よろしくお願いします。
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今回は万葉歌碑巡り、正月3日に和歌山へ走った時に巡った歌碑についてお送りしていこうと思います。まずは県境を越えて和歌山県に入ってすぐの所にある写真3枚目~6枚目にある万葉歌碑、この辺りについては前に橋本市まで走った時の巡りで来ているのですが、その時に国道24号線の向かいにある歌碑に気を取られたために確保し損ねた歌碑でした↓↓↓
「あさもよし 紀伊へ行く君が 真土山 越ゆらむ今日ぞ 雨な降りそね」(作者不詳・巻9-1680)
その場所から坂を下って道を左に折れた先にあるのがJR隅田駅、その駅前にあるのが下にある歌碑↓↓↓
「真土山 夕越え行きて 廬前の 角太川原に ひとりかも寝む」(弁基・巻3-298)
どちらの歌にも出てくる真土山、これについては前回の巡りの記録の時にも取り上げています。山と言うよりも奈良と和歌山の境界線にある峠のこと、その山を越すと紀伊の国に入ると言うことで、旅人も思いも新たになることなのでしょう、雨も宿も旅には考えどころとなるテーマ、昔も今もその辺りは変わらないことでしょう。
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国道24号線にある道の駅紀ノ川万葉の里へとやって来ました。万葉の里と言うだけあってこの辺りには歌碑は多そうなのですが、資料を調べるとその場所が山の上とか紀ノ川の中州とかで、短い時間の中ではいけない所ばかり、結局そこで見つけることができたのは下に挙げた4つの歌だけでした↓↓↓
「紀伊の国の 浜に寄るといふ 鰒玉 拾はむと言ひて 妹の山・・・」(作者不詳・巻13-3318)
「妹に恋ひ 我が越え行けば 背の山の 妹に恋ひずて あるが羨しさ」(作者不詳・巻7-1208)
「背の山に 直に向へる 妹の山 言許やも 打橋渡す」(作者不詳・巻7-1193)
「人ならば 母が愛子ぞ あさもよし 紀の川の辺の 妹と背の山」(作者不詳・巻7-1209)
どの歌にもあるのが背と妹の文字、それぞれが背の山と妹の山を表しているようです。背ノ山はこの近くの交差点名にもあるのですが、国道24号線の北側にある山のこと、一方の妹の山は紀ノ川を挟んだ対岸にある山のこと。二つの山は男性と女性に例えられて、この地を舞台とした物語として歌に詠まれたのでしょう。一番下にある歌碑は国道24号線の歩道の分かりにくい所にあって、あわや見逃してしまいそうになった、ここでの取れ高が結構ガックリしたものだっただけに、この歌碑を見つけることができたのは嬉しかった。でも巡り切れなかった歌碑については、今度はもっと時間をかけて来なければならないところ、またまた宿題として残ってしまうこととなりました。
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万葉歌碑・・・紀伊風土記の丘
万葉歌碑巡り最後の目的地、紀伊風土記の丘へとたどり着きました。もう夕方も近くなって時間もあまりないところ、しかし園内には古民家や古墳など見所も多く、駆け足で巡るにはあまりにももったいない。そんな中を案内板を頼りに万葉植物園へとたどり着く、小高い丘にはその植物に関する歌碑が立っていて、その模様についてはフォトチャンネルにてのお送りとしています。大きな歌碑の中には柿本人麻呂の歌が掲げられた歌碑もありました↓↓↓
「いにしへの 人の植ゑけむ 杉が枝に 霞たなびく 春は来ぬらし」(柿本人麻呂・巻10-1814)
「春は来ぬらし」とは春がやって来たらしい、との意味ですが、走ったのは正月3日だったので春はまだまだと言った頃でした。まあ時期的は春はやって来ましたが状況はまだまだ厳しそうです、感染者数も奈良県ではついに100人を超えてしまい連日の過去最多を更新、悪魔の足音は確実に近づいてきている感じです。GWはどうなってしまうんだろう、またまた暗黒の時を過ごさなければならないのかな・・・、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。 まちみち
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今回は万葉歌碑巡り、正月3日に和歌山へ走った時に巡った歌碑についてお送りしていこうと思います。まずは県境を越えて和歌山県に入ってすぐの所にある写真3枚目~6枚目にある万葉歌碑、この辺りについては前に橋本市まで走った時の巡りで来ているのですが、その時に国道24号線の向かいにある歌碑に気を取られたために確保し損ねた歌碑でした↓↓↓
「あさもよし 紀伊へ行く君が 真土山 越ゆらむ今日ぞ 雨な降りそね」(作者不詳・巻9-1680)
その場所から坂を下って道を左に折れた先にあるのがJR隅田駅、その駅前にあるのが下にある歌碑↓↓↓
「真土山 夕越え行きて 廬前の 角太川原に ひとりかも寝む」(弁基・巻3-298)
どちらの歌にも出てくる真土山、これについては前回の巡りの記録の時にも取り上げています。山と言うよりも奈良と和歌山の境界線にある峠のこと、その山を越すと紀伊の国に入ると言うことで、旅人も思いも新たになることなのでしょう、雨も宿も旅には考えどころとなるテーマ、昔も今もその辺りは変わらないことでしょう。
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国道24号線にある道の駅紀ノ川万葉の里へとやって来ました。万葉の里と言うだけあってこの辺りには歌碑は多そうなのですが、資料を調べるとその場所が山の上とか紀ノ川の中州とかで、短い時間の中ではいけない所ばかり、結局そこで見つけることができたのは下に挙げた4つの歌だけでした↓↓↓
「紀伊の国の 浜に寄るといふ 鰒玉 拾はむと言ひて 妹の山・・・」(作者不詳・巻13-3318)
「妹に恋ひ 我が越え行けば 背の山の 妹に恋ひずて あるが羨しさ」(作者不詳・巻7-1208)
「背の山に 直に向へる 妹の山 言許やも 打橋渡す」(作者不詳・巻7-1193)
「人ならば 母が愛子ぞ あさもよし 紀の川の辺の 妹と背の山」(作者不詳・巻7-1209)
どの歌にもあるのが背と妹の文字、それぞれが背の山と妹の山を表しているようです。背ノ山はこの近くの交差点名にもあるのですが、国道24号線の北側にある山のこと、一方の妹の山は紀ノ川を挟んだ対岸にある山のこと。二つの山は男性と女性に例えられて、この地を舞台とした物語として歌に詠まれたのでしょう。一番下にある歌碑は国道24号線の歩道の分かりにくい所にあって、あわや見逃してしまいそうになった、ここでの取れ高が結構ガックリしたものだっただけに、この歌碑を見つけることができたのは嬉しかった。でも巡り切れなかった歌碑については、今度はもっと時間をかけて来なければならないところ、またまた宿題として残ってしまうこととなりました。
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万葉歌碑・・・紀伊風土記の丘
万葉歌碑巡り最後の目的地、紀伊風土記の丘へとたどり着きました。もう夕方も近くなって時間もあまりないところ、しかし園内には古民家や古墳など見所も多く、駆け足で巡るにはあまりにももったいない。そんな中を案内板を頼りに万葉植物園へとたどり着く、小高い丘にはその植物に関する歌碑が立っていて、その模様についてはフォトチャンネルにてのお送りとしています。大きな歌碑の中には柿本人麻呂の歌が掲げられた歌碑もありました↓↓↓
「いにしへの 人の植ゑけむ 杉が枝に 霞たなびく 春は来ぬらし」(柿本人麻呂・巻10-1814)
「春は来ぬらし」とは春がやって来たらしい、との意味ですが、走ったのは正月3日だったので春はまだまだと言った頃でした。まあ時期的は春はやって来ましたが状況はまだまだ厳しそうです、感染者数も奈良県ではついに100人を超えてしまい連日の過去最多を更新、悪魔の足音は確実に近づいてきている感じです。GWはどうなってしまうんだろう、またまた暗黒の時を過ごさなければならないのかな・・・、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。 まちみち
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