはきつくなるばかりで体は冷えてくる一方、やがて宇治川の支流が横に沿ってくるのでまた寒さが増してくる。しかしそんな下がりっ放しのテンションを救ってくれたのが写真にある風景、この付近は寒いせいか紅葉の時期が遅いようで、この日はなかなかの見頃なようだった、その風景については次回いろいろとお送りできることだと思います、何せ相棒を何度も止めて写真撮ったもんね。
と言うことで、しばらく走ると大津方面へ向かう道との分岐点の端へとたどり着く、そう言えば以前1度この道を通って大津まで走ったことがあった。その時も今回と同じ冬の寒い日、山あい川沿いの道を震えながら大津まで走ったんだっけ、その時に寒さ以外に苦しめられたのが走っていたら所々で現れる片道通行の信号機↓↓↓



そうそう、これですわ。ちょうど悪天候の後で地盤が緩んでいたらしく、崖崩れが頻繁にあったので山側の道を封鎖しての片側通行、自転車やからそんなん無視して走ったらええねん・・・とはやはりそれは良心が許さない、信号機に出会うと赤ならきちんと止まって青になるまで待ってから走る。しかし信号の片側通行のための時間は車の速度に合わせて設定されているらしく、狭くなった区間を走っているとたまに間に合わなくなって反対側から車がやって来ることしきり、結構怖い思いをさせられてしまいました。さあ、今回は宇治方面へその時とは逆方向へと進むわけですが、どんな風景に出会えることとなるでしょうか、そして交通事情に悩まされることなく無事宇治まで走ることができるのか、その模様はまた近日公開とさせてもらうことにしておきます、そんなわけで次回もお付き合いよろしくお願いします。        まちみち

No.655 各駅巡り・JR和歌山線(2)

2017-01-21 22:19:27 | 鉄道
おはようございます。


唐揚げには塩やな、レモンではないな・・・って分かる人のは分かる話。









JR和歌山線各駅巡り、このシリーズでは奈良県内に限ってのお送りとなるのですが、和歌山県内もいずれは走ってみようと思っています、とりあえずは前回の続きから行ってみることとしましょう。なお、今回お送りするのは、前半が去年の秋に明日香村に案山子を見に行った後の話、後半は前回の吉野口駅の時と同じ去年の春、ともう季節感バラバラ、要は今回の各駅巡りはこれまでの走りをつなぎつなぎでお送りする形となってしまっています、その辺りご了承ください。
まず最初の駅は掖上駅、明日香村からは山をひとつ越えて彼岸花が咲き乱れる山里の中を抜けてやって来ました。写真1枚目にある昔ながらと言った感じの駅舎は、静かな雰囲気の集落を抜けた少しわかりにくい所にあった。無人駅でホームは2面の対面式、wikiによると明治から昭和初期にかけては壺阪駅を名乗っていたとのこと。壺阪と言うと高取町の中心駅となる近鉄壺阪山駅やその奥の山奥にある壷阪寺のイメージがあるので、御所市に当たるこの場で壺阪と言うとどうも違和感がある。








ここからは線路に沿って行く道がないので、北側を通ってい県道へと出て次の駅へ向かうことにする。しばらく走ると目の前に厳つい感じの高架の道路が見えてくる、これが新国道24号線、別名造る気あんのか京奈和道、いや、造る気は満々なのでしょうが現実はどうも厳しくて、この高架道も南へ進んだ所で一端寸断されてしまっている。その高架道の下に次の玉手駅がある、写真にあるように駅舎はなく畑の真ん中にホームがポツンとある感じ、近くにある高校の通学の便を図るために造られた駅である。その高校と言うのが御所実業、今は天理に変わって奈良県の高校ラグビー界を背負って立っている感じの御所実、何で東福岡に勝てない・・・、前回の決勝に続いて今年は準決勝で対戦も途中まではリードしていたのも逆転されて最後は1点差での敗戦、これは悔しかったなあ~。去年はセンバツで智辯学園が優勝、それに続いてと言う感じで期待してたんですが、なぜ東福岡に勝てないのか・・・。
あ、電車がやって来ました、ここは気分を変えて彼岸花と電車のコラボとでも行きましょう、と言うことで2枚撮ったのですが、構図が何たら、色合いが何たら、電柱が被ってるやないかとか言われそうですが、そんなのは自分(一人称)の写真には関係ありません。自分(一人称)が見た風景を四角い枠に収められたらそれでいいのです、電車の青と赤と緑の交響曲、自分的にはこれで十分満足なのです、まあこんな寒い時期にお送りするのはあまりにも的外れな気がするのですが。












御所市の市街地へと向かって進むと、駅に近づくにつれて周辺の町並もなかなかいい雰囲気のものとなってきます。狭い範囲に狭い通りが碁盤の目のようになっている町並、時代を感じさせる古い家屋が多く建ち並ぶ場所はJR線を挟んで西側の国道24号線が通っている賑やかな所とはまるで対称的な感じである。少し寂れたアーケードの商店街を逸れた所に次に目指す御所駅がある、「御所」と言うと京都のあの場所を思い出しそうだがこちらは「GOSE」と読む、ってもう皆知ってるよな、御所実が花園で頑張ってんだから。JRの駅は最近は橋上化されてつまらない形の駅舎に変わりつつある所が多いが、この駅は市の中心駅であるのに最後の写真にあるように何とも趣のある木造駅舎、こんな感じで古い駅舎がそのまま残されていると言うのは何ともいい事である。







御所駅を後にJR線に沿うように北へと向かう道を進んで行く、この道は通称下街道、この道はここでももう何度も紹介したことがある道で、大和郡山から南へと進んで大和高田、御所、五條へと至る道、更には高野山までの参拝道として昔からあった道である。駅前から下街道に入るとこの辺りも旧街道の雰囲気が漂う町並が続いていて、静かで落ち着いた町中を北へと進んで行くこととなる。やがて家並は途切れ田園風景の中へ、そのまま進んで行くと写真1枚目には菜の花が咲いている場所、また季節は戻ってしまいましたねえ、写真は去年の春に撮ったものです。やがて次の大和新庄駅へとたどり着く、こじんまりとした駅舎にホームは1面だけ、典型的なローカル線の駅風景と言った感じである。この駅があるのは葛城市、元は北葛城郡新庄町だったが周辺の街との合併で葛城市となった、奈良県では宇陀市と並んで歴史の新しい市である。しかし市の中心駅となっているのは近鉄新庄駅の方で、JRは株を奪われてしまったと言う感じ、確かに国道に近い近鉄の駅と比べるとこちらは市の玄関口にはあまりにも寂しすぎる所。
ちなみにこれは余談であるが、宇陀市の中心駅近鉄榛原駅、葛城市は中心駅ではないが近鉄尺土駅は近年近鉄特急停車駅となった、これによって奈良県で近鉄特急が停まらない市は近鉄が走っている市の中では大和郡山市、天理市、香芝市、桜井市。桜井市の代表駅となる近鉄桜井駅は大阪線の駅の中では乗降客が近鉄大和高田駅や榛原駅よりも多いのに特急を停めてもらえない不憫な駅、まあチョコチョコ停まる特急もどうかと思うのですが。ちなみに御所市は、と言うと、近鉄御所線は特急が走ってないが、吉野線にある吉野口駅が御所市なので近鉄特急が停まる市となっている・・・って何でこんな話になってるんだ、JRの話をしなきゃ・・・と言うことで次回は終点の王寺まで、一気に行ってみようと思っています。最後は相変わらず話が逸れてしまって無駄に長文になってしまいましたが、これに懲りずに次回もお付き合いよろしくお願いします。         まちみち

No.654 出発!ローカル線聞きこみ発見旅・箱根登山鉄道編

2017-01-19 11:08:14 | 箱根
おはようございます。











16日の『出発!ローカル線聞きこみ発見旅』は箱根登山鉄道でした、箱根となるともう黙ってはいられない、と言うことで今回は番組を見た感想やあと箱根についていろいろと話してみたいと思います。箱根取り上げるの久しぶりやなあ、思えば2015年のGWに言って、その後は年末に箱根湯本まで行って以来足が遠のいている、今は遠出ができないので多分今年も行くことはできないでしょう。よくテレビを見て「これを見て旅に行った気分に・・・」とか言いますがそんなことあるかいな!ああ~行きてぇ~ってそれしかないわ、今回はそんなことを思いながら見ていた2時間でした。







『聞き込みローカル線』から続いてもう3年近くなりますが、箱根登山鉄道は初めてだったんですね、まあローカル線ではないし本数も多い純然たる観光路線だから、あまりこの番組で取り上げられる路線ではなかったのかも。旅人は森田順平と祥子、カンカン先生はこの番組最多登板だったか、もう常連と言う感じで安定の森田氏と言ったところ、ただ安定と言うと面白味がないと言うことにもなりかねないが、この人の場合は攻める攻める、一番ポイントを稼げそうな宮ノ下を外す辺りはテレビやディスプレイを見ている人にただの聞きこみと違うぞ!とでも訴えてくるかのような感じ、電車の本数が多いのに恵まれたとは言え、自らハードルを上げて見ているこちらを楽しませてくれるなど、さすが聞きこみのベテランと言う感じでした。一方のパートナーは祥子・・・って誰?と思って調べたら映画『D坂の殺人事件』に出ていた人か、旅の時は何かフワフワしていてイメージが違うような、そしてこの人もカンカン先生に感化されたのか、彫刻の森駅では美術館ではない所を2つ発見しようとか攻めの姿勢、聞きこみも積極的で、週刊誌のグラビアとかに出ている時とは全然違うイメージの人でした。
この番組、旅人の男女のコンビネーションと言うのが結構ポイントになるのですが、今回は最高でしたね、たまに見ていてこの人たち合わないなあとか引きづられてるなあと思うことがあるが、今回は息もピッタシ、「回れ右、45度」なんてもう見事なシンクロっぷrでした。二人の息が合ってなかったと言えば近鉄南大阪線の時の河相我聞と片岡安祐美、唯一の奈良県の聞きこみじゃねえか!!この二人の時は名所が見つけられずにあきらめて戻ることを「逃げる勇気」とか言っていたが、今回の旅でも結構空振りはありました、しかし攻めの森田氏はもうスパッとあきらめて次へと次へと進んで行く、電車の本数があったとは言えこの辺りもさすがベテランの決断力と言う感じ。祥子さんも歩きや階段の上り下りも積極的に着いてきて、ベストパートナーっぷりを見せてくれました。












今回の番組の繊細についてはこちら。10個の名所登録には店や宿泊地、観光名所とまあこの辺りは箱根なので無難に達成することができました、でも自分(一人称)としては下車した駅から歩いた風景の方に目が行きました。箱根板橋では海の風景、箱根湯本では観光客がひしめく通りの風景、大平台では温泉街の風景、少しづつ標高が上がって来て強羅では高台から海の向こうに房総半島が見える場所へ、残念ながら房総半島は見えなくて名所登録はならずでしたが、標高の高い所までやって来たことを体現できる場所でした。その後はケーブルカーで早雲山へ、自分(一人称)は強羅から早雲山まで自転車で走ったことがあります、走ったと言うよりは押して坂道を歩いたとでも言うべきか、何せこの辺りは物凄い急な坂道、ふくらはぎの裏がつりそうな感じでした。










早雲山駅前からは上の写真2枚目にあるように海が見えたであろう眺望・・・この日は生憎の曇だった・・・、番組では最後はここからロープウェイで大涌谷まで向かいました。思えば自分(一人称)が行った2015年のGWはちょうど箱根で火山活動が活発になり、大涌谷は立入禁止区域に、ロープウェイも運転中止になるなど箱根ではありえないほどの異常事態になった時でした、その間は風評被害などもあって箱根もいろいろと言われたりしてました、とても残念なことでした。でも今はそれももう解除されて、大涌谷も以前の賑わいを取り戻した感じ、それにしてもロープウェイから見えた富士山、あれはもう反則並みのきれいさでした。そして祥子さんも感動してましたが、車窓の眼下には大涌谷の火山活動で崖の淵から噴き出す煙、あれこそが地球が生きていることを実感できる光景である、まあその活動が行き過ぎてちょっとえらいことにもなってしまったが、やはり箱根と言えば大涌谷ありと言った風景がこれからも続いてほしいと言ったところです。ああ~、やっぱり行きたくなるなあ、今年は行けるやろうかな・・・無理かもなあ・・・、箱根のこととなるとやっぱり熱くなってしまいますね、僕の悪い癖・・・と言うことで、次回もお付き合いよろしくお願いします。       まちみち