まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.81 飛行機を見に行く(2)

2015-03-28 07:07:06 | 旅行記
おはようございます、には遅い時間の更新になってしまいました。前回の続きです。



枚方大橋を渡って左に曲がり河川敷の道を行く。左手側にはゴルフ場が見える、どうでもいいことだが自分(一人称)ゴルフには全く興味ありません。道は緩やかにカーブして淀川の支流芥川に架かる橋を渡る。


(芥川から枚方方面を臨む)

ここからは通称茨木街道をたどって走ることにするが、この区間は旧街道の雰囲気もなく面白味のない景色の中を進むこととなる。道は狭いが交通量は多く、阪急茨木市駅付近では人も多くなってスムーズに進むことができない。阪急茨木市駅から東本願寺茨木別院前を通り過ぎてJR茨木駅方面へとメインストリートを走り抜けて行く。


(茨木街道にある道標)


奈良から茨木までは結構行きにくくて、その都度どのルートを選ぶかで迷ってしまう。前にここへ来た時は阪奈越えから寝屋川経由で淀川を渡ってきた。今回はその時と比べると遠回りに感じるが時間は左程変わらない。いずれにしても奈良から走るには不便な所だ。輪行しようにも梅田を通らなければならないし運賃も高いし・・・
JR茨木駅を越えて府道14号線中穂積交差点をそのまままっすぐ行くと南北に狭い道が交差する所へとたどり着く。この道が亀岡街道で、道端には石の道標が立っている。ここまで町の喧騒の中を走って来たので、ホッと一息つける雰囲気の場所に来た感じだ。その道標の反対側には昔ながらの郵便ポスト、町中ではなかなか見ることができなくなったものだが、これもまたいい雰囲気を醸し出している。ここからは亀岡街道を北へ進み旧街道の雰囲気を残す町並の中をくぐり抜ける様にして走りやがて西国街道の郡山宿へ、ここからはいよいよ西国街道を走ることとなる。



(亀岡街道)


大きな構えの本陣跡から古い町並の続く郡山宿の通り、北側に沿って車が行き交っている国道171号線とは対照的なひっそり具合だ。しばらく走って、街道の雰囲気とは全くかけ離れたような大阪モノレールの豊川駅を過ぎて、旧街道は細かくうねるように進んで箕面市へと入って行く。坂道を上った所にある地蔵堂と石の道標、そこから続く道が旧街道の雰囲気を漂わせてくれている。


(郡山宿本陣跡)

(箕面市小野原付近)

勝尾寺への参道が分岐する所にも道標があり、そこから更に西へと進む。道は古い町並、国道171号線、新御堂筋との交差点、萱野の古い町並、再び国道とめまぐるしく景色を変えながら箕面の中心地へと差し掛かる。しばらく国道171号線を走って、人の行き来が多い牧落交差点、ここからは国道から斜めに分かれる細い道へと入る。





この道は旧街道の雰囲気の残す町並の通り、入ってすぐの所に牧落の高札場跡があり大小2基の石の道標が立っている。更に先へと進み阪急線の踏切を渡り所々古い町並の中を走り抜けて行く。旧西国街道は阪急箕面線に沿うようにして走りまたまた国道171号線へと出会う。



阪急石橋駅付近の国道171号線176号線が交わる石橋阪大下交差点から細い道を進むと阪急宝塚線の踏切へとたどり着く。踏切前には高札場跡の表示と西国街道と彫られた石の道標が立っている。踏切をはさんで線路と沿うように南北に通っている道が能勢街道、西国街道は踏切を渡って真っ直ぐのコースとなる。



街道はひとつ広い道との交差点を過ぎて、阪神高速の高架が沿う道へと突き当たる。ここは一番近い信号を渡って今走って来た道から直進する所まで戻って再び街道走りを再開。しかし西国街道とはすぐにお別れ、川沿いの道を走っていると飛行機の大きな機影が空へ飛び立っていく姿が見えた。目指すべく伊丹空港はもうすぐそこだ、この続きはまた明日、今回はここまでです。     まちみち