まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1655 吉野川分水(10)・・・国営東部幹線水路、その6

2021-10-14 11:02:22 | 吉野川分水
よろしくお願いします。























吉野川分水巡りは前回で西部幹線水路の方が終わりましたが、東部幹線水路の方はまだ途中、今回と合わせてあと2回で終わらせて支線巡りへと入ろうと思っています、早速行ってみることとしましょう。
水路は天理市内を国道169号線と山の辺の道に絡み合うように進んできて、ここまでもいくつかの支線を分岐させながら天理市内の中心部に近い部分へと差し掛かってきている。国道から分かれて県道51号線へと入ると古墳が並ぶ所を通り過ぎて、国道25号線と交わる杣之内南交差点、この一角にある分水工は天理市の西部にある田畑へと向けて支線水路を分岐させている重要なポイントとなっている。その交差点を過ぎて天理高校の脇を通り抜けて、石上神宮の前を過ぎると布留交差点へ、以前に川巡りで取り上げたこともある布留川と吉野川分水が交差している所には、写真にもあるようにここに吉野川分水の施設がある看板が立っている。この辺りは天理教本部の近くで詰所がたくさん建ち並んでいる、その中を進んで行くと次の北大路が分かれる豊井町交差点、ここにも吉野川分水の看板が立っている。しかし西部幹線水路の時もそうだったが、田園風景では姿を見せていた水路も都市部に入ると地下に隠れて見えなくなってしまう、まあコースは分かっているのでここからは感覚で進んで行くこととしよう。













姿が見えなかった水路がやっと確認できるのが名阪国道天理インターの手前にある分水工、ここからも支線が分岐している、この辺りまで来ると自分(一人称)が通っていた小中学校の校区に入ってくる。かつて知ったるめっさ地元・・・と言った感じでこれから町を通り抜けて行くわけだが、もちろん吉野川分水はこの辺りではどこを通っているかは分からない、次に水路が姿を現してくれるのは下の3番目のゾーンの写真にある場所となる。さて、その自分(一人称)が昔住んでいた所も田畑が広範囲に広がっていて、存分に吉野川分水の恩恵を受けているのだろうと思いきや、この辺りでは白川溜池を起点として農水路が天理市の最北部、大和郡山市の東部地域をカバーしている。この白川農水路については昨年駆足で巡った記録をお送りしました、あの時はあまりの暑さに頭がボ~ッとして熱中症の一歩手前と言った感じだった。このゾーンの写真4枚目以降はその時の巡りのものを貼りました、まあ吉野川分水巡りにハマるきっかけになった巡りになったかも知れません、それでは本題に戻って吉野川分水巡り、続きと行きましょう。

















国道169号線の森本バス停横にある神社の薄暗い森を抜けて菩提仙川に架かる橋を渡ると、久しぶりに幹線水路が姿を現してくる。ここは昔子供の頃よく遊びに来ていた所だがそれももう45年以上前のこと、その時にこの水路があったかは全く記憶にない、まあ気にかけることもないわな。東部幹線水路はこの先の県道に出た所にある分水槽で、奈良市南部の田畑へ水を供給する支線を分岐して左へと曲がり、県道51号線に沿って進んで行く。ここからは平野部に入っているので、幹線水路はもう完全に地下に埋まってしまって姿を見かけることはなくなってしまう、この先は西部幹線水路の時と同じく、マンホールを手掛かりにして行くしかない。JR万葉まほろば線の踏切を渡ってそのまま真っ直ぐに行くと、頭上に吉野川分水を示す看板を見かける。車の行き来が多い道路の脇には小さな分水槽があり、その柵には「大塔ダムから○○km」と記された看板が掲げられている、この看板も吉野川分水巡りの手掛かりとなるアイテム。分水槽の隣には溜池があるが、これが吉野川分水にかかわるものなのかははっきりと分からない、むしろ白川農水路に関係しているのかも知れない。そんなわけでいよいよ大詰めとなった東部幹線水路巡り、次回はこの水路がどこへと通じて終点を迎えるのかを見届けて行こうと思います、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




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